チーズの種類・世界のチーズを一挙公開!
原料や製法によって、実に1000以上の種類があるとされているチーズ。チーズの種類によって特徴が様々なので、自分に合うチーズ選びの為にも種類について知っておいて損ということはありません。
ここでは世界中に数多くあるチーズの種類について紹介していきます。
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チーズの種類一覧
チーズは原料や製法によって細かく分類することができ、種類は1000以上あるとされています。リンクをクリックすると各チーズの種類について詳しくチェックできます。
チーズの分類 | 代表的な種類や特徴 | |||
ナチュラルチーズ | 軟質チーズ | フレッシュチーズ | モツァレラチーズ など |
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(熟成させるチーズ) | 白カビチーズ | カマンベール など |
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ウォッシュチーズ | エポワス など |
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シェーブルチーズ (山羊の乳が原料) |
ヴァランセ など |
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セミハードチーズ | 青カビチーズ (ブルーチーズ) |
ゴルゴンゾーラ など |
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セミハードチーズ (青カビ以外で熟成) |
ゴーダチーズ など |
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ハードチーズ | チェダーチーズ など |
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エキストラハードチーズ | パルミジャーノ ・レッジャーノ など |
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プロセスチーズ | 加熱・溶解によって熟成と止め、 長期保存に最適 |
チーズは大別すると2種類
- ナチュラルチーズ
- プロセスチーズ
ナチュラルチーズとは、原料の乳を乳酸菌・酵素の働きによって発酵させ固めたチーズです。乳酸菌や酵素が生きているので、日に日にチーズの味わいが変化します。
プロセスチーズとは、ナチュラルチーズと加熱し溶かし、再度固めたチーズです。乳酸菌・酵素の働きを止めることによって、チーズを保存しやすくし味を一定に安定させることができます。
ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いを詳しく紹介しているページもあるので、気になる人は以下のリンクをチェックしてみてください。
>>ナチュラルシーズとプロセスチーズの違いについて詳しくはコチラ
ナチュラルチーズの分類
ナチュラルチーズはまず上記4つに分類されます。それぞれに特徴や有名なチーズがあるのでぜひチェックしてみてください。
軟質チーズ
軟質チーズとは名前通り柔らかいのが特徴で、熟成させないor熟成させたチーズがあります。製造工程や原料によって更に種類分けすることができます。
フレッシュチーズ
生乳に乳酸菌や酵素を加えて固め、水を切って出来上がるチーズです。熟成させないので爽やかな風味と軽い酸味が特徴となっています。他のチーズに比べて水分が多いので、粒状やペースト状のチーズが多く、クセがないのでそのまま美味しく食べられます。
【代表的なフレッシュチーズ】
白カビチーズ
チーズの表面の白いカビを繁殖させることによって熟成させるのが白カビチーズです。中はクリーム色になっていて、熟成が進むとチーズが中から溶け出すほど柔らかくなります。チーズの中でも食べ頃が大事な種類です。
【代表的な白カビチーズ】
ウォッシュチーズ
表面の菌で熟成させるタイプのチーズです。分解力が強く、匂いも非常に強い為、チーズの外皮を塩水やブランデーなどで洗いながら熟成させることからウォッシュチーズと呼ばれています。外皮は硬く独特な香りがしますが、中のチーズは柔らかくマイルドなのが特徴です。
【代表的なウォッシュチーズ】
- エポワス
- リヴァロ
- ラングル
- モン・ドール
- ポン・レヴェック
- ショーム
シェーブルチーズ
山羊の乳を原材料としており、独特なコクや風味を持っているのがシェーブルチーズです。柔らかくクリーミーではありますが個性が強いので、初めて食べる人は苦手と思う人が多いようです。しかし慣れてしまうとクセになってしまうチーズとして人気があります。
【代表的なシェーブルチーズ】
- ヴァランセ
- クロタン・ド・シャヴィニョル
- サント・モール・ド・トゥレーヌ
- セル・シュール・シェル
セミハードチーズ(半硬質チーズ)
軟質チーズに比べて水分が少なく、保存しやすいのが特徴となっているのがセミハードチーズです。水分が少ないもののしっとり柔らかい食感になっており、青カビで熟成させるものと、青カビ以外の菌によって熟成させるものがあります。
青カビチーズ
チーズの内側から青カビを使って熟成させていくのが青カビチーズです。強烈な匂いと強い塩味が特徴となっているチーズであり、個性が強いチーズとしてチーズ愛好家から高い人気があります。クセが強いので初心者にはすこしハードルが高いかもしれません。
【代表的な青カビチーズ】
- ゴルゴンゾーラ
- スティルトン
- ロックフォール
- フルム・ダンベール
- カンボゾラ
- ブルー・デ・コース
セミハードチーズ(青カビ以外で熟成)
製造工程の中でチーズの外皮に圧力を加えて水分を38%~46%に減らし、保存性を高くしたのがセミハードチーズです。なめらかできめが細かくクセがないので、初心者でも食べやすいチーズとして日本でもお馴染みとなっています。熟成していくスピードが穏やかなので、食べ頃の期間が長いのも魅力のひとつでしょう。
【代表的なセミハードチーズ】
- ゴーダ
- マリボー
- サン・ネクテール
- フォンティナ
>>セミハードチーズの種類と美味しい食べ方
ハードチーズ(硬質チーズ)
製造工程においてセミハードチーズよりも水分を減らしており、大きく重量があり熟成期間が長い特徴を持っています。長い期間寝かせることによって非常に硬く、濃厚な旨みがあるチーズです。セミハードと同様に、ゆっくりと熟成が進むチーズなので食べ頃の期間が長いのも特徴です。
【代表的なハードチーズ】
エキストラハードチーズ(超硬質チーズ)
数あるチーズの中で最も硬いタイプがエキストラハードチーズです。1年以上の期間をかけてじっくりと熟成させるチーズなので、風味が豊かで深い味わいが特徴となっています。そのままカットして食べることもできますが、削って粉チーズとして食べることが多いチーズです。
【代表的なエキストラハードチーズ】
- パルミジャーノ・レッジャーノ
- グラナ・パダノ
- ペコリーノ・ロマーノ