オドラムズ(Odlums)のオートミールの魅力や特徴

オートミールの聖地と言われるアイルランドで160年以上に渡ってオートミールを製造している老舗企業オドラムズ。オートミールを主食にしてきた歴史を持つアイルランドで今なお愛され続けるオドラムズのオートミール。その特徴と種類についてご紹介します。

オドラムズ(Odlums)とは？

日本ではあまり馴染みのないアイルランドのオートミールメーカー「オドラムズ」。創業160年以上の歴史を誇る麦製品の加工会社です。

1845年にオドラムズ家によって創業された同族会社であり、オートミールはもちろん小麦粉の製造が生業であり、一般家庭向け、レストランやパン屋さんなどの業務向けに生産を行っています。

フクロウのロゴが特徴であり、アイルランドの家庭には必ずと言っていいほど、このフクロウのロゴがプリントされた製品があると言われる程です。

同社製品を用いたレシピの開発や提供にも積極的であり、簡単に美味しく調理できるレシピでアイルランドの家庭の味を長年支えています。

アイルランドの伝統食でもあるオートミールの加工技術が高く評価されており、160年以上に渡って愛されています。オートミールの加工技術も年々進化しており、美味しくない朝食という評価から、加工技術の進歩によって、より滑らかでクリーミーな美味しい朝食へと進歩させてきました。

簡単に調理できる利便性も高まり、オートミールをアイルランドで今なお愛され続ける伝統的な食材にしている立役者と言われています。

オートミールの聖地アイルランド

オートミールの原料であるオーツ麦は、中央アジア原産の雑草でした。紀元前1000年ごろからヨーロッパで栽培が始まったと言われています。

古代ギリシャやローマでは家畜の飼料として栽培されていました。しかし、寒冷な気候で豊かとはいえない土地で穀物の育ちにくいアイルランドでは、栄養価の高いオーツ麦は重宝され、貴重な栄養源として古くから食用として栽培されてきました。

アイルランドの寒冷な気候がオーツ麦の栽培に適しており、さらにオーツ麦には土壌環境の改善効果もあったので、古くからオーツ麦が盛んに栽培され、現在でも親しまれています。

アイルランドでは、16世紀まではオートミールは主食として大量に消費されましたが、16世紀後半にジャガイモが伝わり、新たな主食としてジャガイモが台頭し、オートミールが主食の座を奪われました。

しかし、21世紀に入り、伝統的な食事であったオートミールが見直されています。健康志向の高まりによって、豊富な栄養に注目され、健康的な朝食の定番としてかつての人気を取り戻しています。

歴史的な背景もあり、オートミールを古くから栽培し、数百年にわたって主食としてきたアイルランドは、オートミールの聖地と言われています。