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体に害はある?人工甘味料の種類と危険性

人工甘味料の種類と危険性

今や我々の生活を支えてくれている人工甘味料。とても便利で世界でも人気を集めていますが、一方で体に害があるのではないかなどの危険性についても言われています。

ここではまず人工甘味料とは?という基本的なところを紹介し、種類ごとに具体的にどのような危険性があるのか、体に害はあるのかなどを検証していきたいと思います。

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人工甘味料とは?

人工甘味料とは?

今人気を集めている人工甘味料ですが、そもそも人工甘味料とは何なのか紹介していきます。

人工甘味料とは、甘みをつける甘味料を人工的に作ったものの事を言います。人工甘味料は大きく分けて2種類の分野に分けることができ、それが「合成甘味料」と「糖アルコール」といわれるものです。

合成甘味料は、この世にはない成分を人工的に作り出した甘み成分の事をいい、糖アルコールは自然界に存在する成分を人工的に作り出しているもののことを言います。

>>天然?合成?甘味料の種類と特徴

人工甘味料は甘みを持つのにも関わらずほとんどが低カロリーやゼロカロリーなのが特徴。その仕組みは人工甘味料が体に甘み成分だと認識されないことにあります。

本来なら糖質が体に入るとインスリンというホルモンが体を動かす源として各細胞に糖質を配分していきます。1日に配分する量が決まっているため、それ以上の糖質は全て脂肪細胞へと送られてしまい結果肥満につながります。

しかし、人工甘味料の場合、体が糖質だと判断をしないため吸収されず、摂取した翌日にはほぼ100%体の外へ排出されます。ですから結果的にゼロカロリーになっているという流れです。

カロリーゼロの飲料やダイエットチョコなど、本当にカロリーゼロなの?と思う商品もありますよね。カロリーオフの商品で甘みを感じるものには、全てといって良いほどこの人工甘味料が使用されています。

また、インスリンが働かないという事は血糖値があがらないことにもつながりますので、糖尿病やメタボリックシンドロームなど糖質制限をしている方も摂取できる甘み成分でもあります。

>>糖尿病対策向け人工甘味料の選び方

>>糖質制限ダイエット向け人工甘味料の選び方

成分によっては点滴や薬の添加物として使用されているものもあり、医療業界でも注目をされている成分です。さらに人工甘味料について詳しく知っていただくために、合成甘味料・糖アルコールそれぞれの特徴について詳しく紹介していきます。

合成甘味料とは?

合成甘味料はまさしく人工的につくられた甘み成分です。近年では人工甘味料といえば合成甘味料と同じ意味でつかわれることも多くなっていますが、本来は地球上に元々ない成分を人工的に作ったものだけを指す言葉です。特徴としては砂糖やショ糖ではつくれない高い甘味。

合成甘味料は基本的にショ糖よりも高い甘みを持ち最大で13000倍もの甘みを発揮する成分もあります。これほど高い甘みを持ちながらも、ゼロカロリーなのが一般的。

製造方法について日本の企業が特許を持っている成分もあり、ダイエットの際に使用されることも多いです。

>>合成甘味料の種類と特徴

糖アルコールとは?

人工甘味料の一部ではありますが、作られている成分は元々世に存在する自然の成分です。

糖アルコールは基本的にショ糖と同じ甘さかそれ以下が一般的で、もちろん甘味料としても使われますが、薬品や保存剤として活躍する事もあります。合成甘味料と違い元々自然の成分を作り出しているので、体への危険性は少ないといわれています。

唯一、気になる症状といえばお腹が緩くなってしまう事。糖アルコール全体の特徴として報告されているので、容量・用法をしっかりチェックして使った方がよさそうです。

>>糖アルコールの種類と特徴

人工甘味料の種類と危険性

人工甘味料の種類と危険性

これだけ身近な商品に使われている人工甘味料ですが、実は人気が出るのと並行して危険性についても言われ続けています。

成分によって危険度や内容も違うのでここからは種類別に特徴・危険性など詳しく紹介していきます。

スクラロースの特徴と危険性

スクラロースは合成甘味料の仲間で、イギリス生まれです。

甘みはショ糖の600倍ともいわれ、お菓子類やデザートなんかにも使われており、他の甘味料と比べてもまろやかな口あたりで、後味もしっかり甘さを演出してくれます。

スクラロースは世界的にも有名な機関からたくさんの認可を受けており、有名どころでいうと米国食品医薬品局(FDA)・世界保健機構(WHO)などから食品に使用していい成分だと認められています。

スクラロースは安全性が高い人工甘味料として世界中にしられていますが、やはり危険性の噂も絶えません。その理由はスクラロースの化学式にあります。

人工的につくられているスクラロースは、化学式だけ見ると農薬やダイオキシンなどと同じ「有機塩素化合物」に分類されています。もちろんだからといって同じ危険性とは限らないのですが、このことから学者たちの中では危険性がぬぐえないとされているのです。

138度をこえると塩素ガスが発生するという情報もあるのですが、実際の研究結果などでは発表されていないため、信憑性に欠けるというのが本当の所です。

心配される副作用には、白血病の原因・白内障の危険性・甲状腺の衰えなどがあげられていますが、今の所そういった症例はありません。スクラロースの1日許容摂取量は体重1kgあたり5mgです。

>>スクラロースについて詳しくはコチラ

アセスルファムカリウムの特徴と危険性

アセスルファムk(カルシウム)は他の合成甘味料と混ぜ合わせて使われることが多い成分です。特に海外で有名な人工甘味料で、アセスルファムkを取り扱っている会社という事で有名な企業もあるほど。

ショ糖よりも200倍の甘さをもっているのですが、意外に口の中での甘みはあまり残りません。ですから、くどい甘みが苦手な方も使いやすい人工甘味料です。

カロリーはゼロで、スポーツドリンクやダイエット食品に良く使われています。風味を良くする効果もあるので、コーヒー・紅茶などティータイムのお供にも良く登場。アセスルファムkはWHOとFAO(食糧農業機関)が共同で作った添加物の安全を調査する機関である「JECFA」の基準をクリアしています。

しかし厚生労働省が発表しているラットの実験では、規定量をこえた大量摂取により死亡が確認されています。また妊娠中のラットでは胎児に影響がでた結果があるため、妊娠中や授乳中は避けた方が良いとの見解が強まっています。

>>妊婦が注意すべき人工甘味料について

ただ規定量をこえない研究結果では異状が認められなかったため、容量をまもれば危険は回避されるという結論に至っています。

副作用としてはうつ病・頭痛・腎疾患・発がん性が言われており、これは複合されている塩化メチレンという成分が関係していると考えられています。アセスルファムkの1日摂取量は1kgに対し15mgと決まっています。

>>アセスルファムkについて詳しくはコチラ

エリスリトールの特徴と危険性

エリスリトールは糖アルコールの仲間で、かなりの安全性を認められています。

砂糖よりも少ない甘みでその濃度は70%ほどといわれています。糖アルコールは自然の成分をつくっているので、中々カロリーゼロの成分は無いのですが、このエリスリトールだけは唯一カロリーゼロの貴重な成分です。

虫歯予防のガムやあめにも良く使われていますが、調味料として家庭内でも活躍しています。他の人工甘味料が危険性をささやかれている中、エリスリトールは正式な機関などからの危険性についての情報はありませんでした。

ただ他の人工甘味料と共に使われることが多いので、混ぜ合わされている他の成分に気をつける必要はあります。

副作用というほどのものではないのですが、糖アルコールの特徴でもある緩下作用が気をつけなければいけない症状です。安全性の高いエリスリトールは1日の許容摂取量も決められていませんが、お腹をくださないために成人男性1kg0.66g、成人女性1kg0.80gが目安といわれています。

>>エリスリトールについて詳しくはコチラ

サッカリンの特徴と危険性

人工甘味料の中で一番歴史を持っているサッカリン。ショ糖の700倍ほどの甘みを出すことができ、実質のカロリーはゼロです。

水に溶けない性質なので加工食品などに良く用いられます。サッカリンは今でこそ安全に使える食品添加物だと厚生労働省から認定されていますが、1977年ごろには発がん性の危険があると使用を禁止されていました。

サッカリンを投与する動物実験での結果45匹中8匹にガンが見つかり、FDAが危険性をうったえ使用を禁止したのですが、その後の結果で一緒に使われていた別の物質が原因だったことが判明しました。

正式なアメリカの国家毒性プログラムより安全性が報告されましたが、一度広まってしまった危険性は中々消えず今も伝えられています。現在、心配される副作用としては不妊・胃酸過多・緩下作用があげられます。サッカリンは1日の許容摂取量が1kgにあたり5mgです。

>>サッカリンについて詳しくはコチラ

アスパルテームの特徴と危険性

アミノ酸由来の人工甘味料であるアスパルテームはショ糖に比べて200倍ほどの甘みを持っており、ダイエット系のお菓子や飲料に良く使われています。

発見されたのはアメリカですが、現在の形へ作り変えたのは日本の企業で、みなさんに馴染みのある味の素株式会社が特許を持っています。

他の人工甘味料と違いアスパルテームは厳重に気をつけなければならない危険性があります。実はアスパルテームに配合されているフェニルアラニンを、体の中で代謝させることが出来ない「フェニルケトン尿症」という病気があります。

この病気を患っているかたが摂取してしまうと生命の危機に陥るほどの重体になることもありますから注意が必要です。

他にもアレルギー・心疾患・不眠症・認知症・肝障害などたくさんの副作用が心配されていますが、成分的には安全であるとFDAが発表。

100以上の毒性試験や臨床試験を実施した結果から導いた安全性なので、FDA的には安全であるという答えがでています。アスパルテームの摂取量は1kgあたり40mg未満とされていますので、摂取量に気をつけましょう。

>>アスパルテームについて詳しくはコチラ

トレハロースの特徴と危険性

勘違いされやすいのですが、実はトレハロースは人工甘味料ではなく2糖類に分類されます。

なぜ間違えられるのかというとトレハロースの製造方法に答えがあります。トレハロースは元々自然にある成分ですが、抽出できる量がわずかなため大量生産を試みた結果、人工的に作れるようになりました。

この製造方法が糖アルコールの製造方法の特徴と一緒なため、人工甘味料であると勘違いされやすいのです。

基本的にはトウモロコシやジャガイモから抽出する成分なので、危険性や副作用については言及されていません。もちろん1日の許容摂取量の設定もありません。

>>トレハロースについて詳しくはコチラ

キシリトールの特徴と危険性

キシリトールは糖アルコールの一種で、冷涼感が最大の特徴です。虫歯予防や対虫歯菌能力を持っているので、虫歯予防のガムや歯磨き粉などに使われています。キシリトールも安全性が高く正式な機関からの危険性は見つかりませんでした。

ただキシリトールには特徴があり、犬に摂取させると急激な血糖値下降をおこして命の危機にさらされることもあります。人間の体とは構造が違うため今の所、人間におなじような症例はありませんが、気になる危険性として話題を呼んでいます。

キシリトールも他の糖アルコールと同様1日の摂取量は決まっていないのですが、1日に30gほど摂取したらお腹を下しやすくなるという報告がありますので、目安にすると良いでしょう。

>>キシリトールについて詳しくはコチラ

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人工甘味料についてのまとめ

様々な危険性が言われていますが、どの成分も現在は正式な機関から食品添加物として使用してよいと認可を得ている成分です。

危険性はゼロではありませんが、人工甘味料によっての被害などは報告されていないため、国が定めている許容摂取量をしっかりまもって使用すれば安全性を高めることができるのでは?という見解です。

もちろん個人差がありますので、気になる症状がある場合は必ず医師に判断をあおいでから使用するようにしましょう。

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