おすすめのヘンプシードオイルと特徴や美味しい食べ方
ヘンプシードオイルは、麻の実から作られるオイルです。あの大麻と同じ植物と聞くと、ちょっとびっくりしてしまいますが、成分は異なるので安心して使えます。それどころか、健康や美容にたくさんのメリットをもたらしてくれるのです。
オメガ3脂肪酸をはじめ、γリノレン酸・ビタミン・ミネラル・食物繊維などがバランスよく含まれたヘンプシードオイルは、まさにスーパーオイル。悪玉コレステロールの低下やPMSの緩和など、さまざまな効果が期待できます。ヘンプシードオイルの特徴やおいしい食べ方を知って、食生活をもっと豊かにしましょう。
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ヘンプシードオイル(麻の実油)とは?
ヘンプシードオイルは、麻の実から抽出されたオイルです。麻薬として知られる大麻と同じ種類の植物ですが、食用として認められているものは成分が異なります。ただし、日本では大麻の栽培が禁止されているため、国内で購入できるヘンプシードオイルはすべて輸入品です。
多くの場合、ヘンプシードオイルは圧搾法で作られます。圧搾法とは、原料に圧力をかけて油を搾り取る方法のことです。熱を加えず、圧力のみで抽出するため、コールドプレス・低温圧搾とも呼ばれます。
ヘンプシードオイルには、熱に弱いオメガ3脂肪酸が含まれているので、コールドプレスはもっとも適した製法です。ヘンプシードの持つ豊かな栄養分を、余すことなく抽出できます。
ヘンプシードオイルの特徴
ヘンプシードオイルには、亜麻仁油などのオメガ3系オイルと同様に「青臭い」と表現される独特の風味があります。もっとも、それほどクセはないので、オリーブオイルに抵抗のない方であれば問題なく使用できるでしょう。
香りは、ナッツを思わせるさわやかさがあり、その香ばしさが料理のアクセントになります。色は透明感のあるきれいなライトグリーンで、ヨーグルトやスムージーに入れても、料理の色が変わることはありません。
ヘンプシードオイルに含まれる脂肪酸の内訳は、オメガ6系(リノール酸)が約50%、オメガ3系(αリノレン酸)が約20%、オメガ9系(オレイン酸)が約12%となっています。厚生労働省による摂取基準では、リノール酸とαリノレン酸の理想的な比率は4:1で、ヘンプシードオイルの構成はこの指標に近い数値です。
ちなみに、サラダ油の比率は15:1ですから、ヘンプシードオイルがいかに優れたオイルであるかがわかります。そのほかのオイルと比較しても、類を見ない理想的な比率です。食用油としてはめずらしく、γリノレン酸も含有しています。
また、ヘンプシードオイルには、人間の身体をサポートする20種類のアミノ酸すべてが含まれています。ビタミンA・C・Eも豊富で、現代人に不足しがちなマグネシウム・鉄、亜鉛・銅などのミネラルもたっぷり。食物繊維も、水溶性と不溶性の2種がバランスよく入っています。
ヘンプは生命力に満ちた植物であり、農薬や肥料がいらないため、そのぶん安全性も高いと考えられます。トランス脂肪酸フリー・コレステロールフリーなのも、安心して購入できるポイントでしょう。
効果・効能
ヘンプシードオイルには、
- 悪玉コレステロールの低下
- ダイエットのサポート
- 脳の活性化
- 老化の防止
- アレルギーの軽減
- 月経前症候群(PMS)の緩和
- 便通の改善
などの効果があるといわれています。
ヘンプシードオイルに多く含まれるオメガ3脂肪酸やγリノレン酸は、善玉コレステロールの数をキープして、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らします。動脈硬化が緩和されることで、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞の予防が可能です。
さらに、悪玉コレステロールだけでなく中性脂肪も減らすため、全身の血液がスムーズに循環するようになり、代謝も上がります。代謝が上がることで脂肪燃焼も促進されるので、その結果として、太りにくい身体を作れます。
オメガ3脂肪酸は、脳を活性化することでも有名です。オメガ3脂肪酸は摂取されると、EPA・DHAという成分に変わりますが、EPA・DHAは青魚に多く含まれており、特にDHAは「頭がよくなる」成分として注目されています。血液をサラサラにするEPAの効果と、脳に働きかけるDHAの働きにより、学習能力・記憶力アップ、認知症の予防が可能です。
女性に嬉しい効果も
ヘンプシードオイルはビタミンEが豊富です。ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の活性酸素にアプローチすることで、老化や生活習慣病をコントロールします。また、ビタミンEは、美肌作りのビタミンとしてもおなじみです。シワ・シミ・くすみなどのトラブルをケアして、若々しいお肌を育てます。
ヘンプシードオイルならではの栄養素であるγリノレン酸は、アレルギーや湿疹、お肌の炎症を緩和する効果があるといわれています。さらに、子宮の細胞膜を作る脂肪酸でもあるため、γリノレン酸を増やすことで、PMS(月経前症候群)や生理痛の改善まで期待できるのです。
そして、ヘンプシードオイルには2種類の食物繊維が含まれていますが、特に不溶性の食物繊維を多く含有しています。不溶性の食物繊維には、便秘をやわらげたり予防する作用があり、便通が改善されることで、ニキビなどの肌トラブルも快方に向かうでしょう。
ヘンプシードオイルの美味しい食べ方・使い方
ヘンプシードオイルは熱に弱く、40℃以上で成分が変質してしまうので、生の状態で食べるようにしましょう。ドレッシングの材料にしたり、ヨーグルト・スムージーなどにかけたり、できあがった料理にたらす使い方がおすすめです。
ヘンプシードオイルを、美容オイルとして使用している方も多いです。少量を手に取ってあたため、お肌や髪にのばします。サラサラしてべとつかないので、アロマテラピーのキャリアオイルにもぴったり。エッセンシャルオイルをヘンプシードオイルで希釈して、お風呂上がりのお肌に伸ばすと、全身のうるおいをキープできます。
注意点
ヘンプシードオイルに含まれるリノール酸は、大量に摂ると身体に悪影響を及ぼします。1日の摂取量の目安は、大さじ1杯を上限としましょう。ほかの食べものとの食べ合わせについては、特に問題ありません。妊婦の方でも、ヘンプシードオイルを使用できます。
ヘンプシードオイルは子供も食べられますが、活性成分が強く影響することがあるため、最初は少量を使うようにしましょう。おなかの弱い方も、少しずつ量を増やすようにしてください。
ヘンプシードオイルを美容オイルとして使う場合は、事前にパッチテストを行います。1滴ほどのヘンプシードオイルを腕の内側などの目立たない部分に塗って、数時間からできれば1日様子をみましょう。赤みやかゆみなどが出た場合は、使用を中止してください。
熱や光に弱く酸化しやすいオイルなので、開封したら冷蔵庫に保管して、なるべく早く使い切りましょう。開封後の賞味期限の目安は、およそ2ヶ月です。
おすすめのヘンプシードオイルランキング:TOP5
ヘンプシードオイルには多様な栄養素が含まれており、健康や美容にさまざまな効果が期待できます。あなたの食卓にも、取り入れてみませんか。
おすすめのヘンプシードオイルからTOP5をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
第1位:ヘンプリーズン / ナチュラル・ヘンプシードオイル
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契約農家で育った種子から作られた、カナダ産のヘンプシードオイルです。厳しい検査を経た選りすぐりの種だけを使い、低温圧搾製法で抽出しました。一番搾りのオイルからは、とてもフレッシュなナッツの香りが漂います。原料となるヘンプシードは非遺伝子組替なので安心です。
オイルを充填する容器には、日本・アメリカ・カナダの基準をクリアした高品質のペットボトルを使用しています。光や空気を通さないので、ヘンプシードオイルを新鮮なままキープできるのです。また、窒素ガスを使った脱酸素ボトリングのため、酸素にふれることによる劣化を防ぐことができます。
熱には弱いので、ソース・ディップ・マヨネーズ・サラダドレッシング・スムージーなど、生の状態で使いましょう。遺伝子組替食品を避けている方、高品質なオイルを探している方におすすめです。
第2位:biologicoils / 有機ヘンプシードオイル
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有機JAS認証を受けた、ドイツ産のオーガニックなヘンプシードオイル。伝統的なコールドプレスで、熱を加えずじっくり搾っています。低温で抽出するので、オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸・ビタミンEなどの栄養素も豊富です。「バランスオイル」ともいわれるヘンプシードオイルの恵みが、たっぷり詰まっています。
香りはほかのヘンプシードオイルと比べて控えめで、初めてオメガ3系オイルを使う方でも、抵抗なく食べられます。ノンオイルドレッシングにほんの少し足したり、バゲットにつけたり、パスタ料理の仕上げにからませたりと、使い道はさまざまです。オーガニックのヘンプシードオイルを探している方や、ヘンプシードオイル初心者の方におすすめします。
第3位:ニュー・エイジ・トレーディング / 有機 麻の実油
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有機JAS認証を取得した、高品質のオーガニックオイル。広大な土地で有機栽培されたヘンプシードを、コールドプレスで丁寧に搾りました。熱を加えていないので、ローフード作りにも役立ちます。原料の生産から製造までをカナダで行っており、現地の厳しい基準をクリアしたオイルだけが、日本の食卓に届くのです。
オイルの品質をキープするため、容器にもこだわりが。ヘンプシードオイルの大敵である光を避けるため、高密度ポリエチレンを原料とする遮光性の高いプラスチックボトルを採用しています。発がん性や環境ホルモンにも配慮されており、ボトルの成分がオイルに溶け出すことはありません。
軽い口あたりですがコクのある味わいで、和・洋・中さまざまな料理に使えます。スムージーやドレッシングにもぴったり。加熱調理には向きませんが、スープやお味噌汁・パスタ料理の仕上げに使うと、気軽に活用できます。オーガニックのヘンプシードオイルをお求めの方、食の安全にこだわりのある方におすすめです。
第4位:レインフォレストハーブ / エキストラバージン ヘンプシードオイル
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リトアニアの肥沃な大地で育ったヘンプシードから抽出された、一番搾りのフレッシュなヘンプシードオイル。発芽可能な生きている種だけを使い、コールドプレスで製造しています。オーガニック認定を受けており、無添加・無精製・無漂白・無保存剤なので安心です。
ヘンプシードオイルは光に弱いので、酸化を防ぐために遮光瓶を使っています。これは、プラスチック使用のリスクを避けるためのガラス瓶です。オイルの充填は国内で行っていて、新鮮なまま食卓に届きます。
グルテンフリー・トランス脂肪酸フリー・コレステロールフリーのオイルだから、幅広い人、さまざまな料理に使えます。加熱調理には向いていないので、ドレッシングなどの生食で摂取しましょう。オーガニックのヘンプシードオイルを探している方、ガラス瓶入りのオイルが好きな方におすすめです。
第5位:ヘンプフーズジャパン / 有機麻の実油
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有機JAS認定を受けた、オーガニックなヘンプシードオイル。コールドプレスでじっくり抽出したオイルを、遮光ガラスのボトルに充填しているので、フレッシュな風味が長持ちします。ヘンプシードオイルならではの栄養も、たくさん残すことが可能になりました。
熱を加えず低温で作られるヘンプシードオイルは、ローフード作りにもぴったり。原料は麻の実だけですから、ヴィーガンの方やグルテンアレルギーの方も安心して使えます。
こちらのヘンプシードオイルは、サラッとしているのにコクがあって、和洋さまざまな料理にマッチします。サラダやおかゆにかけたり、パンにつけるのもよいでしょう。クセがないので、飲む油としても最適。オーガニックのヘンプシードオイルが欲しい方、アレルギーが気になる方、そのまま飲んで摂取したい方におすすめです。