フルーツブランデーとは?製法や種類と定番銘柄
ブドウ以外のフルーツを原料とするブランデー「フルーツブランデー」。リンゴやさくらんぼ、すももなどありとあらゆるフルーツで作られている人気のお酒です。その種類はフルーツの種類だけ存在すると言われており、世界中で作られています。
そんなフルーツブランデーの種類とその特徴についてご紹介します。
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フルーツブランデーの種類と特徴
一般的なブランデーは原料にブドウを使用しいますが、他のフルーツを原料とするブランデーもあります。それがフルーツブランデーです。フルーツブランデーと区別するために、一般的なブランデーを「グレープブランデー」と呼んだりもします。
フルーツブランデーはリンゴやさくらんぼ、すももなどありとあらゆるフルーツで作られており、その種類はフルーツの数と同じだけあるといわれる程です。
世界各国で作られているフルーツブランデーですが、基本的には樽熟成を行わないので、無色透明なものが多いです。それゆえ、フルーツ由来の香りが特徴的であり、食後酒や製菓用として親しまれているお酒です。
また、日本では「ブランデーにフルーツを漬け込んだお酒」をフルーツブランデーと呼ぶことがありますが、これはリキュールになりますのでここでは触れません。ブドウ以外のフルーツを原料としたブランデーについて言及します。
世界各国で様々な種類が作られているフルーツブランデーですが、その中でも世界的にも有名で代表的なフルーツブランデーを種類ごとにご紹介しますので、ブランデー選びの参考にしてみて下さい。
アップル・ブランデー
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その名の通り、リンゴを原料としたフルーツブランデーです。リンゴの果汁を発酵させて果実酒を作り、蒸留したブランデーです。世界中で親しまれているフルーツブランデーであり、日本でも製造されています。
リンゴはバラ科の植物であり、バラの香りと同じ成分が含まれていることから、華やかで芳醇な香りが特徴です。日本はもとより、イギリスやアメリカ、フランスでも作られている人気のフルーツブランデーです。
カルヴァドス
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世界三大ブランデーの一つに数えられるアップル・ブランデーが「カルヴァドス」です。カルヴァドスはフランス北部のノルマンディー地方とブルターニュ地方で作られるフルーツブランデーです。
フルーツブランデーとしては珍しく樽熟成が行われており、美しい琥珀色が特徴です。甘く豊かな香りが魅力であり、製菓用としても非常に人気です。コニャックの様に基準を満たしたもののみが「カルヴァドス」と名乗れます。
キルシュヴァイザー
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サクランボを原料としたフルーツブランデーを「キルシュヴァイザー」と言います。サクランボの果汁を発酵させて果実酒を作り、蒸留したものが「キルシュヴァイザー」です。
樽熟成を行わないので無色透明であり、サクランボの爽やかな香りが特徴で。ドイツやフランス、オーストリア、スイスなどで盛んに作られており、ヨーロッパではポピュラーなフルーツブランデーです。製菓用としても人気です。
スリヴォヴィッツ
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スモモの仲間であるダムソン・プラムを原料とするフルーツブランデーを「スリヴォヴィッツ」と言います。スリヴォヴィッツは主に中欧や東欧のスラヴ諸国で作られています。
ほとんどは生産国で消費されているフルーツブランデーですので、日本では馴染みの薄いお酒です。
パーリンカ
500年以上の歴史を誇るハンガリーのフルーツブランデー「パーリンカ」。特定のフルーツを原料とするフルーツブランデーではなく、プラム、アプリコット、ラズベリー、洋梨、りんごなど様々なフルーツを使って作られています。
それぞれのフルーツの香りと個性を楽しむ独特なフルーツブランデーです。