にんべんのめんつゆ

ユネスコ無形文化財に指定されている和食。その根本を支えているのがだしの存在です。だしの深い旨みは、家庭料理にも欠かすことはできません。

しかし家庭でまめにだしを取るのはなかなか大変ですよね。そんな時に頼りになるのがだしの旨みを濃縮しためんつゆという存在です。鰹や昆布のだしの旨みが引き立つめんつゆはそれだけで料理が完成するほど万能な調味料です。

今回は数あるメーカーの中から鰹節の旨みが特徴的なにんべんのつゆについて詳しくまとめてみました。

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にんべんとは？

株式会社にんべんとは、鰹節や調味料などを製造している水産加工会社です。にんべんの歴史は1699年から始まり非常に長い歴史を持っている企業でもあります。

にんべんの創業者の親が寛永年間に雑穀、油、干鰯商を営んでいたのに影響を受けたのか、創業者・初代髙津伊兵衛氏が四日市河岸に鰹節や塩干の販売を始めたのがにんべんという企業の始まりとされています。

1704年には鰹節の鰹節問屋を儲けており、順調な滑り出しを見せます。1951年には社名を株式会社にんべんに改め、以降百貨店への出店など幅広くその名を広めていきますが、1963年には百貨店部門と問屋部門を分離。翌年につゆの素を開発し、現在知られているつゆのにんべんというブランドを高めていきました。

現在のにんべんは鰹節やふりかけ、そして調味料などを製造するメーカーとして首都圏や東日本などでは高い知名度を誇っています。

社名のにんべんは、創業時の屋号である伊勢屋伊兵衛から因んでおり、江戸時代から使用されていたようです。堅実な商売を意味する鉤型という意味合いとお客様、創る人、商いする人という意味合いが込められています。

>>めんつゆの歴史や用途と代表的なメーカーについて詳しくはコチラ

にんべんのめんつゆの特徴

企業の実直さを如実に体現しているようなにんべんのつゆは数多くあるめんつゆの中でも根強いファンをしっかり掴んでいます。

にんべん独自の製法で素材の良さを100％引き出しためんつゆは、鰹節のだしと昆布だしのバランスに優れており、様々な料理に使用できる万能な調味料になっています。

甘味と旨みが強く、どのような料理に使用しても素材の味をしっかりと引き立てる事も大きな特徴です。だしの豊かな香りも楽しめる食欲をそそるめんつゆになっています。

>>めんつゆの種類と上手な選び方について詳しくはコチラ

口コミ・評判

にんべんのつゆを愛用している人の口コミでよく見受けられるのが、昔から愛用しているという意見です。幼少期から家庭でにんべんのつゆを使用していたため、非常に馴染み深い味と言われています。

また、色々なめんつゆを試してもやはりにんべんのつゆに戻るという意見も見られました。歴史ある企業のにんべんだからこそ、家庭に深く根付いているのでしょう。にんべんのつゆが1本あれば、誰の口にも合う和食が作れるという口コミもよく見受けられます。

一方で、昆布だしが主流の関西圏などの人からすると鰹のだしが濃く感じられ、物足りなさを感じる場合もあるようです。元々にんべんは鰹節を取り扱う会社であったことから、関西よりも関東風のつゆなのかもしれません。

どんな人・料理におすすめ？

にんべんのつゆは昆布と鰹節の出しから作られていますが、鰹の風味がより感じられる製品であるため、鰹だしに馴染みのある関東や東北の人に適しているでしょう。昆布だしに慣れ親しんでいる人にはやや慣れない味に感じるかもしれません。

また、にんべんのつゆは柔らかな甘味が特徴でもあるので、比較的どんな料理にも合うつゆであると言えます。うどんやそばのつゆにはもちろん、煮物や丼などあらゆる和食で活躍してくれるでしょう。和風ドレッシングを作る際に使用するのも、野菜の旨みを引き出してくれるのでおすすめです。

>>めんつゆの賞味期限と上手な保存方法について詳しくはコチラ

おすすめのにんべんのめんつゆ

あらゆる料理を美味しく仕上げてくれる万能調味料であるにんべんのつゆ。ここではにんべんのつゆの中からおすすめのものをまとめてみました。

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つゆの素

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独自の製法で鰹節の旨みを100％引き出したにんべんの代表的な商品である「つゆの素」はバランスの取れた万能さが特徴です。

めんつゆとしてはもちろん、天つゆや丼、煮物など、あらゆる料理に使用できる幅の広さも非常に魅力的です。保存料無添加の安心さも嬉しいポイントです。工夫と発想でアレンジも自在にできる料理上手になれる1本です。

つゆの素ゴールド

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原料にこだわっているつゆの素から、より一層強いこだわりをもって仕上げている「つゆの素ゴールド」は、上品な味わいと深いだしの香りが特徴的なめんつゆです。つゆの素と比較してだし素材を1.5倍配合し、家庭料理が嗅覚でも楽しめる料理に変わります。化学調味料や保存料、着色料不使用で素材が持つ限りない旨みを堪能できます。

もちろん幅広い料理に使用できますが、その香り高いだしの旨みをより楽しめるのは、その名の通りめんつゆとして使用した時でしょう。めんつゆの美味しさに左右されるうどんやそばのつゆとして使用すれその美味しさがしっかりと楽しめるでしょう。

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つゆの素特撰

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本枯鰹節と濃口醤油を使用し、濃いだしを引いている「つゆの素特撰」は、関東らしくすっきりとしながらも旨みが濃い味わいが特徴です。こだわり抜いた国産原料と化学調味料や保存料、着色料無添加の安心さは贈答用とても最適な、まさに特別なつゆと言っても過言ではありません。

無形文化財である和食、その根本となるのはだしが持つ旨みですが、この「つゆの素特撰」を使用した和食は奥深いだしの味わいを濃く感じられるワンランク上の料理になるでしょう。

そのものの味を楽しめるめんつゆとして使用しても、お店のようなつゆが楽しめます。