長持ち!めんつゆの賞味期限と上手な保存方法
麺類のためだけではなく、料理に使用する用途などから近年常備している家庭が多くなっている万能調味料のめんつゆ。非常に身近な存在であるめんつゆですが、賞味期限を意識して使用している人はあまり多くはないようです。
めんつゆは他の調味料と違い、賞味期限の短い調味料です。ここではめんつゆの賞味期限について、詳しい情報をまとめてみました。めんつゆの賞味期限について学び、より上手にめんつゆを活用していきましょう。
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めんつゆの賞味期限
夏場の麺類に、日々の料理にと活躍の場が多いめんつゆ。常備している家も多いのではないでしょうか。
そんな非常に身近な存在のめんつゆですが、賞味期限をきちんと気にして使用している人は思いのほか少ないようです。めんつゆにも当然ながら賞味期限はあります。
未開封のもので冷暗所に保存していためんつゆならば賞味期限を多少過ぎていても問題なく使用できますが、購入の際に賞味期限をきちんと確認しなるべく賞味期限を守ることで、安全性だけではなく美味しく使用できることを覚えてきましょう。
また、ストレートタイプと濃縮タイプのもので賞味期限に違いがあるので、その点も確認が必要です。
開封後の賞味期限
賞味期限として記載されている年月日は、未開封の状態の場合の数字であり、開封後の品質を保証する期間ではありません。
加えてめんつゆは他の調味料よりも開封後の賞味期限が短いため、一般的な調味料感覚で使用していると賞味期限を過ぎてしまいがちな落とし穴があります。
めんつゆは保存料を使用していないものが多く、日持ちしにくいので開封後はなるべく早く消費する必要があります。また、この開封後の賞味期限はストレートタイプと濃縮タイプで大きく異なります。
一般的にストレートタイプのものの方が濃縮タイプのものよりも傷みやすく、開封後が3日程度で使い切るのが望ましいとされています。
一方、濃縮タイプであれば、開封後3週間程度は問題なく使用できます。どんな食品であっても開封後は空気に触れることによって、品質の劣化が起きてしまいます。開封後はきちんと冷蔵保存をし、なるべく早く使い切るようにしましょう。
めんつゆの腐敗のサイン
めんつゆが傷んでしまった場合、味や匂いに変化が現れます。酸味を感じた場合は、健康を害することになりかねないので使用するのはやめましょう。
また、見た目の変化としてはめんつゆの透明度が落ちて濁ってしまったり、浮遊物が浮いている、表面に膜が張っている、沈殿物があるなど様々なサインがあります。通常の状態と明らかに異なる見た目の変化がある場合も使用することは避けるようにしましょう。
めんつゆの賞味期限が短い理由
醤油などの調味料と異なり、めんつゆは賞味期限が短いという特徴があります。
これはめんつゆがアミノ酸の豊富な水溶液であり、塩分や糖分、アルコールの添加が少ないためというめんつゆならではの特性によるものです。
塩分やアルコールの添加が多ければ、細菌の繁殖を防ぐ効果がありますが、めんつゆはそのまま食す用途で作られているため、細菌などの繁殖を防ぐ効果に乏しく、結果賞味期限が短いのです。
消費期限との違い
食品の賞味期限を確認してみると、賞味期限と記載されているものと消費期限と記載されているものがあります。これらの詳しい意味をきちんと理解しているでしょうか。ここでは賞味期限と消費期限の違いについて見てみましょう。
消費期限
消費期限とは未開封の状態で保存方法を守っていた場合、記載されている年月日まで安全に食べられるという意味です。
消費期限は長くても5日先程度の期限で設定されており、おにぎりやお弁当など傷みやすい食品に対して使用されています。消費期限を過ぎてしまった場合、口にしないようにしましょう。
賞味期限
賞味期限は未開封の状態で保存方法を守っていた場合、記載されている年月日までは品質が変わらずに美味しく食べられるという意味です。
スナック類や調味料など、傷みにくい食品には賞味期限という名で記載されています。
賞味期限と記載されているものに関しては、その期限までは品質が劣化しないという意味合いなので、この期限を過ぎてしまってもすぐに食べられなくなるわけではありません。
しかし、一度開封したものに関してはこの限りではないので、賞味期限に関わらず早めに消費するようにしましょう。
めんつゆの上手な保存方法
開封してしまうとストレートタイプのもので3日、濃縮タイプのものであっても3週間程度で使い切らなければならない、日持ちに関してやや難のあるめんつゆ。
この期限に使いきるのはなかなか難しいことと思います。ここではより長くめんつゆを保存しておくための技を紹介したいと思います。
めんつゆを冷凍させる
めんつゆを日持ちさせる方法としておすすめなのが、冷凍保存です。
ペットボトルなどに移し替えて冷凍保存、使用する前の日などに冷蔵庫などで自然解凍をすれば手間もなくめんつゆが傷むのを避けることができます。
開封後は日持ちのしないめんつゆも、冷凍保存することにより保存期間を伸ばすことが可能です。しかし、長くても数ヶ月程度にし、意識して早めに消費するようにしましょう。
製氷皿がおすすめ!
ペットボトルで冷凍解凍を繰り返すことに抵抗がある人や、使用量が少ない場合は製氷皿で冷凍保存するのがおすすめです。
製氷機を使用して、小分けに冷凍しておけば使いたい分だけ解凍することが可能なので、非常に便利です。料理などに使用する場合は、必要な量を凍ったまま鍋に入れるだけなので、使い勝手にも優れています。