チョーヤの歴史や特徴とおすすめの梅酒
梅酒と言われると、皆様の中にはある銘柄が思い浮かぶのではないでしょうか?その銘柄は古くから梅酒を販売しており、梅酒によって発展してきたため、まさに梅酒を販売するためにあるようなメーカーとなっているのです。
梅酒と言えばチョーヤと言われると、多くの方は納得されると思います。スタンダードながらも変わらぬ美味しさと、様々なサイズの商品をニーズに合わせて世に送り出しているメーカーでもあります。こちらではチョーヤの歴史や特徴とおすすめの梅酒をご紹介していきます。
スポンサーリンク
チョーヤ(CHOYA)とは?
それではまずチョーヤとはどのようなメーカーなのか、そこからご紹介していきましょう。
チョーヤは大阪府羽曳野市に本社を置く、正式名称・チョーヤ社梅酒株式会社です。このメーカーは社名にもあるように梅酒を主とする果実酒の製造販売を行っています。
日本でも有数の果実酒メーカーであり、特に梅酒は国内でも圧倒的なシェアを誇るメーカーです。元の社名は「蝶矢」となっていましたが、2000年に梅酒製造40周年を契機として現在の「チョーヤ」に社名変更をしています。
チョーヤの歴史
社名に梅酒の名が入っているとはいえ、最初から梅酒の販売を主体にしていたわけではありません。その歴史は実に100年以上前にまで遡ります。1914年に現在の土地で葡萄栽培を始めたのが創業のきっかけとなっています。その当時こそまだ酒造はしていませんでしたが、その10年後に当たる1924年に金銅住太郎が栽培した葡萄から、生葡萄酒の醸造販売を始めました。
つまりはじめは梅酒ではなく葡萄酒の販売をおこなっていたのです。この時代には、梅酒は長期保存を目的として一般家庭で各々が作るものであったため製造販売するという発想はなかったようです。
しかし、1940年に旧酒税法が制定されたことにより、一般家庭での梅酒を含む全ての酒類の製造が禁止されたため、一時的に梅酒はその姿を消すこととなりました。
一方チョーヤでは、生葡萄酒を製造し始めてから25年が経った1949年にはブランデーの、1951年には甘味果実酒の製造販売を始め、そのラインナップを増やしています。そして1959年にはリキュール酒として梅酒の製造販売を始めました。
その3年後の1962年に旧酒税法の改正が行われ、再び一般家庭での梅酒づくりが認可されましたが、既にチョーヤが売り出していたこともあり、その人気に一気に火が付く形で、梅酒を含む果実酒ブームが到来しました。
その需要の加速により、チョーヤでは本格的に大規模製造を始めるため、同年に株式会社化をすすめ、蝶矢洋酒醸造株式会社を設立しています。その後もラインナップの増加や、薬草酒の製造販売を始めるなど、事業拡大を進めていきました。
そして2000年には自社の拡大の契機となった梅酒の製造40周年を機に社名を現在の「チョーヤ梅酒株式会社」に改称しています。
チョーヤの梅酒の特徴
チョーヤでは伝統的な製法によって作られた梅酒を、様々なサイズで販売しています。梅の実が1つ入っているひとくちサイズの50ml「ピオ(Pio)」、梅の実が2つ入ったハンディタイプの飲みきりサイズである160ml「プラQ」、スリムなボトルで冷蔵庫にも入れやすいスタンダードサイズの720ml「紀州」、たっぷりの梅の実が入った大容量サイズの1600ml「スペシャル」がラインナップされています。
また紀州には梅の実が入ったものと、入っていないものの2つのバリエーションも用意されています。
スタンダードな製法ながらも、昔ながらの伝統製法を守り、梅そのものが持つ本来の風味をしっかり活かした製品となっています。そのため酸味料や交渉は一切使用せず、大粒の梅の実をたっぷりと漬け込むことで、飲む直前まで梅のエキスを抽出し続けています。
梅の香りや甘酸っぱい味わいをしっかりと感じられる梅酒として、大人気の商品となっています。そのため口コミの評判などを見ても商品としての低評価をほとんど目にしない人気ぶりです。
一般的な梅酒だけではなく、それに炭酸を加えた「ウメッシュ」、砂糖に黒糖を使用した「黒糖梅酒」、後味を追求した「さらりとした梅酒」といった商品も用意されています。梅酒としての美味しさを活かしつつ、様々な楽しみ方ができる梅酒を作り続ける銘柄となっています。
チョーヤのおすすめ梅酒
そんなチョーヤの製品の中からおすすめの梅酒を3選こちらではご紹介していきたいと思います。どの梅酒も美味しく大好評なのですが、その中でも是非1度は飲んでみてほしいものをチョイスしてみました。その特徴などを簡単にですがご紹介していきます。
さらりとした梅酒
現在の価格はコチラ |
紀州産の梅を中心として国産のもののみを100%使用して作られた梅酒です。スタンダードな梅酒同様に梅本来の芳醇な香りと味わいを楽しみつつ、さらにアルコール度数を下げ、甘さを控えめにすることで、商品名通りのさらりと滑らかな口当たりと飲み心地を持たせているのが特徴となっています。
そのためロックやソーダ割りなどはもちろんのことストレートでも十分に飲みやすい梅酒と好評です。先述通りアルコール度数は10%と低めで、扱いが便利な紙パックで売り出されています。
容量は500ml、1000ml、1800mlの3種類、そしてアルコール度数を8%に下げ、糖質40%オフとなった商品、それ以外にも瓶や缶などニーズに合わせて選びやすいのも特徴となっています。
黒糖梅酒
現在の価格はコチラ |
こちらも紀州産のものを中心として国産の梅の実のみを100%使用し、黒糖を材料として使用した梅酒になります。通常この黒糖のみを使用するのですが、チョーヤでは他にも黒糖蜜や黒ラム、黒酢など黒系素材をブレンドすることにより、香ばしさとコクを高めた商品となっています。
その風味は今までの梅酒にはないとろけるような深い味わいとなっており、食後のデザート酒としてではなく、カクテルのベースとして使用したり、お菓子作りの材料としたりと、こちらも通常の梅酒にはない楽しみ方がある商品となっています。
アルコール度数は14%で、容量こそ720mlのみですが、黒糖の名の如く瓶も漆黒で重厚感のあるものとなっており、印象的な商品です。
The CHOYA
現在の価格はコチラ |
The CHOYAはチョーヤで長年培われてきた梅酒づくりの経験とデータを元に製造された集大成ともいうべき傑作梅酒です。最高の付加価値を与える「熟成」そして添加物を使用せず多彩な味づくりをする「ブレンド技術」を融合させ、作り上げられています。
家庭で作る梅酒では出せない香りと味わいを生み出し、進化した本格梅酒として熟成期間が1年の「SINGLE YEAR」と3年の「AGED 3 YEARS」、そしてこの2種類をセットとし、ギフトセットにしてパッケージングされた「GIFT EDITION」の3種類が用意されています。
ボトルには洋酒感を取り入れたオリジナルデザインのものを用いて、和モダン調に仕立てることで高級感と重厚感、そして華やかさを取り入れたものとなっています。アルコール度数は15%と高めですが720mlと購入しやすいサイズともなっています。