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ウォッシュチーズの種類と美味しい食べ方

ウォッシュチーズの種類と食べ方

外皮を塩水やブランデーなどの酒で洗いながら熟成させるウォッシュチーズ。外皮は独特な香りがしますが、中はマイルドで濃厚な味わいになっているのが特徴です。

ここでは、そんなウォッシュチーズの種類と美味しい食べ方について紹介していきます。

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ウォッシュチーズとは?

ウォッシュチーズとは?

外皮の独特な香り・風味と中のマイルドな味わいが特徴となっているのがウォッシュチーズです。リネンス菌という枯草菌の一種をチーズの表面に植え付け、外側から熟成させて作られます。

菌の分解力や匂いが強いので、塩水やブランデーなどその土地のお酒を使って、表面を洗いながら熟成させることからウォッシュチーズと呼ばれています。

なめらかでマイルドなチーズではありますが、外皮が独特な匂いや風味を持っているので、慣れるまでは初心者には少し食べづらいチーズかもしれません。

ウォッシュチーズの匂いについて

ウォッシュチーズには枯草菌の一種であるリネンス菌が使用されており、独特の強い香りが特徴となっています。

実は日本でよく食べられている納豆も枯草菌の一種が使われています。納豆を食べ慣れていない外国人はウォッシュチーズの匂いが苦手な人が多いようですが、日本人で納豆をよく食べている人だとウォッシュチーズの匂いも案外平気だったりします。

ただクセがあるチーズであることに変わりはないので、チーズ通向けの種類であるといえます。

ウォッシュチーズの外皮は食べるの?

結論から言うとどちらでもOKです。ウォッシュチーズの外皮は匂いが強かったり、製法上塩味が強かったりします。

ウォッシュチーズにこだわりがある人は食べればいいと思いますし、クセがある匂いがどうしても苦手なら、外皮を残せばマイルドでまろやかなチーズとして美味しく食べることができます。

ウォッシュチーズの用途

基本的にはマイルドな味わいと楽しむ為にそのまま食べることをおすすめします。産地が同じの強めの赤ワインとの相性が抜群ですし、フルーツやセロリなどのさっぱりとした食材と合わせても美味しく食べることができます。

匂いがどうしても苦手な場合は外皮を残し、なめらかな中身だけを食べるようにすればクセを感じることなく楽しむことができるでしょう。

ウォッシュチーズの賞味期限

開封してからおおよそ2週間前後が賞味期限とされています。しかしナチュラルシーズであるウォッシュチーズは熟成が進んでいきます。保存している環境によって賞味期限は変わってくるので2週間はあくまで目安として理解しておきましょう。

ウォッシュチーズは乾燥にも注意しましょう。乾燥が進んでいくと外皮がひび割れを起こしてしまうので、乾燥しないように管理するか、ひび割れる前に食べるようにするのがベストです。

ウォッシュチーズの種類と食べ方

ウォッシュチーズの種類

独特な風味とマイルドな味わいが特徴のウォッシュチーズですが、その中にも種類が多くそれぞれのチーズに特徴があります。初心者でも食べやすいウォッシュチーズもあるのでチェックしておきましょう。

ここでは、数あるウォッシュチーズの中でも、日本人に好まれやすい代表的なものを紹介します。初めてウォッシュチーズに挑戦する!という人にもおすすめですので、どんな種類があるのか見ていきましょう。

など。

エポワス

「ウォッシュチーズの王様」であるウォッシュチーズの代表格がエポワスです。フランス・ブルゴーニュ地方のエポワス村で作られたことが名前の由来となっており、誰もが知るナポレオンも地酒と一緒に楽しんでいた歴史を持ちます。

外皮はしっとりとしていますが匂いは強烈です。しかし中はスプーンで食べられるほどやわらかくまろやかなのが特徴となっています。

エポワスの美味しい食べ方

なめらかさを楽しむ為にもそのまま食べることをおすすめします。その際は同じ産地であるブルゴーニュ産の赤ワインと合わせてみてください。相性が抜群なので美味しく楽しむことができます。

リヴァロ

チーズで有名な産地であるノルマンディー地方。そんなノルマンディー三大チーズのひとつとして知られるのがリヴァロです。チーズが崩れないように帯が巻かれているのが特徴です。

ウォッシュチーズの中でも特に匂いが強いので、初心者の人は外皮は残して食べるようにしましょう。しっとりとした食感と濃厚な味わいを楽しむことができるウォッシュチーズです。

リヴァロの美味しい食べ方

特に初心者は外皮を残してそのまま食べるようにしましょう。しっとり濃厚な味を楽しむことができます。無塩バターやマーガリンなどと一緒にパンに塗っても美味しく食べることができます。

ランクル

表面の窪みとシワが特徴となっているウォッシュチーズがランクルです。シャンパンで有名なフランス・シャンパーニュ地方で、チーズ通は窪みにシャンパンやワインを少し注いで楽しむようです。

ウォッシュチーズ独特の風味と少し強めの塩味がありながらも、やわらかくとろけるような味わいを楽しむことができるウォッシュチーズです。

ランクルの美味しい食べ方

やわらかくとろける味わいを楽しめるようにそのまま食べることをおすすめします。熟成を進ませるとより一層やわらかくなり、濃厚な味わいになっていくのでチーズ表面の感触でチェックしてください。乾燥させると風味が落ちてしまうので、保存方法に注意するといいでしょう。

モン・ドール

フランスとスイスの国境山脈を原産とする伝統的なウォッシュチーズです。表面にエセピアというマツ科の植物が巻かれているのが特徴となっており、エセピアの香りもモン・ドールの魅力のひとつです。

表面はクリーム色やオレンジ色をしており、マイルドなミルクの味わいを楽しむことができるチーズです。暑さに弱い繊細なチーズなので保存方法には十分注意してください。

モン・ドールの美味しい食べ方

やわらかくなめらかなのでスプーンでそのまま食べても美味しいですし、パンやクラッカーなどにのせるのもおすすめの食べ方です。

ポン・レヴェック

フランスを代表するノルマンディー三大チーズのひとつがポン・レヴェックです。12世紀にはすでに作られていた歴史あるチーズであり、その後フランス全土で生産されるようになります。

他のウォッシュチーズに比べて独特の風味が控えめになっているので、ウォッシュチーズに慣れていない初心者でも美味しく食べることができるのが特徴です。やわらかい風味と食感、それでいて弾力感も感じることができるウォッシュチーズです。

ポン・レヴェックの美味しい食べ方

パンにのせてトーストとして食べても美味しいですし、ピザやグラタンなどのチーズ料理にも適しています。

ショーム

ベルギー産のリンバーガーというチーズに似せて、比較的最近作られるようになったフランス産のチーズがショームです。表面を塩水で洗う製法とセミハードチーズで用いられる製法を組み合わせて作られています。

オレンジ色の外皮が特徴で、クセがないので初心者でも美味しく食べることができます。マイルドな味わいと、ねっとしとしたやわらかい食感が楽しめます。

ショームの美味しい食べ方

そのまま食べても十分美味しいチーズですが、熱を加えてとろっとさせる食べ方がおすすめです。トーストやピザ、サンドイッチに使っても美味しく食べることができます。

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