焼き芋焼酎の魅力とおすすめ銘柄
一昔前の本格焼酎ブームによってその名を一気にしらしめた芋焼酎ですが、それとは一味違った味わいを感じることができる、「焼き芋焼酎」という焼酎を御存知でしょうか。
通常は蒸されて使用される芋を焼いて使用する焼き芋焼酎。ここではそんな焼き芋焼酎の魅力や美味しい飲み方、おすすめの焼き芋焼酎の銘柄などについて紹介していきます。
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焼き芋焼酎とはなにか
芋焼酎と焼き芋焼酎、どちらも原料に芋を使っているのは読んで字のごとくです。では両者には一体どんな違いがあるのでしょうか。
その違いと言えば、通常の芋焼酎は原材料となる芋を蒸して造るのに対して、焼き芋焼酎は文字通り芋を焼いて造る芋焼酎であるという点です。
その特徴は全体的に雑味が少なく、味、香りともに非常に豊かで、より芋の風味や香りを堪能することができるということでしょう。焼き芋の焦げた味わいをふっくらとした香りとして楽しむことができる点もその特徴の一つと言えます。
製造は非常に繊細さが要求され、焼きすぎても香りが邪魔してしまい、食べるのにちょうどよく焼いても焼酎になった時の香りが上手くひき立ちません。絶妙な焼き加減によってその甘みと香りを出すことが可能と言われています。
また、焼き芋焼酎は日が経過したとしても、その香りと甘みは劣化しにくいと言われており長く楽しむことが出来るのも大きな特徴と言われており、それでいながら悪い酔いしにくいと感じる人も多いようです。
焼き芋焼酎の美味しい飲み方
焼き芋焼酎は、通常の芋焼酎を飲む時のように水割り、お湯割り、ロックなどが飲み方としては基本になってくると言えます。そんな中でもおすすめの飲み方について紹介しておきます。
焼き芋焼酎はお湯割りで
焼き芋焼酎ので最もおすすめの飲み方は、ズバリ「お湯割り」です。焼き芋焼酎の独特の香りや芳醇な甘味を引き立たせることが可能なお湯割りならば、焼き芋焼酎の良さを存分に感じることが出来るでしょう。
割合に関しては完全に好みとも言えますが、おすすめは、焼き芋焼酎をお湯で割った時のアルコール度数が15度前後になるように割ることです。選んだ焼き芋焼酎の銘柄によって調整します。
これは日本酒と同程度のアルコール度数であり、焼き芋焼酎の特徴をもっとも感じやすい状態だと言えるでしょう。
お湯割りを作る際には、お湯を先にグラスの器に入れ、あとから差し込むように焼酎を注ぐのが良いでしょう。これにより自然な対流がうまれ、より焼き芋焼酎独特の香りや味わいを楽しむことが出来るでしょう。
芋焼酎が苦手な方は
もしも芋焼酎が苦手という方は、焼き芋焼酎に関してもクセがあるように感じる方が多いかもしれません。その場合には、まず水割りで飲むことをおすすめします。
水割りにすることで口当たりは非常にまろやかになり、焼き芋焼酎の美味しさを感じることが出来るでしょう。通常よりも薄めで飲むことでそれがより顕著になるので苦手な方は薄めで飲むことをおすすめします。
焼き芋焼酎のおすすめ銘柄はコチラ
ここまで紹介していき焼き芋焼酎にも、実は色々な銘柄が存在します。どんな芋をしようするかなどによってそれぞれ特徴が変わってきます。ここではそんな焼き芋焼酎の代表的なものからおすすめの銘柄を紹介しておきます。
鬼火
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世界的なワインソムリエ田崎真也さんがすすめる田崎酒造から販売されているのがこの「鬼火」という芋焼酎です。明治20年創業の100年を超える歴史は厳選された芋と水が使用され丹精込めて作られています。
焼き芋を使用することによる芳醇な甘味と香りが最大の特徴となっており、芋焼酎が好きな方であればその味わい、甘味を存分に楽しむことができる焼き芋焼酎であると言えるでしょう。
やきいも黒瀬
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和60年代につくられた焼き芋焼酎を10年にもわたり改良を重ねようやく世に出てきた焼き芋焼酎となっており、非常にバランスのとれた上質の焼き芋焼酎となっています。
厳選された黄金千貫を丁寧に焼いて造られた焼き芋焼酎です。焼き芋が持つ香りや旨み、甘味が最大限に活かされている芋焼酎と言えるでしょう。