ラム酒ってどんな味?種類ごとに違うラム酒の味
近年徐々に人気を集めているラム酒。お菓子などに使われている場合も多いですが、実際にどんな味なのか気になったことはありませんか?
ラム酒は種類によって味や香りに違いがあるので、ここでは種類ごとに違うラム酒の味について紹介していきます。
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ラム酒ってどんな味?
ラム酒には様々な種類があり、種類によって味や香りはもちろん変わってきます。
しかし種類によって違いこそありますが、基本的にはカラメルを焦がしたような若干の苦味を感じる甘い味とまとまわり付くような甘い香りを楽しむことができるのがラム酒の魅力です。
ストレートやロック、カクテルで飲まれたり、カラメルのような風味があるのでお菓子に使われたりバニラアイスとの相性が良く、ドライフルーツを漬けるなど様々な用途があります。
アルコール度数は決して低いわけではありませんが、その甘さから蒸留酒の中では比較的飲みやすい部類のお酒です。
ラム酒の種類による味や風味の違い
ラム酒には色・製造法・醸造原料によって種類が分かれており、種類によってカラメルのような風味や香りに違いがあります。以下で紹介していくので参考にしてみてください。
色によるラム酒の味の違い
ラム酒には色によって種類が分かれていて、それぞれ味と香りに違いがあります。見た目でわかる部分なのでぜひチェックしておきましょう。
ホワイトラムの味
ラム酒の中では甘みや香りは軽めになっており、味に関してはウォッカに近いと言われるほどなので甘みはそこまで強くはありません。甘い香りをほのかに感じることができる程度なので、主にカクテルとして使われる場合が多い種類です。
ゴールドラムの味
ホワイトラムとダークラムの味と香りの中間に位置しているのがゴールドラムです。カラメルのような甘さも香りもバランスが良いので、カクテルでもストレートでも美味しく飲むことができます。お菓子に使用されるケースもあります。
ダークラムの味
甘みや風味が強い傾向にあるのがダークラムです。ラム愛好家ではストレートやロックで飲む人が多いですが、カクテルとしても人気があります。香りが強いのでお菓子にもよく使われます。
製造方法によるラム酒の味の違い
ラム酒は製造法によっても味や香りに違いがあります。色の違いと同様に軽めから重めまで違いがあるので、理解しておいて損はありません。
ライトラムの味
連続式蒸留器にて蒸留した後、内側を焦がしていないオーク樽やタンクで短期間熟成させたものがライトラムです。甘みと香りが弱めなのが特徴であり、その特徴からカクテルでよく使われる種類のラム酒です。
ヘビーラムの味
単式蒸留器にて蒸留後、内側を焦がしたオーク樽で熟成させることによって、強めの甘い味わいと甘い香りを持たせることができます。ちなみに3年以上熟成させると甘みと香りが強いダークラムができあがります。
ミディアムラムの味
ライトラムやヘビーラムのどちらかの製造法を採用していたり、中にはライトラムとヘビーラムを製造してブレンドして造られている場合もあります。ラム酒特有の味や香りを持たせつつも、ヘビーラムほど強い味わいになっていないので、バランスの取れた甘さと甘い香りを楽しむことができる種類です。
醸造原料による味の違い
ラム酒にはサトウキビから砂糖を精製する際の副産物であるモラセスを原料とするものと、サトウキビの搾り汁を直接原料とするものがあります。
ラム酒の総生産量の約97%がインダストリアルラムです。基本的にラム酒といえばインダストリアルラムと思っておいていいでしょう。残りの約3%がアグリコールラムになります。
アグリコールラムの味は?
砂糖を精製する過程でできるモラセスではなく、サトウキビの搾り汁をそのまま使用して作られるので、サトウキビ本来のフレッシュな味と香りを楽しむことができるのがアグリコールラムの特徴です。
スパイスト・ラムについて
主にラム酒のベーシックであるインダストリアルラムにバニラなどのフレーバーを加えたのがスパイストラムです。フレーバードラムなどと呼ばれる場合もあります。フレーバーを加えることによって深みを出したり、飲みやすくしたりすることができる人気のラム酒です。もちろんインダストリアルラム以外でフレーバーを加えているラム酒もあります。
スパイストラムといえばラム酒の名門「キャプテンモルガン」が有名です。スパイストラムって美味しそう!と思った人は、ぜひキャプテンモルガンのラム酒を試してみてください。
>>キャプテンモルガン(Captain Morgan)のラム酒について