おすすめのココナッツオイルと特徴や美味しい食べ方
ボディケアやヘアケアなどの美容効果から、ダイエット効果まで幅広い効果があるとされ近年注目を集めているのがココナッツオイルです。
メディアなどでも取り上げられているので耳にしたことがある人も多いことでしょう。しかし、実際にどのように使用するものなのか分かりにくいオイルでもあります。
そこで今回はココナッツオイルの特徴や魅力について徹底的に解説していきたいと思います。ココナッツオイルを上手に取り入れて、健康に役立ててみましょう。
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ココナッツオイルとは?
ココナッツオイルとはココナッツから採れる油脂のことです。市販されているココナッツオイルはココナッツの巨大の種子の内部にある胚乳から抽出精製されて作られています。ヤシ油とも呼ばれています。
しかし、アブラヤシの果肉から作られるパーム油もヤシ油と呼ばれているので、ヤシ油という表記には注意が必要です。
ココナッツオイルの精製は、乾燥させた胚乳から圧搾または溶剤抽出により原油を抽出し、さらに製造工程を経た後に製品として出荷されます。
日本ではココナッツオイルパーム油合わせて年間10万トンほど消費されており、そのうちの4割が食用だと言われています。水素添加によりココアパウダーの代用や、乳脂肪に性質が近いこともあり、コーヒーフレッシュやラクトアイスなどにも用いられています。
バージンココナッツオイルとは?
ココナッツオイルは精製法より名称が変わります。一般的なココナッツオイルはRBDココナッツオイルという呼ばれ方をします。RBDとはR=refined(精製)、B=bleached(漂白)、D= deodorized(消臭)のことで、つまり科学的に抽出されたオイルということです。
化学処理が必要な理由は、胚乳を乾燥させる際にココナッツが臭くなったりカビが生えたりする場合があります。そこで化学溶剤を用いて消臭やカビの除去を行うのです。この化学処理を行うことによってココナッツが本来持っているビタミンや香り、風味が損なわれてしまいます。
素材が持つ有効成分も削がれてしまうので、美容や健康への効果も減少してしまいます。
一方、バージンココナッツオイルは天然で純粋、混合物のない自然の方法で抽出されたオイルを指します。バージンココナッツオイルという名称で世に出ているものは、化学処理を行っていないココナッツオイルということになるのです。
化学処理を行っていないと聞くと、カビや悪臭は大丈夫なのかと心配になる人も居るかもしれませんが、その点も心配ありません。
バージンココナッツオイルは収穫されたばかりの生のココナッツを用いて作られています。天日干しにする必要が無いので、カビや臭いが発生しないのです。そのため化学処理を必要としません。
バージンココナッツオイルとは、ココナッツが持つ有効成分、風味や香りをそのまま閉じ込めた効果の高いオイルと言えます。
エキストラバージンココナッツオイルについて
エキストラバージンココナッツオイルはバージンココナッツオイルの種類の1つです。エキストラは品質が最高でグレードが高いものにつく言葉ですが明確な定義はないとされています。
バージンココナッツオイルの中でも香り高く、オイルの質の高いものがエキストラバージンココナッツオイルという呼ばれ方をするという程度に覚えておいてください。
ココナッツオイルの特徴
ココナッツオイルは25度程度で固形化する特性を持ったオイルです。日本の環境下ではほぼ固形化で使用すると考えて良いでしょう。それほど固い固形ではなく、スプーンで簡単にすくえる程度の固さです。加熱をすると無色透明でさらりとしたオイル状になります。
初めてココナッツオイルを試したいという人にとって気になるのはその味ですよね。実はココナッツオイル自体にはこれといった味はありません。そのまま口に入れても油っぽい感じはあまりせず、すぐにさらりとしたオイル状になります。
では料理に使用できるかというとそれは少し違っていて、ココナッツオイルはその香りが非常に特徴的です。ココナッツオイルはココナッツの甘い香りと後味が強く香るように作られているオイルです。その香味は強く、料理に使用するとココナッツの香りが前面に立った料理になってしまいます。
ココナッツを使用したカレーなどの料理には適していますが、それ以外ではお菓子作りなどに使用するのが適したオイルです。
ココナッツオイルはダイエットや美容、健康に効果的と謳われていますが、その理由はココナッツオイルの油脂が中鎖脂肪酸であるためと思われます。
中鎖脂肪酸は腸管から吸収されたあと、肝臓で処理されケトン体に変換されます。ケトン体はすぐに脳に届き栄養として使われます。このことから体内にとどまらないため、ダイエット効果があると言われているのです。
また、糖分以外で脳へ届き、使用される栄養物質であることから認知症予防への効果も期待されています。
効果・効能
ココナッツオイルには非常に優れた効果効能があります。ここでは特徴的な効果についてまとめてみました。
ダイエット効果
ココナッツオイルの油脂は中鎖脂肪酸になっており、これは体内に吸収されるとすぐにエネルギー源として使用されるケトン体に変換されます。体にとどまらないので、ダイエットに効果的なのです。
便秘改善
ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸は腸の蠕動運動を促す効果があります。さらにココナッツオイルが含有しているラウリン酸は腸内の免疫力を向上させ、腸内環境を整える作用があります。
このことからココナッツオイルは便秘改善に非常に効果的であると言えるのです。
アトピー性皮膚炎の改善
ココナッツオイルが持っている抗炎症作用と免疫力を高めるラウリン酸はアトピー性皮膚炎の症状緩和に役立ちます。加えてココナッツオイルを肌に塗ることで、アトピーを悪化させる黄色ブドウ球菌を減らせることも効果の増幅に関わっています。
また、抗炎症作用は赤ニキビの対策としても効果があります。
免疫力の向上
健康な体つくりには欠かせない要素なのが免疫力です。ココナッツオイルに含まれているラウリン酸は免疫力を高める作用があります。ラウリン酸は母乳などにも含まれている成分で、赤ちゃんの免疫力の向上に役立っています。
免疫力の向上には腸内環境も大きく関係していますが、ココナッツオイルは腸内環境を整える効果があるので、その面からも免疫力向上を促してくれます。
美肌効果
ココナッツオイルはビタミンEの一種であるトコトリエノールを多く含んでいます。このトコトリエノールは非常に優れた抗酸化作用を持っており、シミやシワの改善と予防、毛穴の対策としても優秀な効果をもたらしてくれます。
アンチエイジングとしての効果も高く期待できるので、いつまでも若々しく美しい肌でいるために嬉しい存在と言えるのではないでしょうか。
その他の効果
ココナッツオイルにはまだまだ優れた効果があります。
- 冷え性改善
- 口内トラブル予防
- 糖尿病予防
- 代謝機能アップ
- コレステロール値の改善
- 認知症予防
一例として挙げただけでもこれだけの効能を持っているのです。
ココナッツオイルの美味しい食べ方・使い方
ココナッツオイルをダイエット目的で使用するのなら、食前に摂取することがおすすめです。食前にココナッツオイルを摂取することにより食欲を抑える効果があります。
ホットミルクやコーヒーなどに少量入れて飲むのがおすすめです。ココナッツの香りが調和して美味しくココナッツオイルを摂取することができます。また、バターをココナッツオイルに置き換える方法もおすすめです。パンやクラッカーに塗って食べれば手軽に摂取できます。
料理に使用するのは南国感のある料理ならば合いますが、それ以外ではココナッツの香りが好きという方以外にはおすすめできません。
また、鎖脂肪酸が熱に弱いので加熱調理には注意が必要です。200度以上の高温でココナツオイルを熱するとトランス脂肪酸が発生し、せっかくのココナッツオイルが健康を害するものになってしまいます。
注意点
いくら体に良いとは言っても、過剰摂取は様々な弊害をもたらす可能性があります。ココナッツオイルには基本的に副作用はありませんが、過剰摂取による注意点をまとめてみました。
アレルギー反応
まれなことではありますがココナッツにアレルギー反応が出る場合があります。摂取する際は少量から、肌に塗る際はパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。
肌に使用する際、荒れた肌に繰り返し塗布することでアレルゲンと認識しアレルギー反応が出る場合もあるので注意が必要です。
体内のイースト菌の死滅
ココナッツの抗菌作用により、体内のイースト菌が死滅してしまう可能性があります。これにより食欲不振やめまい、頭痛などの症状が出る場合があります。過剰に摂取することは極力避けましょう。
ケトン体増加
ケトン体自体は体内にたまらず、すぐにエネルギー変換される優秀な物質ですが、このケトン体が増えることにより思わぬ弊害が出る場合があります。それが口臭と体臭です。
この症状は過剰摂取からなるものなので度を越した摂取さえ避ければ問題はありません。
高カロリー
健康に良い、ダイエットに適しているとは言ってもあくまでオイルです。カロリーは非常に高いので過剰摂取はかえって太る原因にもなりかねません。この点にも注意が必要です。
ちなみに推奨されている1日の摂取量は大さじ2杯程度です。この容量さえ守れば、ココナッツオイルは健康に有効で、子供や妊娠中の女性でもその恩恵を受けられるありがたいオイルとなってくれるでしょう。
おすすめのココナッツオイルランキング:TOP5
美容効果の高さなどから近年注目されているココナッツオイル。実は粗悪品も多く出回っています。そこでここではおすすめの人気ココナッツオイルをランキング形式で紹介したいと思います。
第1位:レインフォレストハーブ/ オーガニックバージンココナッツオイル
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新鮮なココナッツから抽出されたシンプルなココナッツオイルで、日本では高い人気を誇っている製品です。
その秘密はクセの無さにあります。日本人にはココナッツの香りを苦手とする人も多いので、レインフォレストハーブの「オーガニックバージンココナッツオイル」のようなライトな香りが丁度良く感じるようです。
もちろん得られる効果が変わらないので、ココナッツオイルを初めて試すという人にもおすすめの製品です。
第2位:ブラウンシュガーファースト / エキストラバージンココナッツオイル
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ブラウンシュガーファーストのエキストラバージンココナッツオイルは有機JAS認定で、安心して使用できるのが大きな魅力です。
多くの人に食べてもらいたいという理念から高品質なココナッツオイルを低価格で販売しており、手が出しやすいのも人気の理由です。やや甘味の強いのが特徴なので、食べるココナッツオイルとしておすすめの製品です。
第3位:アジア食品 / 国内充填 スリランカ産 無香ココナッツオイル
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オイルをそのまま食べることに抵抗がある人にとって、料理に使用できるというのは非常に大きな魅力と言えるのではないでしょうか。このココナッツオイルはその名の通り無香タイプのココナッツオイルなので料理にも使用でき、続けやすいココナッツオイルになっています。
効果効能はそのままに、用途がより広がっているココナッツオイルなので使いやすいのもおすすめのポイントです。
第4位:Dr.ブロナー / バージンココナッツオイル
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本場アメリカでココナッツオイルの売上1位を誇る、味自慢のココナッツオイルがこの製品です。プロのパティシエも使用するほどの味わいは、試す価値があるのではないでしょうか。
とれたてココナッツのフレッシュなオイルで栄養価も抜群です。
第5位:レインフォレストハーブ / エキストラバージンココナッツオイルアロマタイプ
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ココナッツの香りを楽しみたいという人におすすめなのがこのココナッツオイル。有機栽培されたココナッツを使用した安心の品質で、軽やかなココナッツの香りを楽しめる製品になっています。
食用はもちろん、ボディケアやヘアケアに使用しても効果が高く、香りに癒されるのでおすすめです。