おすすめのチアシードオイルと特徴や美味しい食べ方
チアシードは、スーパーフードとして近年話題になっています。栄養たっぷりのスーパーフードとは聞くけれど、あのゴマのような種子をどう食べたらよいかわからない……。そんな方も多いでしょう。それでは、チアシードから「チアシードオイル」という油が作られているのはご存知でしょうか。
チアシードオイルは、チアシードから抽出されており、オメガ3脂肪酸を豊富に含んでいます。しかも、αリノレン酸の含有量は、ほかのオメガ3系オイルと比べても高水準。独特のクセもないといいことづくめです。そんなチアシードオイルの特徴・美味しい食べ方や、おすすめの商品についてご紹介していきましょう。
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チアシードオイルとは?
チアシードオイルは、スーパーフードとして知られるチアシードから作られたオイルです。チアシードは、シソ科に属する中南米原産の植物で、「チア」はマヤ族の言葉で力を意味します。その名の通り、チアフードだけ食べていればほかに何も食べる必要がないといわれるほど、栄養に満ちあふれた力強い食べものです。
そのチアシードから抽出したオイルがチアシードオイルで、豊富に含まれるαリノレン酸を熱で壊さないよう、コールドプレスで製造します。コールドプレスとは、原料に熱を加えず、圧力を掛けてオイルを搾る方法のことです。
オイルを抽出する時間がかかり、採油率も下がりますが、熱や精製によるオイルの変質や劣化が少ないので、栄養と風味に優れた良質なオイルを作ることができます。
チアシードオイルの特徴
チアシードオイルは、ほかのオイルと比べるとサラサラしており、どちらかといえば軽いオイルです。無臭と感じる方もいるほどクセは少なめですが、やはりオメガ3系オイルなので、若干の香りがあります。その香りは、野草やい草などに例えられ、ハーブのようなワイルドな香りとしてむしろ好む方も多いです。
味も、やや独特な風味がありますが、亜麻仁油などと比べると気にならないレベルです。色は薄い黄色で、ヨーグルトやスムージーに入れても、料理の色が変わることはありません。
チアシードオイルには、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれていますが、なかでもαリノレン酸を60%以上も含有しています。そのほかのオメガ3系オイルと比較すると、亜麻仁油が56%、エゴマ油が60%、サチャインチオイルが50%ですから、チアシードオイルのαリノレン酸含有量は高い水準といえるでしょう。
亜麻仁油やエゴマ油と同様加熱に弱いので、生の状態で摂取するのがベストです。ただし、抗酸化作用のあるビタミンEも含んでおり、短時間の加熱であれば対応できます。すぐ終わる炒めものなどの料理なら、チアシードオイルの栄養分を損なうことはありません。
加熱に弱いということは、酸化しやすいオイルということになりますので、保存は冷蔵庫で行いましょう。また、開封してから1ヶ月以内に使い切るようにしてください。
効果・効能
チアシードオイルには、
- 悪玉コレステロールの低下
- 中性脂肪を減らす
- アレルギーを軽減する
- 脳を活性化させる
- 老化の防止
などの効果があるとされています。
チアシードオイルに多く含まれるオメガ3脂肪酸は、善玉コレステロールを増やして、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らしてくれます。動脈硬化が緩和されれば、動脈硬化に起因する心筋梗塞や脳梗塞を予防することもできるのです。
悪玉コレステロールだけでなく中性脂肪の減少にも働きかけるため、全身の血行を促進しつつ代謝も上げられます。代謝が上がれば、脂肪も燃焼するので、ダイエット中に摂取するオイルとしては最適です。
チアシードには、ロズマリン酸も豊富に含まれています。ロズマリン酸はポリフェノールの一種で、花粉症などのアレルギー症状を軽減する作用があるといわれるファイトケミカルです。そのほかにも、認知症の予防や血圧の抑制に働きかけます。
オメガ3脂肪酸には、脳を活性化する役割もあります。オメガ3脂肪酸を体内に摂り入れると、EPA・DHAという成分に変化しますが、EPA・DHAは青魚に多く含まれており、特にDHAは「頭がよくなる」成分としてポピュラーです。EPAの血液サラサラ効果と、脳の栄養素として知られるDHAの働きにより、学習能力や記憶力の向上、認知症の予防をサポートします。
そして、チアシードオイルはビタミンEも豊富です。ビタミンEには抗酸化作用があるので、体内の活性酸素に働きかけて、老化や生活習慣病を抑制することができます。ビタミンEの老化防止効果によって、体内だけでなくお肌にもよい影響が。シワ・シミ・くすみなどのお悩みにアプローチして、フレッシュな美肌を作ります。
チアシードオイルの美味しい食べ方・使い方
チアシードオイルは、亜麻仁油やエゴマ油ほどではありませんが、加熱に弱いので、生の状態で摂るのがベストです。ドレッシングにしたり、サラダ・納豆・味噌汁・ヨーグルト・スムージーなどに入れたり、調理後の料理にたらして使うとよいでしょう。もしクセを感じるのであれば、マヨネーズなど濃い味の調味料に混ぜてみてください。
「飲む油」として、そのまま摂り入れるのもおすすめです。直接飲む場合は、小さじ1杯程度でOK。これで、1日に必要なオメガ3脂肪酸を摂取することができます。
酸化を防ぐビタミンEを豊富に含んでいるため、短時間の加熱には耐えられます。サッと終わる炒めものやパスタ料理の仕上げなどに、チアシードオイルを使ってみてはいかがでしょうか。半面、天ぷらやフライなどの揚げものには使うことができません。
注意点
1日に必要なオメガ3脂肪酸は、チアシードオイル小さじ1杯で摂ることができますが、栄養が豊富だからと欲張ってたくさん使うと、カロリーオーバーになってしまいます。1日あたりの上限は、小さじ2杯を目安にしましょう。
チアシードオイルの原料となるチアシードには、「生では食べていけない」「同時に水をたくさん飲む」などの決まりごとがあるため、チアシードオイルにもそのような心配をされる方がいますが、チアシードオイルには特に注意すべき点はなく、ほかの料理との食べ合わせなども問題ありません。
妊婦の方や子供でも、チアシードオイルは使えます。脳を活性化するDHAの働きに期待して、赤ちゃんの脳の発達や子供の学習能力の向上のためにと、積極的に活用している家庭も多いです。
おすすめのチアシードオイルランキング:TOP3
チアシードオイルは、オメガ3脂肪酸・ロズマリン酸・ビタミンEなどを豊富に含むスーパーオイルです。サプリメントと異なり、毎日の食事で摂り入れられるのも嬉しいポイント。おすすめのチアシードオイルからTOP3をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
第1位:レインフォレストハーブ / 有機JAS認定 エキストラバージン オーガニック チアシードオイル
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ペルーの有機農園で育ったチアシードから作られた、オーガニックのチアシードオイル。アステカ人とマヤ帝国の人々の健康を支えたチアシードを、伝統に基づき低温で圧搾しています。圧搾には、遠心分離機は使用しません。自重で自然に流れ出した一番搾りのフレッシュなオイルを堪能できます。
製造工程では化学溶剤は一切使わず、無添加・無精製・無漂白・無保存剤で仕上げます。原料とするチアシードも、発芽が可能な生きている種だけを厳選することで、良質なオイルができあがるのです。そうして作られたオイルはクセやえぐみがなく、納豆・サラダ・パンなどに添えても本来の風味を損ないません。
オメガ3脂肪酸のなかでもαリノレン酸が豊富なので、加熱には適していません。そのまま使うかドレッシングにしたり、マヨネーズなどと混ぜて使いましょう。保存も冷蔵庫で行ってください。オーガニックのチアシードオイルをお求めの方、クセのないオイルを探している方、生食メインの方におすすめです。
第2位:LOHAStyle / チアシードオイル
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ドイツのチアシードブランド、AcanChia社のチアシードオイルです。チアシードを知り尽くした専門メーカーならではの研究と知識が活かされています。海外で製造したオイルを、消毒殺菌済みの容器に国内で充填するので、食の安全が気になる方にも最適。容器は矢印キャップ式で、液だれしにくい仕様です。
生産農家までのトレーサビリティを確保しており、ロット番号から原産国の農家までさかのぼることができます。オイルの成分を損なわない蒸気殺菌をドイツで行っていて、菌数規格も厳格です。また、500種以上の農薬についても、しっかり検査を行っています。
風味はクセがなくまろやかで、あらゆる素材にマッチします。コーヒーなどに入れたりするのもよいでしょう。安全なチアシードオイルが欲しい方、液だれしない容器を探している方、ドリンク類に入れて気軽に摂りいれたい方におすすめです。
第3位:BIOP LANETE / 有機チアシードオイル
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フランスの有名オーガニックオイルメーカー、BIO PLANETE社のチアシードオイルです。有機栽培された品質の高いチアシードをさらに厳選し、伝統的なコールドプレス製法で抽出しました。40℃の低温圧搾を行うため、栄養や酵素もたっぷり。まろやかで豊かな風味のオイルに仕上がります。
必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸のなかでも、αリノレン酸を豊富に含んでいますが、αリノレン酸は熱に弱いという弱点があります。こちらの商品はビタミンEの含有量が多いので、短時間の加熱であればOK。野菜炒め、卵料理、スープの仕上げなどに使えます。
クセがないので、ヨーグルトやスムージーなどに入れるのもよいでしょう。少々の塩とともにパンに付ければ、オリーブオイルのような感覚で食べられると好評です。有機JAS認証のオーガニックオイルを探している方、生食でも加熱でも使いたい方におすすめします。