自宅でも出来る!美味しい手作りチーズの作り方
様々な種類があり、美味しく食べることができる人気のチーズですが、自宅でも簡単に作ることができるのをご存知ですか?必要な材料はありますが手軽に手に入れることができますし、なによりも自分の好みのチーズを作ることができるので非常に魅力的なポイントではないでしょうか。
ここではそんな「自宅でも出来る!美味しい手作りチーズの作り方」を紹介していきます。
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一般的なチーズの製造方法
一般的なチーズの製造方法の前に、覚えておいた方がいい用語を紹介します。
- レンネット
凝乳酵素:たんぱく質のカゼインに働きかけることによって乳を凝固させることができます。 - カード
凝乳:レンネットによって凝固された乳の塊 - ホエー
乳清:凝乳から排出された水分
一般的に、チーズは牛や山羊、羊などの乳に乳酸菌やレンネットを加えて凝固させてカードを作り出します。そこからホエーを取り除いた後に、菌やカビを植え付けて発酵・熟成させて作られます。これがナチュラルチーズです。
出来上がったナチュラルチーズを小さく砕き、乳化剤を加えて加熱し溶かし、再度成形したものがプロセスチーズとなります。
自宅で作る場合もレンネットが必要になりますが、アマゾンで少量から購入することができるのでぜひチェックしてみてください。
基本がわかったところで、以下で定番と言えるチーズの種類ごとに作り方を紹介していきます。
モッツァレラチーズの作り方
フレッシュチーズの代表格であり、非常に人気が高いモッツァレラチーズの作り方を紹介していきます。
1.生乳を殺菌する。
65度以下で30分程度保温し、低温殺菌していきます。終わったら32度程度まで熱を冷まします。
2.生乳を凝固させる。
レンネットを加えて生乳を凝固させます。30程度待ちましょう。
3.ホエーを取り除く。
固まったら小さく切断しホエーを取り除いていきます。
4.カードを引きちぎる。
42度程度で湯煎をしながらカードを引きちぎっていきます。伸びるかどうか確認しながら行ってください。
5.引きちぎったカードをまとめる。
70度以上のお湯に浸しながら引きちぢったカードをヘラなどを使ってまとめていきます。
6.仕上げ
まとめたカードを塩を溶かした水に1時間ほど浸し、その後冷蔵庫で一晩寝かせて完成です。
カッテージチーズの作り方
手作りチーズの筆頭といっても過言ではないカッテージチーズの作り方を紹介します。
1.生乳を殺菌する。
65度以上にならないように加熱し、30分程度低温殺菌していきます。
2.カードとホエーに分離させる。
低温殺菌が終わったら、酢またはレモン汁を加えて軽くかき混ぜてカードとホエーを分離させます。
3.ホエーを取り除く。
しっかりと分離したらザルなどを使ってこしていきます。ガーゼを敷くようにするとやりやすくなります。
4.優しく揉んで塩を加えて完成。
ガーゼで包み好みの硬さになるように優しく揉んでいきます。好みの硬さになったら、出来上がった量の1%程度塩を加えて混ぜ合わせて完成です。
カマンベールチーズの作り方
白カビチーズの中でも特に人気が高いカマンベールチーズの作り方を紹介していきます。
1.生乳を殺菌する。
生乳を低温殺菌していきます。65度以上にしないように注意してください。30分程度保温します。雑菌が残っていると熟成段階で違った菌が繁殖してしまうので失敗の原因になります。
2.生乳を凝固させる。
乳酸菌、レンネットを加えて乳を凝固させます。1時間程度待ちましょう。
3.ホエーを取り除く。
生乳が固まるので四角に切って丸い型に入れてホエーを取り除きます。
4.白カビを植えつける。
一晩ほど経つと水分が抜けきります。型から取り出して塩を加え、白カビを吹き付けます。
数週間熟成させる。
1週間ほどすると表面が白カビに覆われていきます。その後カビの発生を抑制しながら数週間熟成させるとモッツァレラチーズの完成です。
ゴーダチーズに作り方
セミハードチーズの中でも人気が高いゴーダチーズ。自宅でも作れるなんてびっくりですよね。では早速作り方を紹介していきます。
1.生乳を殺菌する。
生乳を65度以上にしないように30分程度保温し、低温殺菌していきます。殺菌したら32度程度まで冷やします。
2.生乳を凝固させる。
レンネットを加えて生乳を凝固させます。
3.型に移してホエーを取り除く。
固まったら型に移します。重しなどで圧力をかけてホエーを取り除いていきます。
4.塩水に浸して熟成させる。
塩水に浸して2ヶ月以上熟成させれば完成です。