安全?人工甘味料サッカリンの特徴と危険性
このページでは、サッカリンにスポットをあてて詳しく紹介していきます。気になる血糖値への影響や危険性安全性についても調査しました。
サッカリンの特徴や歴史なんかにも触れながら、知識を共有していきたいと思います。最後にオススメのサッカリンも紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
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サッカリンとは?
サッカリンとは人工甘味料に分類される、合成甘味料の1種です。砂糖と比べて700倍ほどの甘みを持っているのですが、ゼロカロリーです。
サッカリンは世界最古の人工甘味料と呼ばれており、第一次世界大戦で急激な砂糖不足になった時に、砂糖の代わりとして用いられ急激に世界に名を知られることとなった成分です。甘みがあるからと大量にいれてしまうと苦みがでてしまう成分なので要注意。
サッカリンのカロリーと血糖値
サッカリンのカロリーはゼロ。といってもサッカリン自体にカロリーがないのではなく、体の中で吸収されることなく外へと排出されるので、正確には実質ゼロカロリーという事です。
血糖値はからだに吸収される物質や代謝が起きないと変化がないので、サッカリンは血糖値に関係がないとされています。
日本や世界各国でサッカリンの扱い
日本では厚生労働省から食品添加物として使用を認められています。しかしサッカリンには長い間発がん性がある成分だと考えられてきたため、世界からはあまり良い印象は持たれていません。
1977年にはFDA(米国食品医薬品局)が甘味料として使用することを禁止しており、元をたどれば1970年代に研究で膀胱がんの関連性が指摘されたことから始まります。今となってこそ通常に使われていますが、昔のイメージが根強く、危険な成分としての扱いが多いのが現状です。
サッカリンが使われている商品
サッカリンは水に溶けない性質を持っているため、食べるものでいうとチューイングガムや加工食品をメインに使用されています。
例えば、さかなの缶詰や瓶詰の食品、魚肉ソーセージや乳飲料など。粉末からつくる飲料やこうじ漬けのたくあんなどにも使われています。他にも日用品にも使われており、歯磨き粉などにも配合されています。
害はあるの?サッカリンの安全性
世界でも基準の高い日本の厚生労働省が、サッカリンを食品添加物として認可しているので、安全性には問題が無いと考えられます。
一部の研究結果によると、がん細胞の成長を遅らせることが出来たという報告もあります。昔から発がん性物質などと嫌われてきた成分ですが、近年では悪性のガンが成長したり転移するなどを防ぐ効果があるとの研究結果が発表されています。
1977年にFDA(米国食品医薬品局)が危険物として、人工甘味料としての使用を禁止しましたが、FDAが依頼した研究機関から人体には影響が無いと判明したため、その後1991年に安全性が確認できた事を宣言しました。
毒性?サッカリンの危険性
1960年代におこなわれた動物実験で、発がん性があるとの結果がでました。ジャーナリストの渡辺雄二著者の「食品添加物の危険度がわかる事典」に、オスのラット45匹のうち8匹に膀胱がんが発見されたという詳細が記載されています。
それまでに砂糖のかわりとして人気のあったサッカリンは一気に毒物扱いになり、FDAから使用の禁止が出され、GRAS(FDAが安全だと認められる物質に与える合格証みたいなもの)を解除されました。
その後、アメリカ 連邦保健福祉省が猿などをつかった動物実験や毒性の研究をおこない、サッカリン自体に発がん性があるのではなく、混在していたオルトトルエンスルホンアミドという成分に問題があると発覚。
アメリカの国家毒性プログラムにより安全であるとの発表がされましたが、一度うけてしまったイメージのせいでサッカリンは中々使われにくくなりました。しかし先進国である中国や、アメリカがサッカリンを使用し再開したことで、徐々に使用する国が増えていったようです。
現在は使用できる量が決められてはいますが、自由にサッカリンを使うことが出来ます。ただ、サッカリンと同じような人工甘味料(スクラロース・アスパルテーム・アセスルファムKなど)が開発されており、今はそちらが主流になってきているため、使用頻度は少ないようですね。
サッカリンの心配される副作用
サッカリンの副作用は、多くは発表されてはいませんが人体にとって影響が大きいものばかりですので、要注意です。
- 胃酸過多
- お腹を下す
- 発がん性
- 不妊
サッカリンの摂取量の目安
サッカリンは1日の許容摂取量が1kgにあたり5mgとされています。体重が50kgの人だと250mgという事になります。摂取量を大幅に超えてしまわないように気をつけましょう。
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値段もお手頃な価格で販売されているので、初めての方にも使いやすいと思います。甘みの中でもしびれるような刺激の感覚もあるのがサッカリンの特徴で、入れすぎると苦くなってしまうので、その点に気をつけて使用しましょう。