ポルフィディオの歴史や特徴とおすすめのテキーラ
数あるテキーラの銘柄の中でも世界的に人気・評価が高いのが「ポルフィディオ(PORFIDIO)」です。サボテンのガラス細工が入ったボトルは非常に特徴的ですし、テキーラ自体の味わいも極めて優れた銘柄としてセレブで愛飲している人も数多くいます。
ここではそんなポルフィディオの歴史や特徴とおすすめのテキーラを紹介します。
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ポルフィディオ(PORFIDIO)とは?
1937年、ハリスコ州グアダラハラ市に蒸留所を設立、テキーラの人気銘柄として外せないのが「ポルフィディオ(PORFIDIO)」です。サボテンのボトルが特徴的な銘柄ですが、ボトルの見た目だけではなくテキーラの品質も非常に高く、俳優のロバート・デ・ニーロや元テニスプレイヤーのアンドレ・アガシも愛飲するほどの優れた味わいを誇っています。
最大のマーケットであるアメリカでは、各コンクールに出品する度に金賞を受賞しており、権威あるワイン専門誌「Wine」ではスピリッツ部門で98点を獲得、この記録は未だに破られていません。
ちなみにポリフィディオとは別のブランド名ではありますが、アガベの2番搾りとヘッド・テール部分を使用して樽熟成させたものをブレンドした「501 レボリューショナリオ レポサド」というテキーラも手掛けています。ポルフィディオのテキーラよりもリーズナブルにテキーラを楽しむことができます。
ポルフィディオ(PORFIDIO)のテキーラの特徴
ブルーアガベを100%使用したプレミアムテキーラなので、ショットで一気して飲むにはもったいない味わいを持っているのが特徴です。世界的な富豪であるビル・ゲイツが自家用ジェットを使って向上へ足を運ぶくらいですから、唯一無二の味わいのテキーラであることがわかるかと思います。
テキーラ自体の種類は多くありませんが、アルコール度数が低く甘みを引き立てたものや、テキーラではなくラム酒を製造しているラインナップの豊富さもポルフィディオの特徴のひとつと言えるでしょう。
ポルフィディオ(PORFIDIO)のボトルデザイン
なんといっても目を引くのがサボテン入りのボトルです。ボトルに描かれてるわけではありません。もちろん本物のサボテンが入っているわけではなく、サボテンのガラス細工が入っています。職人が1本ずつ手吹きによって作り上げています。
ちなみにポルフィディオはラム酒も製造していますが、ラム酒のボトルにはサボテンではなく椰子の木のガラス細工が入っています。
テキーラではない?ポルフィディオのテキーラ
ここまで散々「ポルフィディオのテキーラ」と呼んできましたが、実はポルフィディオのテキーラは厳密に言うと「テキーラではない」ってご存知ですか?
テキーラというのは原産地呼称銘柄なため、同じ製法で作られたお酒でもテキーラと名乗るには幾つかのルールをクリアする必要があります。スパークリングワインでいうシャンパンや、ブランデーでいうコニャックと同じようなものですね。
テキーラという言葉を商品名に使う条件のひとつにはテキーラ規制委員会(CRT)への登録が必要であり、登録を受けた蒸留所には頭にNOMが付いた番号が付与されます。
しかしポルフィディオの蒸留所にはNOM番号が存在しない為、CRTへの登録が行われていません。世間ではテキーラとして呼ばれていますが、厳密にはテキーラではないのです。(当サイト内では便宜上テキーラと呼びます。)
なぜテキーラ規制委員会に登録されていないのか
「ポルフィディオがCRTに登録されていない理由」をテキーラの有識者に尋ねてみたところ、テキーラ規制委員会に登録をすると、登録した蒸留所でテキーラ以外のお酒を作れなくなることが理由ではないかとの回答をいただきました。
ポルフィディオではアルコール度数25度のテキーラ(厳密にはテキーラではない)も作っていますが、テキーラのルールでは「アルコール度数35〜55度」というルールがあるため、このようなお酒は作れなくなります。
また、ポルフィディオはラム酒も製造しているので、テキーラだけに縛られず酒造りをする為に登録していないと言われています。
また、こちらはインターネット等でささやかれている噂ですが、ポリフィディオの創設者がオーストリア人だということに関係があるのではないかとの話もあるようです。
テキーラはメキシコを代表する国民的なお酒であり、メキシコ人以外が作ったテキーラが、世界的に高く評価されていることにしがらみがあるのかもしれませんね。
ポルフィディオのおすすめテキーラ
世界的に非常に優れたテキーラとして評価が高いポルフィディオのおすすめテキーラを紹介します。
ポルフィディオ アネホ
現在の価格はコチラ |
ポルフィディオと言えばこれ!ポリフィディオのおすすめのテキーラでぜひ飲んでみていただきたいのが「ポルフィディオ アネホ」です。名前にはアネホとありますが、樽熟成を5年しているのでランクとしてはエクストラアネホとなっているテキーラです。
最高級のブルーアガベを100%使用したプレミアムテキーラであり、とろっとしたまろやかな甘さとコク、スパイシーな風味を楽しむことができます。ほんとにテキーラかと疑ってしまうほど飲みやすく味わい深いテキーラなので、一気などではなくじっくりと味わってみてください。
ポルフィディオ プラタカクタス
現在の価格はコチラ |
樽熟成をさせていないので、アガベ本来の味わいをすっきりとした口当たりで楽しめるテキーラが「ポルフィディオ プラタカクタス」です。プラタカクタスもアガベを100%使用したプレミアムテキーラです。
すっきりとした口当たりではありますが、アガベの柔らかい甘みなど原料の良さをしっかり感じ取ることができます。