自分の好みが見つかる!梅酒の上手な選び方とポイント
酒屋やスーパーのお酒売り場へ行けば必ずと言っていいほど目にする梅酒ですが、品数は多く、購入時にはどれにしようか悩むこともしばしばでしょう。既に自分好みのものを見つけていればいざ知らず、まだ定まっていない方にとっては至難の業です。
梅酒は種類を分けるとそのベースに使われているお酒や、材料などで分けられます。つまり梅酒を選ぶには商品名でなんとなく選ぶのではなく、ベースや材料により生まれる特徴にも目を向けることが大切なのです。こちらでは梅酒の上手な選び方とポイントについてご紹介してきます。
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梅酒の種類
さて、自分に合った梅酒を見つけるための前準備として、まず梅酒の種類を知っておくことが必要になります。相手を知らずして、合うものが選べると言うことはありません。梅酒はベースとなるお酒に梅の実を漬けることで出来上がります。このベースとなるお酒は様々あり、それぞれ特徴が違うのです。まずはこの種類と特徴を簡単にまとめておきましょう。
ホワイトリカーベースの梅酒
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ホワイトリカーは元々酎ハイなどにも使われる無味無臭の甲類焼酎であるため、梅酒にした場合も梅本来の香りや味を楽しめるのが特徴となっています。そのため梅酒の中でも特に飲みやすく、お酒が苦手な方でもすんなりいけてしまう飲み口となっています。
本格焼酎ベースの梅酒
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本格焼酎をベースとした梅酒は、元々本格焼酎が持つ独特の香りや味を活かしたものとなっています。麦や芋、玄米、米、あるいは泡盛もこれに分類されますが、高品質の焼酎を使うことで、梅の成分がしっかりと溶け出し混ざり合うので、本格焼酎で作ったとき特有のコクやキレのあるまろやかさが生まれます。
これは焼酎の種類によって味わいも変わるので、ご自宅で作る際にもいろいろ試してみてもいいかもしれません。また本格焼酎はホワイトリカーよりもアルコール度数が高いため、出来上がる梅酒も度数は必然的に高めになるのも特徴となっています。
日本酒ベースの梅酒
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日本酒ベースの特徴は何といってもその深い味わいと口当たりにあります。元々日本酒は米を醸造したことによって生まれる自然な甘味があります。そのため作る時に糖類を抑えることで、日本酒と梅の自然な甘味がより引き立った仕上がりとなります。
また、丸みのあるまろやかさとコクがある味わいにもなっています。糖類を抑えたことによるヘルシーさも生まれているため、好んで飲まれる方も多いようです。
ブランデーベースの梅酒
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ブランデーベースの梅酒は、ホワイトリカーベースのものよりもまろやかで甘味があります。またブランデーそのものが香り高いものとなっているので、梅の香りとマッチして深い味わいです。ブランデー単体にある刺激もなくなるので、非常に飲みやすくなるのもポイントです。
その他の梅酒
ベースに使うお酒によってはこちらに分類されます。また梅酒には製法や材料によっても種類があるので、その他の梅酒に分類されます。こちらもそれぞれの特徴などを簡単にですがご紹介していきましょう。
黒糖梅酒
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黒糖梅酒は名前の通り、糖に黒糖を使って作られる梅酒です。黒糖を使っているので、コクと深みのある味わいと黒糖の色が溶け出した濃い目の色合いになっているのが特徴的な梅酒になっています。黒糖は甘すぎるイメージがあるかもしれませんが、さっぱりとした甘味に仕上がっているのも特徴です。
にごり梅酒
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にごり梅酒は粗濾しした梅の果肉がブレンドされているため、芳醇な梅の旨味と爽やかな香りはもちろんのこと、果実感あふれるジューシーな仕上がりとなっています。とろみがありまろやかなのに、まるで果肉が入ったジュースのように飲めてしまうほどの飲みやすさを持つデザート梅酒として人気です。
スパークリング梅酒
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スパークリング梅酒は、ソーダ割りとは違い始めから炭酸が含まれた梅酒です。スパークリングワインのようなものを思い浮かべてもらえばいいでしょう。梅の香りが炭酸によってさらに際立ち、さわやかですっきりした後味にまとまった梅酒になっています。また炭酸のおかげで甘さも心地よいものとなっています。
変わり種の梅酒
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変わり種の梅酒はその分類の通り、一風変わったユニークなものが梅酒にブレンドされています。梅以外の果物、例えば苺やバナナといったものや、ヨーグルト、嗜好品である紅茶、香辛料である唐辛子など、多種多様です。
梅酒本来の味や香りを楽しみたい方にはおすすめできませんが、普通の梅酒に飽きてしまった方や、パーティーなどでサプライズと使用するのにはおすすめの種類になります。
梅酒の上手な選び方
さて、特徴も分かっていただけたところで、いよいよ上手な選び方をご紹介してきましょう。自分がどのような梅酒を求め、どのような飲み方をするかを基準として考えていくと選びやすくなります。
飲みやすさが大事な人向けの梅酒
飲みやすさを重視するのであれば、ホワイトリカーベースの梅酒あるいはスパークリング梅酒がおすすめです。
ホワイトリカーベースの梅酒は癖がなく梅酒本来の香りや味を堪能できるものとなっています。そのためどのような飲み方も合う梅酒になるので、自分に合った飲み方ができるため飲みやすくなっています。
スパークリング梅酒は炭酸が苦手な方には飲みにくいかもしれませんが、そうでない方なら爽やかですっきりした飲み心地を得られるので飲みやすい種類になります。炭酸が苦手な方も少量の氷を入れることで炭酸が抜けやすくなり格段に飲みやすくなるので、試してみてもいいかもしれません。
独特の香りを楽しみたい人向けの梅酒
独特の香りを楽しみたい方は、本格焼酎ベースのものか黒糖梅酒がおすすめです。特徴でもご紹介しましたが、本格焼酎が本来持つ独特の香りが梅酒に加わるため、ホワイトリカーベースのものとはまた違った香りが楽しめます。ただ先述したように本格焼酎もそれぞれなので、自分の好みの焼酎を使用した梅酒を選ぶといいでしょう。
また黒糖梅酒も、黒糖が本来持つ甘くもどこか芳ばしい独特の香りが楽しめるのでおすすめです。ここで注意なのが、黒糖焼酎をベースにした梅酒と黒糖梅酒は仕上がりに違いがあるので、好みで選んでいただくといいです。または飲み比べをしてみてもいいかもしれません。
程よい甘さとまろやかさがほしい人向けの梅酒
程よい甘さやまろやかさを求めるのであれば、日本酒ベースの梅酒かにごり梅酒がおすすめです。日本酒ベースのものは元々持つ甘味を活かしているので、梅の甘酸っぱさと相まって非常に良い甘さを引き出しています。
ただ日本酒ベースのものは酒税法の関係で、自宅で作るのは難しいので、市販品で楽しむことをおすすめします。にごり梅酒は特徴通り、果肉が含まれており、非常にまろやかな梅酒に仕上がっています。梅酒本来の香りや甘酸っぱさに加え、果実感も楽しめる梅酒となっています。
甘さよりも香りを楽しみたい人向けの梅酒
甘さも香りも堪能した方ならブランデーベースの梅酒、または黒糖梅酒でしょう。ブランデーベースとなると、ブランデーが元々持つ香り高さを引き継いでいるため、梅とのマリアージュを楽しむことができます。もちろん梅の甘酸っぱさや糖の甘さも十二分に引き出しているので、甘味も楽しめます。
先ほども出てきた黒糖梅酒も、その独特の甘い香りと黒糖本来の甘味が活きてくるのでどちらも楽しめる梅酒が出来上がっています。
梅酒の選び方のポイント
さて、それぞれの目的に合わせた選び方をご紹介してきたわけですが、自分好みの梅酒を決定づけるポイントというものもあります。
ここまで選び方を見てきて分かっていただけたかもしれませんが、梅酒を含むお酒の特徴は何といっても味と香り、そしてその飲みやすさにあります。つまり梅酒を決めるにもこの3つの要素は非常に重要、かつ簡単に選べるポイントでもあるのです。
特に味や香りは、ベースとしているお酒によって変わってきます。そのためベースに使用しているお酒をチェックするだけで自分の好みの半分は選べると言うことです。つまりはまずベースの特徴をそれぞれおさえ、そこから選んでいくと自分に合った梅酒を選びやすいということです。