必見!美味しいハーブティーの入れ方・飲み方
ポイントをおさえて美味しいハーブティーを入れましょう。ハーブティーと聞くとハードルの高いイメージがあるかもしれませんが、難しいことはありません。
ホットであれば沸騰したお湯を使うこと、蒸らすこと、この2つを守れば美味しいハーブティーを入れることができます。また、最近は紅茶のような1杯分のティーバッグもあり、手軽に飲むことができます。
こちらのページではハーブティー初心者の方でも飲みやすいハーブの紹介、そして、ハーブのタイプ別にホット、アイス、水出し、ハーブチンキを使ったハーブティーの入れ方と飲み方について詳しくご案内します。
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初心者におすすめなハーブティーの種類
ハーブティーを初めて飲む方にまずおすすめしたいハーブはミントやレモンのような香りのものです。
普段から食べ物の香りとして身近なものなので抵抗なく飲むことができるでしょう。入手しやすいハーブとしては、ペパーミント、レモングラスです。同系で代表的なものを下記に紹介させていただきます。
- ミント系
- ペパーミント
- スペアミント
- アップルミント
- レモン系
- レモングラス
- レモンマートル
- レモンバーベナ
- レモンバーム(レモン感は薄め)
また、上記以外で飲みやすいとされているハーブとしては以下の通りです。
- カモミール:りんごに似た香りと言われ、口当たりはやさしいです
- ローズヒップ:酸味があります
- ハイビスカス:酸味が強いです
- ネトル:干し草のような、緑茶に似た香りと言われます
- エキナセア:草木の香り、飲み口にクセはありません
ハーブティーというとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、広義では緑茶や紅茶もハーブティに含まれます。そう考えると敷居の高いイメージも少し変わるのではないでしょうか。
初めて飲む方の中にはクセがあると感じたり、酸味が不得意な方は苦手と感じるかもしれません。ですが、はちみつを加えるなど、飲み方を変えたり、飲み慣れることで美味しく飲めるようになることもありますので1度であきらめずに飲んでみることをおすすめします。
初心者はシングルよりもブレンドで!
また、初心者の方にはシングル(一種類のハーブだけ)よりもブレンドタイプのものの方が飲みやすいことが多いので、初めての方はティーバッグになっているブレンドから始めるのも手軽で良いでしょう。
選ぶ際はミント系やレモン系のハーブ、また、フルーツがブレンドされているものを選ぶと良いでしょう。
ハーブティーの入れ方と飲み方
入れ方の種類としては4種類。ホット、アイス、水出し、ハーブチンキを使用する方法があります。
基本はホットティー、熱湯で入れることによってハーブの香り成分とお湯に溶けだす水溶性の成分を効率よく摂ることができます。アイスの入れ方は2通り、濃く抽出した物を氷で薄める方法と水から抽出する方法です。ハーブチンキはアルコールにハーブの成分を移したもので、少量を飲み物に混ぜることでハーブの成分を手軽に摂ることができます。
そしてハーブは4種類、濃さの調節ができるリーフタイプ、計量の必要がなく手軽なティーバッグタイプ、生のハーブを使うフレッシュタイプ、ハーブチンキがあります。チンキを除いた3種類の入れ方はほぼ同じです。
タイプ別:ハーブティーの入れ方
ハーブティーを入れる際の「ハーブのタイプ」には、葉の状態のリーフタイプ、紅茶などでおなじみのティーバッグタイプ、摘みたてハーブをそのまま使用するフレッシュハーブの3種類があります。
それぞれ、入れる方法に違いがあるので、ホットハーブティーの入れ方を基本にしながら、入れ方の違いと上手な入れ方を以下でご紹介します。
リーフタイプ
リーフタイプの場合、1人分の目安はお湯150~180cc、ハーブはティースプーン山盛り1杯(1~2g)。
量や抽出時間は参考ですので好みの濃さになるよう調整してください。
リーフタイプの利点はハーブの量の調節がしやすい点と自分好みのブレンドができるという点です。
ハーブによっては上記の方法と異なる入れ方のものもあります。例えば、バラの実を乾燥させたローズヒップはティーを入れた後の実も食べたほうが良いためカップに直接ハーブを入れ、お湯を注いでも良いです。ルイボスティーはお湯で入れるタイプもありますが、煮出すもの(沸騰10分)もあります。
ティーバッグタイプ
ティーバッグを使用する際はメーカーによってハーブの量が異なる為、お湯の量と蒸らし時間は表示を確認してからいれてください。1杯分のものとポット用のものがあります。
ティーバッグのものは手軽に飲むことが出来るので初めての方におすすめです。各メーカーから色々なタイプが出ており、1箱に何種類も入っているものもありますので、色々なものを試してお気に入りを見つけてください。
フレッシュハーブ
フレッシュのハーブを使用する場合、一人分の目安はお湯150~180cc、ハーブは大さじ1杯分でリーフタイプの3~4倍です。
ハーブはそのままでも構いませんが刻むと香りが出やすく、計量しやすくなります。蒸らし時間はリーフタイプ同様、ハーブによって異なりますが、3~5分が目安です。
ハーブは生命力が強く育てやすいものも多いので、自分で育てるのも良いでしょう。家庭菜園で育てればティーだけでなく料理などにも好きなだけ使うことができ、リーズナブルです。注意点は種ではなく、苗を買うことと、地植えにするとあっという間に増えてしまうのでプランター栽培にする点です。
ホットハーブティーの入れ方と飲み方
用意するもの
- ティーポットや急須
(蓋ができるもの) - 茶こし
(ティーポットについている場合、ティーバッグを使う場合は不要) - ティーカップ
- お湯
- ハーブ
入れ方
- お湯を沸かす
- ティーポット(急須)とティーカップにお湯を注ぎ、温まったらお湯を捨てる(カップのお湯はそのまま)
- ティーポットにハーブを入れる
- お湯(95℃以上)※1をティーポットに入れ、蓋をして3~5分※2蒸らす
- ティーポットを水平にしたまま軽く回し、濃さを均一にする
- ティーカップのお湯を捨ててティーを注ぐ
※1ハーブの成分をしっかり抽出するために必ず沸騰したお湯を使用してください。
※2蒸らし時間はハーブによって異なります。長いもの(ローズヒップホールタイプ等)は約8分。
ポイント
ハーブティーはその成分のほとんどが1度に出てしまいます。ハーブティーを飲む際、ホットで飲む方法が最も栄養素を摂ることができるとされています。
ポットはガラス製がおすすめです。ハーブティーは入れる時間、蒸らす時間も楽しむことが大切です。ガラス製のものは中が見えるのでゆっくりとハーブが開いていく時間を楽しむことができます。
アイスハーブティーの入れ方と飲み方
用意するもの
- ティーポットや急須
(蓋ができるもの) - 茶こし
(ティーポットについている場合、ティーバッグを使う場合は不要) - グラス
- お湯
- 氷
- ハーブ
入れ方
リーフ、ティーバッグ、フレッシュ共にホットのタイプと入れ方は同じです。ただし、お湯の量を1/2~1/3として濃く抽出し、氷を入れたグラスに注ぎます。氷が溶けて丁度良い濃さになります。
ポイント1杯分だとお湯が少なく、うまく抽出できない可能性があるので2~3人分の分量で作ると良いでしょう。
アイスにおすすめのハーブとしてはペパーミントやカモミール、ハイビスカスがおすすめです。また、アイスのハーブティーはオレンジジュースやカルピスで割って飲む方法もおすすめです。
水出しアイスハーブティーの入れ方と飲み方
用意するもの
- 蓋のできる容器
- 茶こし
(容器についている場合、ティーバッグを使う場合は不要) - 水
(常温) - ハーブ
入れ方
リーフ、ティーバッグ、フレッシュ共に同じです。容器に水(常温)750mlとハーブをティースプーン山盛り3杯、約3~4gを入れ常温か冷蔵庫に置きます。
ポイントハーブの量はハーブによって異なります。目安の量はシングルの場合です。ブレンドタイプのハーブによっては10g以上必要になるものもあります。
抽出時間はハーブにより異なり、早いものは常温で2時間程度(マロウブル―やハイビスカスなど)、その他のものは4時間~を目安にしてください。冷蔵庫で抽出する場合は一晩(8時間)を目安に抽出すると良いでしょう。
水出しはホットに比べ鮮やかな色味になるだけでなく、色持ちも良くなります。色を楽しむマロウブル―やハイビスカスは水出しがおすすめです。
硬いハーブ(オレンジピールやフェンネル)はうまく抽出できないこともあるため水出しに向きません。
ハーブチンキを使った入れ方と飲み方
用意するもの
- 飲み物
(ホットでもアイスでも好きなもの) - ハーブチンキ※
※ハーブチンキとはハーブをアルコールに漬け込み、アルコールにハーブの成分を抽出させたものです。
入れ方(飲み方)
目安の分量はグラス1杯分にハーブチンキ小さじ1/2です。紅茶やハーブティー、基本的にどのような飲み物に入れても構いませんが、オレンジジュース、グレープフルーツジュースは避けたほうが良いとされています。(ハーブの成分によって不向きのあるフルーツであるため)
アルコールが気になる場合はホットドリンクに入れて少し置くとアルコールが飛びます。
注意点
アルコールなので小さなお子様、妊娠中の方、高齢の方、肝機能に心配がある方は使用をお控えください。
ポイント
ハーブチンキはハーブの成分が凝縮されているため摂りすぎは禁物です。1日の摂取量は5cc程度としておきましょう。
ハーブチンキは内用として飲むこともできますが、外用で使用されることも多く、コスメや湿布、入浴剤、ルームスプレーとして様々な場面で使うことができます。
ハーブチンキは自分で作ることもできます。作り方としては清潔な瓶にハーブを6~8分目までいれ、ハーブが漬かる量のアルコールを注ぎます。そのまま日に当たらない場所で1カ月程度置けば出来上がりです。ガーゼなどで濾してハーブを除き、暗所にて保管すれば1年はもちます。抽出中は時折確認して常にハーブが浸かっている状態になるよう、必要に応じてアルコールを足してください。
飲用する場合、使用するアルコールはウォッカやホワイトリカーのような飲用のアルコールで、香りがなく、度数の高いものを使用してください。