クイックオーツの特徴と美味しい食べ方
オートミールの中でも特に調理しやすいものとして人気なのが『クイックオーツ』です。最も一般的に使われるオートミールの種類であり、調理時間がかなり短くて済むことが人気の理由となっています。
栄養価も高く調理も短時間、味付けのバリエーションも豊富なので初心者からオートミールに慣れている人まで幅広く使用することができるオートミールとなっています。ここでは『クイックオーツの特徴と美味しい食べ方』について紹介していきます。
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クイックオーツとは
オートグローツを蒸して引き延ばしたロールドオーツを更に調理しやすいように加工したオートミールがクイックオーツです。ロールドオーツを細かくすることによって表面積を広げ、水や熱が内部に浸透しやすくなっているので調理時間が短くて済むわけです。
味付けがされていないロールドオーツを細かくしただけのものになっているので、そのまま食べると美味しくはありません。細かくした分食感もあまりないオートミールとなっており、かるくもちっとした食感はあるものの噛み応えはないと思っておいていいでしょう。お粥をイメージするとわかりやすいかもしれません。
しかし必要最低限の加工しかされていないオートミールなので栄養価も高く調理時間も短く味付けもしやすいものになっています。そういう意味でこれからオートミールを始めようと思っている人にぜひおすすめしたいオートミールとなっています。
クイックオーツの特徴や魅力
クイックオーツの魅力はなんといってもその調理のしやすさではないでしょうか。スティールカットオーツはもちろんロールドオーツよりも調理に時間がかからず手間もかからないのが最大の魅力です。
その上必要最低限の加工しかされていないので、オーツ麦の持つ栄養価をあまり損なうことなく手軽に摂取できるのが特徴です。
オートミールにはミネラルなどの成分ももちろんですが食物繊維が非常に豊富なものとなっています。食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがあります。水溶性の食物繊維が水分を吸うことによってゲル状となり、コレステロールなどの成分をコーティングし吸収しにくくする作用があります。不溶性の食物繊維は腸を刺激し働きを促すことによって便秘などにも効果的とされています。
食物繊維が豊富なオートミールを手軽に美味しく食べられるからこそ、クイックオーツは一般的で人気のある種類となっています。
クイックオーツの美味しい食べ方
クイックオーツはある程度加熱処理もされており細かくされているため調理時間が非常に短くて済みます。ただ味がついていないオートミールなので美味しく食べるには味付けがとても重要です。
せっかく栄養価が高く調理時間も短くて済むなら美味しく食べてしまいましょう!
クイックオーツの簡単な調理方法
クイックオーツは加熱処理がある程度されており、薄く細かくなっているので調理時間がとても短くて済みます。逆に短時間で済んでしまうので煮すぎてしまうのは注意です!
- 水1カップを入れて沸騰させる。
- クイックオーツを半カップ入れて中火で1分煮る。
以上で基本的な作り方は完了です。ここから好みに合わせてアレンジしていくわけですが、この段階ですごく簡単なのがおわかりいただけたかと思います。
もっと簡単に作りたい方は電子レンジを使ってしまいましょう!
- 水半カップとクイックオーツ1カップを混ぜ合わせる。
- 電子レンジで1分ほど加熱。固さは好みに調節してください。
- かるくかき混ぜて完成。
すごーく簡単ですよね。食感が固めが好きな人なら「お湯をかけて少し放置するだけ」でも十分食べることができます。あまり時間がない人や少しの手間も面倒という人に非常におすすめなのがクイックオーツなのです。
バリエーションが豊富な美味しい食べ方
調理に手間がかからないのが魅力的なクイックオーツですが、味が付いていないオートミールなので美味しく食べるには味付けやトッピングがとても大事になってきます。
まず他のオートミールと同様に中華スープの素やポタージュ系スープの素を混ぜると雑炊のような感覚で美味しく食べることができますし、鶏肉のササミなどを入れても食感もよくなりヘルシーに更に美味しく食べることができます。カレーのレトルト食品やパスタソースも具が元々入っており、調理に手間もかからないのでおすすめです。
朝食やおやつに甘い味付けが好みの人は牛乳を混ぜた後にメープルシロップやハチミツを加えてもいいですし、レーズンなどのドライフルーツを入れて食べるのも見た目にも美味しそうでおすすめです。和風スイーツのようにあんこやきなこなどで味付けするのも飽きずに食べれます。
出先で手軽に美味しく食べたい場合は、市販のカップ味噌汁やカップスープに入れてお湯を注げば、雑炊やリゾットにように食べることができます。こういった調理方法が可能なのがクイックオーツの最大の魅力といえるでしょう。
中にはクイックオーツの食べやすさから、温かいクイックオーツをスプーンで掬い、別皿で用意したフルーツを入れた冷たい牛乳に一口ずつ浸して食べるている人もいるようで、その温度差の食感がやみつきになる人もいるようです。