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湯浅醤油の歴史や特徴とおすすめ醤油

湯浅醤油

日本遺産にも登録された、醤油の発祥地・和歌山県湯浅町にある、手作りで醤油を作っている数少ない醸造元・湯浅醤油。明治14年創業以来、昔ながらの製法にこだわり、合成保存料などの無添加の醤油を作り続けています。

モンドセレクション最高金賞受賞の丹波さん黒豆を使用した「生黒一本醤油」や日本で唯一金山寺味噌の製造過程で出る溜まりを使った「九曜むらさき」は、多くの雑誌や新聞、テレビやラジオなどのメディアで紹介されている人気商品です。

そのほかにも紀州湯浅の醤油醸造元ならではの、甘口醤油・白醤油・再仕込み醤油・ダシ入り醤油・専用醤油などたくさんの種類の醤油を展開しています。そんな湯浅醤油の歴史や特徴とおすすめの醤油を詳しくご紹介していきます。

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湯浅醤油とは?

湯浅醤油とは?

明治14年、創業当初は新古商店という名前で、醤油の発祥地である紀州湯浅に金山寺味噌と湯浅醤油などの製造・販売会社が創業しました。のちの昭和60年、新古商店から、湯浅醤油の親会社である丸新本家と名前を変更しました。そして平成14年に、醤油関連の商品を主に取り扱う、現在の湯浅醤油が設立されました。

古式製法と新しい技法をうまく癒合させて、合成保存料などを一切含まない、昔ながらの本物の無添加醤油を製造・販売している会社です。国内だけでなく、ヨーロッパの有名シェフが蔵元まで直接買い付けに来るほど、世界でも高い評価を受けています。

湯浅醤油の歴史

最盛期であった江戸時代には、92軒ほどあったといわれる湯浅の醤油屋も、高度成長期の大量生産で、低価格の醤油が市場に出回るにつれ、廃業を余儀なくされていき、現在は手作りで醤油を作っている醸造元は湯浅醤油を含める数件のみとなっています。

現在まで、湯浅醤油の親会社である丸新本家も醤油造りを縮小したりしていましたが、日本の伝統調味料である本物の醤油を世界に広めたいという思いから、平成14年に現在の湯浅醤油が誕生しました。

設立当初は、以前から製造している「九曜むらさき」を中心とした醤油製造販売でしたが、翌年の平成15年には丹波産の黒豆を使用した「生一本黒豆醤油」や、専用醤油のはしりともいわれている「カレー醤油」を発売し、人気商品となります。

そして翌年の平成16年には、モンドセレクション醤油2種が最高金賞を受賞しています。その後も、数量限定醤油など新しい醤油を研究・製造・販売し続けています。

湯浅醤油の特徴

本物の無添加の醤油造りのために、湯浅醤油では原料はすべて国産のものだけを使用しています。醤油にとって重要な原料の1つである塩は、甘みのあるふわふわとした長崎県の五島灘の海水を使ったミネラル塩を使用しています。

また、大豆は北海道・九州・愛知・三重などの国産で、脱脂加工大豆、遺伝子組換え大豆を使用していません。大豆は通常蒸して仕込みを行いますが、湯浅醤油では茹でて仕込む古式製法で仕込みを行います。大豆を茹でたうまみのたっぷりの水は、塩を加えて仕込み水に使用するのも湯浅醤油の特徴です。

他にも、甘みがあり香りもとても良いとされる丹波産の黒豆、希少な国産小麦を原料とし、現役100年以上の直径2.3mの大きな杉樽でじっくりと時間をかけながら、熟練の醤油職人の手によって櫂入れをされながら、濃口醤油なら1年から2年の歳月をかけてじっくりと熟成させます。

こうしてゆっくりと時間をかけて熟成して作られた湯浅醤油は、コクのあるうまみと濃厚でまろやかな醤油と評判があります。

>>醤油の種類と上手な選び方について詳しくはコチラ

湯浅醤油でおすすめの醤油:厳選3種

湯浅醤油でおすすめの醤油:厳選3種

昔ながらの古式製法で、国産の原料にこだわっている湯浅醤油では、現在さまざまな種類の無添加醤油を製造・販売しています。数多くある湯浅醤油の中でもおすすめの醤油厳選3種を詳しくご紹介していきます。

生一本黒豆醤油

現在の価格はコチラ

湯浅醤油の伝統的製法と、世界最古の料理本からヒントを得て作られた濃口醤油です。丹波篠山の契約農家から直接仕入れた黒豆と、長崎の五島灘産の塩、国産小麦という厳選された原料を、熟練の醤油職人によって1年半から2年の長い歳月をかけて熟成させて作られた逸品です。

豊かな香りと、上品で濃厚なうまみが感じられ、黒豆のまろやかな甘みが感じられる醤油です。あっさりとした味わいとともに、口の中に広がるさっぱりとした香りが楽しめます。後味に少し甘みが残ります。モンドセレクション最高金賞を連続12年受賞し、ミシュランシェフも御用達の醤油です。

>>おすすめの濃口醤油と特徴や美味しい食べ方について詳しくはコチラ

魯山人

現在の価格はコチラ

総合芸術家で、稀代の美食家としても有名な北大路魯山人。その魯山人から譲り受けた醤油差しに、入れるのにふさわしい無添加の本物の醤油を作ってほしいというオーダーから生まれた醤油です。北海道の無肥料・無農薬の大豆・小麦・米と、長崎の五島灘の塩のみを使って作られた贅沢な醤油です。

現在では、米を醤油造りに用いることはあまりありませんが、魯山人の時代には、米を醤油造りに用いていたということもあり、北海道の無肥料・無農薬のゆめぴりかを使用しています。

木桶でじっくりと時間をかけて熟成されて作られた魯山人醤油は、薄口醤油の原料でありながら、一般的な薄口醤油よりも長く寝かせたことにより、色は濃く、うまみは溜まり醤油以上となっています。

いわゆる薄口・濃口・再仕込み・溜まり・白の5つの醤油のタイプのどれにも当てはまらない新しいタイプの醤油です。

九曜むらさき

現在の価格はコチラ

金山寺味噌の製造過程でできた溜まりから生まれたのが醤油という起源のと言われています。そして現在、金山寺味噌と醤油の両方を製造している蔵元は、湯浅醤油だけです。そのため醤油の元祖とも呼ばれている九曜むらさきは、塩分濃度は13%の減塩醤油です。

金山寺味噌からわずか3%しかとれない希少なたまりは、野菜のうまみが凝縮されており、ほんのりと甘い、豊かな風味を味わえます。

>>おすすめの減塩醤油と特徴や使い方について詳しくはコチラ

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