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強い?太る?梅酒のアルコール度数とカロリーについて

梅酒のアルコール度数とカロリーについて

梅酒はその爽やかな香りと甘酸っぱさで非常に飲みやすいお酒ですが、実はアルコール度数やカロリーもそれなりにあるお酒なのです。そのため飲みやすさのあまりついつい飲みすぎてしまいますが、気づいたときには酔い潰れているなんてことも少なくないでしょう。

しかし、その飲みやすさを過信してはいけません。酔い潰れたことによる弊害や、二日酔い、あるいはカロリー摂取のし過ぎで太ってしまうと言うこともあり得るお酒なのです。こちらではそんな梅酒のアルコール度数やカロリーについて知っていただこうと思います。

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梅酒のアルコール度数について

梅酒のアルコール度数について

それではまず梅酒のアルコール度数から見ていきましょう。結論から言うと梅酒のアルコール度数は明確なものがありません。これはベースに使用するお酒によってアルコール度数に違いが出るためです。

例えば一般的に使用されるホワイトリカーの場合は元々36%未満の甲類焼酎を指すため、これとアルコール度数が45%以下の本格焼酎をベースにしたものでは出来上がる梅酒のアルコール度数に明らかな違いが出ます

そのため梅酒のアルコール度数は低いもので10%程度、高いものだと25%程度だと思っていただくといいです。ただし居酒屋などで、ロックで提供される梅酒や一般的に引用される市販のものはアルコール度数が調整されているため、そこまで度数が高いものはありません。

お酒別:アルコール度数の比較

さて、そうはいってもこのアルコール度数がどれくらい高いのかいまいちピンとこない方もいると思うので、他のお酒とアルコール度数の比較をしてみましょう。皆さんの馴染みがあるビールから、梅酒のベースとなる焼酎や日本酒、焼酎と同じく蒸留酒(スピリッツ)のウイスキーやラム酒、テキーラなどと比べてみましょう。

お酒の種類 アルコール度数
梅酒(ロック) 20%~25%
梅酒(ソーダ割り) 10%~15%
ビール 5%
日本酒 15%
ワイン 15%
焼酎 25%
ウイスキー 40%
ラム酒 40%
テキーラ 40%

ご覧になっていただいて分かる通り、ビールや日本酒、ワインといった醸造酒に分類されるものより明らかにアルコール度数が高いことが分かります。ただし先述したように梅酒のアルコール度数には幅があるので、全てがこの3種より高いわけではありません。

それでもビールよりは高いことが分かると思います。ビールよりも梅酒の方が飲みやすいという方はいますが、意外にもアルコールを摂取しているので注意してください。

また主なベースとなっている焼酎と同様の度数があるものも存在することが分かります。ここで注意ですが、先述した甲類や乙類をまとめて焼酎としています。そのため平均的なアルコール度数として表に記載させていただいているので、こちらも本来は幅があるものと思ってください。

参考までに他国の蒸留酒でもあるウイスキーやラム酒、テキーラは40%と非常に高いアルコール度数であることもここから分かります。こちらには表記されていませんが、梅酒のベースとして使うことがあるブランデーもそのアルコール度数は40~50%と言われているので、これらと同様に高く、ブランデーによって作られる梅酒も必然的に高いものとなるのです。

酔いつぶれない梅酒の上手な飲み方

酔いつぶれない梅酒の上手な飲み方

さて、アルコール度数からも分かる通り、例えばロックグラス1杯でもそれなりのアルコールを摂取していることになります。そのため、飲みやすいからと調子に乗って飲みすぎると簡単に酔いつぶれてしまうこともあります

アルコールによる酔いは摂取する量によって変わりますが、その量は人それぞれ違います。これはアルコール分解能力が人によって違うためです。そのため「どれくらい飲むと酔うかを把握して、適切な量を飲む」ことが重要なのです。

  酒量(梅酒) 純アルコール摂取量 酔いの状態
爽快期 梅酒2.5杯前後 約30ml 気分が爽やかに
皮膚が赤くなる
判断力が若干落ちる
ほろ酔い期 梅酒5杯程度 約60ml ほろ酔い気分になる
体温が上昇する
脈が速くなる
酩酊初期 梅酒7.5杯程度 約90ml 気が大きくなる
大声になる
立つとふらつく
酩酊期 梅酒12杯程度 約150ml 千鳥足
呼吸が速い
吐き気や嘔吐
泥酔期 梅酒20杯程度 約250ml まともに立てない
意識の混濁
言葉が支離滅裂
昏睡期 梅酒20杯程度 約300ml ゆすっても起きない
大小便垂れ流し
呼吸が深くゆっくり
死亡の可能性も

上記の表は一般的な方がどれくらいの量を飲むと、どのような酔いの状態になるかまとめたものになります。これを目安に考えていただいてもいいでしょう。酔い潰れないためには梅酒は5杯程度を目安に飲んでいただくといいです。

ここまでならまだ体温や脈拍の上昇程度でほろ酔い状態なので、酔いつぶれることはありません。しかし7~8杯程度まで行くと気が大きくなることによって歯止めが利かなくなることもあります。そのまま飲み続ければ、間違いなく酔い潰れて、挙句の果てには二日酔いになるというパターンもあり得ます。

梅酒は他のお酒以上に飲みやすく、ジュースと変わらないと豪語する方もいるため飲みすぎることが多々ありえます。飲みやすいからと言って、酔わないわけではありませんので気を付けましょう。

>>本当に美味しい梅酒の飲み方はコチラ

梅酒の酔いのさめる時間について

酔いがさめるまでの時間は体重によって個人差があります。

目安としては、体重60kgの人が梅酒(ロック)を2杯飲むと大体4時間前後、体に留まることになります。

あくまで目安ですが、梅酒(ロック)1杯当たり2時間ほど体内に留まることになるので、次の日に予定がある人は逆算して飲むようにすると良いでしょう。

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太りやすい?梅酒のカロリーについて

太りやすい?梅酒のカロリーについて

まずカロリーを気にされると言うことは、太るかどうかというのも注目されていると思いますが、結論から言ってしまうと梅酒は太りやすいです。

梅酒の製造にはベースとして焼酎が使われていることが多いですが、焼酎は太りにくいと言うことで有名です。しかしこれは焼酎に含まれるカロリーが「エンプティカロリー」であり、確かにカロリーが高くても焼酎そのものは太りにくいですが、その他のカロリーを摂取してしまえば当然太るのです。

梅酒の製造にはベースにカロリーの高い焼酎を使い、さらに大量の糖を加えて作ります。そこでさらにカロリーが追加されているだけでなく、体に蓄積しやすい糖が使われていることが、太りやすくする要因となっているのです。

詳しい計算については後述させていただきますが、梅酒をロックで飲んだ場合、やや少なめの50ml入れたとしても、カロリーはおよそ80kcal含まれているのです。再三お伝えしていますが、梅酒は飲みやすいことで人気です。

そのため飲みすぎることがよくありますが、5杯も飲もうものなら400kcalのカロリーになります。これは大盛のごはん1杯に相当します。これだけ取れば当然肥満の原因になることは明白です。比較しやすいように他のお酒のカロリーとも比較してみましょう。

お酒の種類 カロリー(100ml中)
梅酒 156kcal
ビール 40kcal
焼酎 206kcal
日本酒 110kcal
ワイン 125kcal
ウイスキー 237kcal
ウォッカ 240kcal

ベースとなる焼酎を含め、蒸留酒はエンプティカロリーが含まれています。そのため焼酎やウォッカ、ジン、テキーラなどはカロリーがあっても太りにくいとされているのです。

エンプティカロリーだから大丈夫じゃないの?

梅酒は、上述したエンプティカロリーを含む蒸留酒をベースにしたとしても原料に糖が含まれています。糖は当然糖類としてのカロリーを含んでいるため、梅酒を飲めば自動的に糖のカロリーを摂取することになります。

アルコールに含まれるエンプティカロリーが消費されない間、この糖類のカロリーは消費されず体にどんどん蓄積されていくので、結果的に太ってしまうことになります。

梅酒を蒸留酒ベースでご説明しましたが、日本酒やワインなどの醸造酒をベースとした梅酒もあります。

醸造酒は糖類などの栄養素を含んでいるので、こちらをベースにした梅酒となれば余計に太りやすいと言うことになります。

さらに梅酒が美味しいあまり、おつまみ、特に油物などを梅酒と一緒に食べようものなら肥満効果テキメンなので気を付けましょう。

かと言って、お酒だけを飲み続ければ問題ないというわけではありません。

肝臓で中性脂肪の合成が促進され脂肪肝を誘発する恐れがあるので、それはそれで体にとって危険です。

エンプティカロリーとは

エンプティカロリーの補足をしておくと、これはカロリーが空(エンプティ=empty)なのではなく、カロリーが体に蓄積しないと言うことです。

蒸留酒は、基本的にアルコール以外は水分のみでほとんど栄養素を含みません。アルコールは蓄積されることなく肝機能によって分解されるので、当然そこに含まれるカロリーも消費されることになります。

そのためエンプティカロリーは体に蓄積されないカロリーを意味するのです。その代り消えてしまうわけではないので、当然消費されなければいけません。

エンプティカロリーは優先的に消費に回されるカロリーなので、消費されきるまでに摂取した栄養素によるカロリーは消費されずに蓄積されていくのです。

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