カロリーゼロでも太る?人工甘味料とダイエット
ダイエットの強い味方として有名な人工甘味料ですが、カロリーゼロでも低カロリーでも人工甘味料は太るという言葉も良く耳にします。そこで、実際は太りやすいのか、それとも太りにくいのか調査し理由もあわせて紹介していきます。
人工甘味料の成分(合成甘味料・糖アルコール)によって違いはあるのかもリサーチ。最終的に「人工甘味料はダイエットに向いているのか?」という所に迫っていきます。ダイエットをはじめる前に一度記事をチェックしてみてくださいね。
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人工甘味料は本当に太るの?
まず人工甘味料はカロリーゼロや低カロリーが特徴なのになぜ太るの?という疑問がわくと思います。その答えは商品の表示についての規定にありました。
食品の場合100mlまたは100gあたり5カロリー未満であればカロリーゼロと表示することが出来ます。つまりカロリーがゼロだからといって、大量に摂取してしまうと結果的に必要以上のカロリーをとっていしまい太ってしまう事はあり得ると思います。
しかしペットボトル500mlを1本飲んでも多くても25カロリーですから、太るというレベルに至るまではかなり摂取しなくてはいけない計算に。その点を考えると、直接的に太る原因には繋がりにくいと考えるのが妥当でしょう。
人工甘味料で太る理由
人工甘味料で太ってしまうとされる理由は上記で説明した事以外にも様々いわれています。ではどんな理由があるのか具体的にチェックしていきましょう。
継続して摂取するとインスリンの働きが悪くなる
食事などから摂取した糖質は、体内に入るとインスリンというホルモンにとらえられ、各細胞にエネルギー源として配られます。
しかし入ってきたものすべてが配られるわけではなく1日の配分量が決まっているのです。もし多くとってしまった場合、糖質が体内で余り残りは全て脂肪細胞へと送られてしまいます。ですので糖質の摂りすぎは太ってしまうというのが自然の流れです。
しかし人工甘味料は体内に糖質として感知されることがなく吸収されないため、1日経つと全てそのまま外へと排出されます。つまり体に取り込まれることが無いので、ダイエットに効果的とされてきました。
では、なぜ太りやすいといわれるかと言うと、インスリンの働きが悪くなるからです。
インスリンの仕事は体を維持していく為に必要な仕事なので毎日おこなわれていますが、継続して処理をしなくていい人工甘味料がやってくると、いざ糖質(甘み)が体内に入ってきても働く必要はないと勘違いをしてしまうのです。
そうすることで、糖質は配分されずほとんどが脂肪へと変わってしまうため太りやすい体質になってしまうという説があります。
満腹中枢が鈍くなる
人工甘味料の種類にもよりますが、フェニルアラニンやアスパラギン酸といった成分が主要の場合が危険です。
この2つの成分は、満腹ホルモンのレプチンを活発にします。レプチンは満腹になったことを脳に伝える役割を担っているので、一見ダイエットに効果的なように思われますが、実はレプチンが活発になってしまうことで受け取る側の脳がキャパオーバーしてしまい、満腹度が麻痺した感覚になってしまうのです。
そうするといつもなら満腹を感じるはずの所をこえても、まだまだお腹がすいてる感覚に陥り食べ過ぎてしまう結果に。こうなってしまうと元の感覚に戻すのが大変ですし、逆に太ってしまうという事も充分にあり得るという事です。
舌が麻痺してしまう
人工甘味料は砂糖よりも甘みが強いものがほとんどです。ですから一般的なジュースよりもカロリーゼロの方が甘く感じることも少なくないはず。
それでもカロリーが少ないからと気にせずたくさん飲んでしまった場合、脳の中の快楽中枢を刺激してしまい依存性がでてしまうといわれています。この甘さを体が欲するようになってしまうので、どんどん人工甘味料を摂取してしまう事に。
高度な甘みを摂り続けたことにより、舌も麻痺を起こし少しの甘みでは甘さを感じなくなります。そうなると自然とどんどん強い甘みを選んで口にしてしまうため、最終的に肥満の原因になってしまうという事もあります。
太りやすいは人工甘味料の種類によって違うの?
結論から言うと成分によって多少の違いがあります。
人工甘味料は基本的にショ糖や砂糖よりも甘く低カロリーと認知されていますが、中には甘さは半分なのにも関わらず高カロリーのものもあります。 特に糖アルコールは自然の甘み成分から作り出しているものなので、合成甘味料よりも高カロリーのものが多いです。
例えば糖アルコールに所属しているグリセリンという成分は、まさに甘みが少なく高カロリーの成分。人工甘味料だからといって、こういう成分を選んでダイエットをしてしまうと失敗するだけでなく、さらに太る原因にもなる可能性があります。
太るといわれる原因を調査してきましたが、結論的に「摂りすぎ」によって起こるケースが多く、ちゃんと成分を選んで人工甘味料だけに頼ったダイエットでなければ問題は無いのでは?というのが見解です。