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どれだけあるの?リキュールの種類

リキュールの種類

数え切れないほど多くのリキュールがありますが、原料によって4つに大別することができます。それぞれにどんなリキュールがあるのか、どんな特徴があるのか理解しておけばリキュール選びも楽しくなること間違いなしです。ここではそんなリキュールの種類や代表的なリキュールについて紹介してきます。

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薬草・香草系リキュール

薬草・香草系リキュール

ハーブや薬草、スパイスなどを主原料としているリキュールで、リキュールの起源ともされている種類になります。それ自体はもちろんですが他のリキュールのアクセントや隠し味として使われているケースが多いリキュールです。ハーブなどの香りや独特の苦味が特徴となっています。

  • アイリッシュ・ミスト
    アイリッシュウイスキーにハーブエキスとハチミツを加えて作られる。
  • アペロール
    リュバブ・キナ・ゲンチアナを蒸留酒に浸漬して作られる。
  • イザラ
    ハーブの他に花液などを使用して作られるフランス産のリキュール。
  • グリーンティー・リキュール
    日本原産の緑茶を使用して作られる渋みと甘みのあるリキュール。
  • ティフィン
    薬草・香草リキュールの中でも特に人気のある紅茶リキュール。
  • ベネディクティン
    ブランデーをベースとした27種類のハーブを使用して作られる。

カンパリ

リキュールの中でも特に知名度が高いのがカンパリです。爽やかな苦味が特徴となっており、カンパリソーダやカンパリオレンジなどが有名でです。

夏向きのビター系のリキュールとして根強い人気を誇っています。

アブサン

ニガヨモギを中心に複数のハーブやスパイスを主成分としている薬草系リキュールがアブサンです。アルコール度数が非常に高く70%前後、低くても40%前後はあります。

アルコール度数が高いので薄めて飲んだり、他のリキュールにはない特殊な香りからカクテルとしても用いられます。

イェーガーマイスター

56種類ものハーブを使用したドイツのリキュールの銘柄がイェーガーマイスターです。色が深紅なのが特徴となっていますが瓶が緑の為、黒っぽい色に見えます。

ボトルごと冷やしてストレートで飲むのが一般的ではありますが、飲みやすいようにカクテルもあります。オレンジジュースを組み合わせたイェーガーオレンジ、トニックウォーターと合わせたイェーガートニックなどが挙げられます。

果実系リキュール

果実系リキュール

フルーツの果肉や果汁、果皮を主原料としているリキュールであり、現代での製造量や種類が最も多いリキュールです。嗜好品としての要素が強く、カクテルだけでなくお菓子などにも使われるケースが多い人気のリキュールです。

その飲みやすさからストレートやソーダ割りなど様々な飲み方で親しまれているリキュールです。

  • コアントロー
    オレンジの香りと甘さが特徴のホワイトキュラソーのひとつ。
  • グラン・マルニエ
    コニャックにビターオレンジの蒸留エキスを加えて作られる。
  • シャンボール・リキュール
    中性スピリッツにラズベリーやブラックベリーを漬け込んで作られるベリー系リキュール。
  • スロー・ジン
    蒸留酒にスモモの仲間であるスローベリーを漬け込んで作られるリキュール。
  • リモンチェッロ
    レモンを使用したリキュール。レモンリキュールをひとつのジャンルとして確立した。

キュラソー

中性スピリッツやブランデーをベースに原則として果肉や果汁を使用せずオレンジの果皮のみを使用し糖分を加えたリキュールがキュラソーです。リキュールの中でも銘柄が多く、コアントローやグラン・マルニエが有名です。

柑橘の香りが高く爽やかな苦味が特徴となっているリキュールで、カクテル作りには欠かせないリキュールとして人気・知名度が高いです。

クレーム・ド・カシス

お酒に興味がない人でも知っているほど普及しているのがクレーム・ド・カシスです。カシスを原料としたカシス独特のベリー系の香りと強い甘みが特徴となっているリキュールであり、カシスオレンジやカシスソーダなど様々なカクテルに使用される有名なリキュールです。

糖分が多いので飲みやすく、様々なカクテルで使われることが多い為、お酒が弱い人でも飲みやすいリキュールとして高い人気を誇っています。

ライチ・リキュール

ライチの果実を原料として使用しているリキュールであり、有名なものにパライソやディタがあります。カクテルとして使用されることが多いですが、お菓子などの風味付けなどにも活用されることがあるリキュールです。

甘くライチの香りも楽しめる点から女性から高い人気を得ているリキュールとなっています。

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ナッツ・種子系リキュール

ナッツ・種子系リキュール

コーヒーやカカオなど食後酒に適しているのがナッツ・種子系リキュールです。 深い風味と甘みが特徴となっているリキュールが多く、食後酒だけでなくお菓子作りにも使われるケースが多い人気のある種類です。

  • ヘーゼルナッツ・リキュール
    主原料にヘーゼルナッツを使用して作られるフランスのリキュール。豊潤なナッツの香りが特徴。
  • カハナ・ロイヤル
    主原料のひとつにマカダミアナッツを使用してハワイで作られるリキュール。

コーヒーリキュール

カルーアが最も有名な主原料のひとつにコーヒーを使ったリキュールです。コーヒー以外にも糖分を含んでいる為甘みがしっかりとあるリキュールであり、バニラなど他の香料も併せて使用しているケースがあります。

そのままストレートで飲まれる場合もありますが、基本的にミルクやウォッカで割って飲まれることが多いリキュールです。

アマレット

アンズの核を使用したアーモンド風味が特徴となっているリキュールがアマレットです。有名な銘柄としてディサローノなどがあり、ロックで飲んだりミルクと混ぜて飲むなど飲み方に幅があるのが魅力のリキュールです。

基本的には甘いリキュールになるので、ミルクなどで割ったりすればお酒に弱い人でも楽しむことができる飲みやすさが魅力となっているリキュールです。

マリブ

ベースにラム酒を使用しており、ココナッツを使った甘い口当たりの良さが特徴となっているリキュールがマリブです。マリブビーチのようにカクテルでも用いられるリキュールですが甘さを控えめにロックでも楽しむことができる飲みやすさが魅力となっています。

その他のリキュール

その他のリキュール

上述した3種類とは別に近年の技術の発達によって製造されるようになった比較的新しいリキュールもあります。卵やクリーム、ヨーグルトなどたんぱく質や脂肪分を多く含んだものを原料としています。

  • 梅酒
    梅を蒸留酒に漬け込んで作られる混成酒類の一種。
  • 金麦
    サントリーが展開している第三のビール。酒税法上ではリキュールに分類される。

ヨーグリート

オランダで生産されているリキュールの銘柄であり、名前通りのヨーグルトフレーバーが魅力の個性的なリキュールです。アルコール度数が16度を低めにあっており甘みもある為、女性やお酒に弱い人でも楽しめるリキュールとして人気が高いです。

ベイリーズ

正式にはベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリームという名前ですが、ベイリーズと呼ばれることが多い人気のあるクリーム系リキュールです。有名なカルーアよりも甘さが控えめになっているのでストレートやロックで飲まれることも多いリキュールです。

ミルクとの相性も良くカルーアミルクのようにまるでジュースかのように飲むことができる女性からの人気が高いリキュールとなっています。

アドヴォカート

ブランデーをベースに使用した卵黄を使ったエッグリキュールがアドヴォカートです。卵を使うことによってまろやかな口当たりが特徴となっており、日本でいう卵酒に近い味が魅力となっているリキュールです。

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