芋焼酎のおすすめ銘柄10選!飲みやすさから本格派までご紹介!
この記事では、芋焼酎のおすすめ銘柄を厳選して10銘柄ご紹介していきます!
独特な香りと味わい、濃厚なコクと風味で多くの人を虜にしてきた芋焼酎。
香りが強く苦手という方も多かったのも今では過去の話。実は非常に飲みやすく、香りを楽しむことが出来る銘柄も豊富です。
「そろそろ芋焼酎に挑戦したい!」「芋焼酎をプレゼントしたいけどどれにすれば良いのか分からない!」
そんなあなたにピッタリの銘柄を芋焼酎の魅力や選び方のポイントと併せてご紹介します。
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芋焼酎の特徴と魅力
芋焼酎の魅力と言えば、なんと言っても原料であるサツマイモが生み出す独特な香りと、芳醇な甘みが織りなす風味でしょう。
銘柄によっても大きく異なるその風味と香りは、様々な楽しみを与えてくれることから虜になってしまう方も少なくないでしょう。
香りが強いため苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、近年ではそうした方でも飲みやすいフルーティーさが特徴の芋焼酎もあります。
様々な味わいを楽しむことが出来る豊富な銘柄があり、奥が深くいつまでも楽しめるお酒と言えるのではないでしょうか。
芋焼酎選びのポイント
芋焼酎は非常に多くの銘柄があり、それぞれ特徴も異なるので、一体どれを選べば良いか迷いがちです。
ここではそんな芋焼酎を選ぶ上でおさえておきたいポイントについて解説していきます。
一つ一つチェックしていけば、必ずあなたにピッタリ、もしくは大切な人へのプレゼントにピッタリの芋焼酎と出会えるでしょう!
原料に使われるサツマイモの品種による違い
芋焼酎の原料に使われるサツマイモの品種は40種類以上と言われ、その種類によって芋焼酎の味わいに大きな影響を与えます。
ここでは、どんなサツマイモを使うとどんな風味になるかについて解説していくので、是非芋焼酎を選ぶ際の参考にしてみてください。
黄白系のサツマイモを使った芋焼酎の特徴
芋焼酎の原料として最もメジャーなのがこの黄白系のサツマイモで、特に「黄金千貫(コガネセンガン)」は非常に多くの芋焼酎の原料となっています。
食用としても使われていて、デンプン質が豊富なためアルコールを効率よく生成出来ることから、多くの芋焼酎の原料として使われています。
コガネセンガンから造られる芋焼酎は、非常に上品な味わいと甘み、芳醇な香りと味わいのバランスの良さが大きな特徴です。
芋焼酎の醍醐味とも言うべき味わいや風合い、香りを楽しみたい方におすすめです。
プレミアム焼酎として非常に有名な「森伊蔵」や「佐藤の黒」もこのコガネセンガンを使った芋焼酎となります。
紫系のサツマイモを使った芋焼酎の特徴
芋焼酎の中でも、紫芋を使った焼酎は他とは違った味わいが特徴的で「ムラサキマサリ」「エイムラサキ」「アヤムラサキ」が有名な品種です。
芋を二つに割った時にハッキリと分かる鮮やかな紫色には、ブルーベリーやブドウなどに多く含まれるアントシアニンというポリフェノールの一種である成分が豊富に含まれます。
アントシアニンには味をまろやかにする効果があるとされていて、フルーティーな味わいになることから芋焼酎のクセが苦手な方でも比較的飲みやすいタイプの芋焼酎となります。
「ムラサキマサリ」を使った「赤霧島」、「エイムラサキ」を使った「赤薩摩」が有名な銘柄でしょうか。
白系ののサツマイモを使った芋焼酎の特徴
基本的には食用には向かないタイプですが芋焼酎を作るには非常に向いているをサツマイモで、「ジョイホワイト」「シロユタカ」が代表的な品種です。
特に「ジョイホワイト」は芋焼酎を作るために品種改良された品種で、フルーティーでさわやかな飲み口、端麗な味わいに仕上がりやすく、芋焼酎が苦手な方でも飲みやすい銘柄が多いのが特徴となっています。
吉永酒造の「利八」が有名な銘柄です。
橙系のサツマイモを使った芋焼酎の特徴
割った時の果肉の色がベータカロテンを豊富に含むためオレンジ色となっていて「アヤコマチ」「ジェイレッド」「安納芋」がなどの品種が有名でしょうか。
食用としての用途にも人気で、焼酎の原料にした時にはその濃厚な甘さと果物のような香りが特徴です。
「ハマコマチ」という品種を使った『浅黄うさぎ』は芋焼酎独特のくさみのないスッキリとした味わいとなっていて初心者の方にもおすすめです。
麹の種類による違い
焼酎造りは「一麹」「二元」「三造り」と言われるほど「麹」は重要な要素の一つです。
麹には大きく分けて三つの種類があり、どの麹を使うかによって仕上がりも変わります。
それぞれの麹の特徴について簡単に紹介していくので芋焼酎選びの際には是非チェックしておきましょう。
白麹
芋焼酎の中でも多くの銘柄で使用される白麹は、芋の風味が比較的マイルドですっきりとした軽快な飲み味が特徴です。
プレミアム焼酎としても知られる森伊蔵や、芋焼酎でも特に人気の高い赤霧島もこの白麹が使われています。
芋焼酎のしっかりした味わいと感じたいけれど、なるべく香りのクセが少ない芋焼酎をお探しの方におすすめです。
黒麹
腐敗しやすいとされた黄麹に代わって芋焼酎造りにおいて伝統的に使われてきた黒麹は、芋焼酎らしいしっかりとした香りや味わいが特徴です。
代表的な銘柄では、佐藤の黒や黒霧島などはこの黒麹を使って造られています。
芋焼酎の力強いコクやどっしりとした芋の香りを感じたいという方におすすめです。
黄麹
もともとは日本酒造りのために生み出された黄麹は、白麹や黒麹に比べると、圧倒的にクセが少なくフルーティーな香りが特徴です。
有名な銘柄では、魔王、富乃宝山、海などにはこの黄麹が使われています。
芋焼酎が苦手な方が感じやすいクセが少なく、果物のようなスッキリとしたフルーティーな味わいは芋焼酎初心者や女性にも人気です。
蒸留方法による違い
蒸留は一次もろみに原料を加え発酵させた後に行う、日本酒やビール、ワインなどにはない、焼酎造りにおいて欠かすことの出来ない重要な工程です。
乙類の焼酎ではこの蒸留を一度だけ行う単式蒸留器を使って造られますが、この蒸留方法は常圧蒸留と減圧蒸留の二つの方法に別れ、仕上がりに違いが生まれるので、簡単にご紹介していきます。
常圧蒸留
いわゆる伝統的な蒸留方法で、原料の成分をしっかりと抽出することで香りや味わいを奥深いコクのある焼酎を作ることが可能です。
芋焼酎らしい香りや味わいを求める方は、常圧蒸留によって出来た芋焼酎がおすすめです。
減圧蒸留
蒸留器のタンク内を真空にすることで低温での蒸留を行い、香りをおさえて雑味を取り除いた仕上がりになります。
スッキリと軽めの飲みやすい仕上がりで、芋焼酎独特の香りが苦手な方には減圧蒸留によって出来た芋焼酎がおすすめです。
鹿児島県産と宮崎県産の違い
芋焼酎と言えば、鹿児島県と宮崎県産が圧倒的に有名でありそのシェアも断トツですが、実はこの二つの地域で生まれる芋焼酎にはちょっとした違いがあります。
鹿児島県産の芋焼酎
芋焼酎の原料であるサツマイモの生産量日本一の鹿児島は、言わずと知れた芋焼酎の王国です。
県内には100を超える蔵元が存在し、どれもこだわり抜かれた豊富な銘柄を取り揃え、芋焼酎で迷ったらとりあえず鹿児島産にしておけば間違いなしの地域です。
プレミアム焼酎として知られる「森伊蔵」「魔王」「村尾」はすべて鹿児島県の芋焼酎となっています。
宮崎県産の芋焼酎
鹿児島とならんで本格焼酎の産地として有名で、米焼酎や麦焼酎の生産も盛んなのがこの宮崎です。
アルコール度数が20度で、スッキリと優しい飲み味が特徴の芋焼酎を数多く取り揃えているので、とにかく飲みやすい芋焼酎をお探しの方は宮崎県産から探してみるのも良いでしょう。
宮崎県産の代表的な芋焼酎と言えば「黒霧島」が最も有名でしょう。
価格による違い
様々な銘柄がある芋焼酎ですが、価格による差というのは実はあまりありません。
ほとんどは2,500円から3,000円台が主流で、定価自体が高いものでも5,000円程度です。
それ以上に価格差が生まれる要因のほとんどが需給の偏りによるものです。
超人気の銘柄や、そもそも生産数の少ない銘柄は需要に見合った供給がないために価格が上がってしまいます。
その分美味しいということも言えるかもしれませんが、高い芋焼酎だからと言って自分好みとは限らないということは頭に入れておきましょう。
芋焼酎のおすすめ銘柄10選!
それではここから、編集部が独自に調査しおすすめ出来る芋焼酎の銘柄を厳選して10銘柄ご紹介していきます。
芋焼酎でどれを買えば良いか迷った時は、是非このランキングを参考にしてみてください!
芋焼酎のおすすめ銘柄第1位【赤霧島】
今年、栄えある芋焼酎部門の人気ランキングで1位を獲得したのは、芋焼酎の名門焼酎蔵である霧島酒造の赤霧島!
地元九州以外ではあまり見かけることの少ない、ちょっと珍しい芋焼酎であり、幻の紫芋と言われるムラサキマサリを原料に、後を引く甘みと気品のある香りが支持されランキング1位の座に輝きました。
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生産地/蔵元 | 宮崎県/霧島酒造 |
麹 | 白麹 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 25度 |
芋の品種 | ムラサキマサリ |
芋焼酎のおすすめ銘柄第2位【黒霧島】
続いて芋焼酎の人気ランキングで2位に登場したのは、またしても霧島酒造の逸品。
とはいっても黒霧島はかなり多くの場所で見かけることができるため芋焼酎好きも納得の順位でしょうか。
黒麹を使用した旨みの強い味わいとキリッとした後味は多くの芋焼酎ファンから人気を獲得しており毎年トップ3に入るほどの常連です。
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生産地/蔵元 | 宮崎県/霧島酒造 |
麹 | 黒麹 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 20度/25度 |
芋の品種 | コガネセンガン |
芋焼酎のおすすめ銘柄第3位【伊佐美】
元祖プレミアム芋焼酎といえば伊佐美、その人気が故に手に入れるのが困難なため人気ランキングには登場しにくいのがプレミアム焼酎ですが、それでも3位に登場するというのはよほどの人気です。
白麹が一般的とされていた時代に黒麹を使用することで生み出された力強い味わいは今も健在!一度は飲んでおきたい銘酒です。
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生産地/蔵元 | 鹿児島県/甲斐商店 |
麹 | 黒麹 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 25度 |
芋の品種 | コガネセンガン |
芋焼酎のおすすめ銘柄第4位【赤兎馬】
九州内限定のプライベート銘柄として登場していましたが、今や本州の一部にも出荷されたことで人気ランキングが急上昇、今年の芋焼酎人気ランキングでは表彰台にあと一歩届かず4位となりましたが大健闘。
いたってシンプルに黄金千貫を白麹で醸し常圧蒸留で作った芋焼酎、だからこその王道の味わいが人気を獲得しています。
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生産地/蔵元 | 鹿児島県/濱田酒造 |
麹 | 白麹 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 25度 |
芋の品種 | コガネセンガン |
芋焼酎のおすすめ銘柄第5位【白玉の露】
芋焼酎の中でも最も有名とされているプレミアム芋焼酎”魔王"を生み出した白玉醸造。
魔王を熟成貯蔵させる前のベースとなる芋焼酎がこの白玉の露であり、当時は知る人ぞ知る美味しい芋焼酎といった存在でしたが、現在では人気ランキングで5位に輝くほどの人気を獲得しています。
芋焼酎好きにはたまらない逸品です。
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生産地/蔵元 | 鹿児島県/白玉醸造 |
麹 | 白麹 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 25度 |
芋の品種 | コガネセンガン |
芋焼酎のおすすめ銘柄第6位【華奴】
その名の通り、芋焼酎随一の華やかな香りで人気を獲得し、今年の芋焼酎人気ランキングで6位に輝いたのは太久保酒造の華奴。
芋焼酎はニオイが苦手という若い女性たちからの支持が高く、風味や甘みを抑えることで生まれたスッキリとした飲みやすい味わいから、芋焼酎の美味しさを知る入り口として人気です。
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生産地/蔵元 | 鹿児島県/太久保酒造 |
麹 | 黒麹 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 25度 |
芋の品種 | コガネセンガン |
芋焼酎のおすすめ銘柄第7位【熟柿】
年に一回秋にだけ出荷される「焼酎好きの中でも知る人ぞ知る芋焼酎」だったのが、インターネットの普及により多くの人へ紹介されて爆発的な人気を獲得し、今年の芋焼酎人気ランキングではなんと7位を獲得。
3種類の麹菌で仕込まれた原酒をブレンドし、じっくりと熟成させた味わいは唯一無二!凝縮された旨みが魅力です。
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生産地/蔵元 | 鹿児島県/八千代伝酒造 |
麹 | 黒麹菌ゴールド、白麹配合 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 25度 |
芋の品種 | コガネセンガン |
芋焼酎のおすすめ銘柄第8位【霧島(白)】
今年の芋焼酎人気ランキンでも霧島酒造は圧倒的な人気であり、1位2位に続いて8位にはスタンダード銘柄の"霧島"通称シロキリがランクイン。
人気銘柄の数々はここから始まったとされるルーツであり、米麹の原酒と芋麹の原酒をブレンドする独自の方法で作られたシロキリは、お湯割りで化ける極上の芋焼酎です。
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生産地/蔵元 | 宮崎県/霧島酒造 |
麹 | 白麹 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 20度/25度 |
芋の品種 | コガネセンガン |
芋焼酎のおすすめ銘柄第9位【三岳】
屋久島の水で仕込んだまろやかな味わいの芋焼酎"三岳"、年間生産量が少なく入手しずらい焼酎ですが、今年の芋焼酎人気ランキングでは9位を獲得しており、さらなる入手困難具合に拍車がかかりそうです。
アルコール度数を感じさせない味わいはロックで美味しく飲める逸品!今年は、見つけたら即購入が鉄則ですね。
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生産地/蔵元 | 鹿児島県/三岳酒造 |
麹 | 白麹 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 25度 |
芋の品種 | コガネセンガン |
芋焼酎のおすすめ銘柄第10位【紫の赤兎馬】
4位にも登場した赤兎馬の原料に、頴娃紫(エイムラサキ)と呼ばれる希少品種の紫芋を使用した紫の赤兎馬は、王道の芋焼酎が持つ味わいに、フルーティーな香りと甘みが加わった独特の味わいで人気を獲得し、芋焼酎の人気ランキングでトップ10以内に滑り込みました!
この逸品飲まずして芋焼酎は語れません!
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生産地/蔵元 | 鹿児島県/濱田酒造 |
麹 | 白麹 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
アルコール度数 | 25度 |
芋の品種 | コガネセンガン・エイムラサキ |