ジャパニーズウイスキーの特徴とおすすめ銘柄がコチラ!
日本人の嗜好に合わせて軽い口当たりに仕上げられた味わいのジャパニーズウイスキー。日本国内でスコッチウイスキーを手本に作られミズナラ樽を使用した人気ウイスキーです。今回はそんなジャパニーズウイスキーの歴史や魅力から人気のウイスキーまで紹介します。
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魅力的なジャパニーズウイスキーの歴史や特徴
ジャパニーズウイスキーの起源と歴史
日本国内に始めてウイスキーが持ち込まれたのは江戸時代末期のペリー来航の時で、サスケハナ号にて奉公や通訳が歓待された際にウイスキーが振る舞われたそうです。1860年に日本初の西洋式ホテルである横浜ホテルがオープンしましたが、その中にあるバーにてウイスキーが出されていたという記録も残っています。
また、1871年には猫印ウヰスキーが日本人の為に始めて輸入されたウイスキーとなり、明治時代末期頃から大正時代にかけて本格的ウイスキーの製造に向け活動が開始。摂津酒造は技師として竹鶴政孝をウイスキーの名産地であるスコットランドに派遣。現サントリーの社長はウイスキー製造の為の蒸留所建設を考えていました。
ジャパニーズウイスキーの製造はスコッチウイスキーの製造を再現する事から始まり、余市が国産ウイスキーのメッカとなったのは機構や地形が似ているからなのです。そんな中生み出されたジャパニーズウイスキーは戦後アメリカ軍関係者の評価を得て、日本の戦後復興と同時にウイスキーの国内需要が向上し、様々な銘柄が生み出され、現在では安価なウイスキーや、高価なウイスキーまで様々な物が作られています。
ジャパニーズウイスキーの魅力と特徴
日本で生まれたジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーを手本にしながらも、多くの日本人の好みに合わせて、スモーキーフレーバーは抑えめな作りとなっています。ジャパニーズウイスキーで最も流通しているのはモルトとグレーンのブレンデッドで、そのウイスキーのブレンド方法や性質の特殊性が国産ウイスキー最大の特徴と言えます。
原酒の生成に使用する樽の素材にミズナラを使用しているのも風味を魅力的にしていて、若いウイスキーはココナッツの様な香りを持ち、長く熟成されたウイスキーは芳醇となり、まるで沈香や白檀のような深く落ち着いた気品のある芳香へと変化しているのが特徴です。
日本国内ではシングルモルトだけでなくブレンデッドウイスキーも多種多様に製造され、アイラモルトの様なスモーキーなウイスキーから、スペイサイドのようなスムースな物まで、1つの蒸留所において多様化されている事もジャパニーズウイスキーが評価を受ける理由で、様々な工夫がなされているため、個性のある魅力的な銘柄が多数あるのも特徴と言えます。
初心者におすすめのジャパニーズウイスキー
おすすめジャパニーズウイスキー:山崎 18年
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おすすめウイスキー【山崎 18年】の特徴
ストレートで飲むと、改めてジャパニーズウイスキーの美味しさに気づかされます。蜂蜜のような滑らかな口当たりに、レーズンのように深くフルーティな甘い香りを持ち、シェリー樽を使用した原酒の比率が高いため、口に入れた瞬間は甘酸っぱさが広がり、喉を通した後はほろ苦い余韻が続くと言う、ジャパニーズウイスキーの最高峰です。
美味しいウイスキーを飲んでみたいという初心者に知ってもらいたい最高の逸品です。
おすすめジャパニーズウイスキー:響 21年
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おすすめウイスキー【響 21年】の特徴
全てを邪魔しない侘び寂びを備えたジャパニーズウイスキーの秀才銘柄です。生真面目な日本人が作った生真面目なウイスキーとはこういう事を言うと再確認できます。
オーク材と穀物の香りは奥行きのある清涼感をもたらし、滑らかな口当たりが特徴で、口に含むと、まるで一瞬で溶けるキャンディーの様な甘みが広がって行くのですが、それも渋みを感じさせない苦みにより切れのよい後味となります。
その後重厚感のある余韻だけが残るという、ジャパニーズウイスキーの粋。ぜひともウイスキー初心者に味わって頂きたい、生粋の国産ウイスキーです。