おすすめのオリーブオイルと特徴や美味しい食べ方
植物油と言われるとみなさん思い浮かべるのは菜種油やヒマワリ油にゴマ油といったものが多いと思いますが、その植物油のひとつにオリーブオイルがあります。
近年では、オレイン酸が多く含まれているということでオリーブオイルが一般的となり入手も容易となりました。高価なイメージが強いものでしたが購入しやすい価格のものも増え、ポピュラーになった植物油です。
健康に役立てられ日々の料理に使うことができる優秀なオイルなため、家庭でも普段の料理に使われることが多くなりました。
そこで、オリーブオイルの特徴や効能・効果等についてご紹介します。特徴や効能を知り、より効果的に使うためにお役立てください。
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オリーブオイルとは?
オリーブオイルはオリーブの果実から作られる植物油です。植物油のほとんどは、原料となる植物の種子から搾油されますが、オリーブオイルはオリーブの果肉から搾油することができるため、植物本来が備えもつ機能性や風味を損なうことがありません。
また、植物油は製造過程で加熱処理をされますがオリーブオイルは非加熱で搾油されます。
オリーブオイルの製造工程は大まかに以下となります。
- オリーブの果実を収穫
- 選別・洗浄
- ペースト状にする粗砕
- 撹拌します。この撹拌
- 搾りと遠心分離作業
最後の工程でオイルと水に分けてオリーブオイルができあがります。
イタリア料理にはかかせないオリーブオイルの主な生産国はスペインやイタリアです。国や気候、木の種類や土壌等によって風味や特徴が違ってきます。また、色や香り・味わいにも個性があります。
それぞれによって味わいが違うのもオリーブオイルの特徴です。
オリーブオイルの特徴
オリーブオイルにはエキストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルがあり、前者は緑色が濃く後者は黄色っぽい色をしていることが多く、これらは果実の熟し方や搾る時期に影響されます。そして風味が最大の特徴です。
風味はフルーティ・若草の香り・苦みがある等と例えられますが、これらは木の種類や産地、気候や搾り方によっても異なります。
- エキストラバージンオイル…オリーブの果実を搾って濾過し、化学的処理を一切行わないバージンオイルで酸度が100gあたり0.8gを越えないものを言います。
- ピュアオリーブオイル…精製オリーブオイルにバージンオリーブオイルがブレンドされ食べやすいように調整されたものを言います。
オリーブオイルの主成分はオレイン酸と言われる脂肪酸のひとつです。オレイン酸は、酸化しにくく悪玉コレステロールを減らす効果があると言われています。他にもリノール酸やリノレン酸、抗酸化物質のポリフェノール類やビタミンEが含まれており、健康にも影響を与える効果の大きいオイルです。
加熱による酸化に強い性質を持ち最適温度は摂氏180度なので、生食だけではなく加熱調理が可能なオイルです。また、オリーブオイルは光に弱いため遮光性のある容器に入っているものを選ぶことをおすすめします。
効果・効能
オレイン酸には以下の効果や効能が期待されています。
- 抗酸化作用
- 悪玉コレステロールを減らす
- 血液をサラサラにする
- 動脈硬化・心筋梗塞の予防
- 便秘解消
この抗酸化作用には老化防止が期待され、肌といった見た目に分かる老化だけではなく血液の循環に働きかけます。急激な血糖値の上昇も防ぐことが出来ると言われ、食事前にティースプーン1杯のオリーブオイルを飲むこともあります。
しかしながら、毎日の食事前に飲むことはなかなか難しいものがありますので、毎日の料理に使う油をオリーブオイルに置き換えることでこの手間を省くことができます。
酸化しやすい油よりも、酸化しにくい良い油を摂取することは健康維持や増進に繋がりますので、ぜひ使っていただきたい植物油です。
オリーブオイルの美味しい食べ方・使い方
オリーブオイルは他の油脂と比較すると、素材の中に大きく浸透せずに表面に止まります。中へと大きく浸透しないことから、余分な油の摂取を避けることができるため、揚げ物に使うことをおすすめします。
揚げ物は油を摂取する量が他の料理よりもやや多くなるため、摂取するのであれば体に良いオイルのほうが良いにこしたことはありません。
揚げ物だけでもったいないので、「毎日の料理」に使うオイルをオリーブオイルに置き換えて使うほうがより健康効果が高まります。また、そのほうがオイルを何種類も用意せずにすむので経済的ですね。
注意点
大さじスプーン2杯程度が理想的とされていますが、摂取カロリーは他の植物油と変わらずですので過剰摂取には気をつけるようにしましょう。
直射日光を避け暗い所で保管します。オリーブオイルは光を遮るために保存容器も暗い色になっています。このため、遮光性を高めるための包装をされているものもあります。
また、妊婦さんには自然なお通じを促すことができるオリーブオイルの摂取が安心でおすすめです。これはオリーブオイルが持つ整腸効果によるもので、自然なお通じに働きかけます。ただし、体質によっては合わない場合もありますので注意が必要です。
もちろんお子さんにも同じようにお使いいただけます。その際にも、子どもは大人と体の大きさも違いますので摂取量に気をつけることと、体質によっては合わない場合もありますので注意が必要です。
おすすめのオリーブオイルランキング:TOP3
たくさんあるオリーブオイルの中で、おすすめのオリーブオイルをランキングにしました。イタリア料理に携わる方なら一度は耳にしたことがある有名なオイルもあります。
新しいオイルを試してみようと思われている方はぜひ参考にし、今まで使われていたものとは違うオイルをぜひお試しください。
第1位:サルバーニョ / エクストラバージンオリーブオイル
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有機栽培のオリーブから搾られたエクストラバージンオリーブオイルで、オリーブオイルの国際コンクールでの優勝実績を持ち多くの有名レストランで支持され使われています。
とてもまろやかで芳醇な香りを持ち、軽い味わいでありながらもしっかりとしたコクのあるオリーブオイルです。これまでに「オリーブオイルは重みのあるものを」と選ばれていた方に、「軽めのものでもうひとつ」と挑戦していただきたいオイルです。
様々な料に合うオイルですが、野菜やサラダといった軽めのものにとても合いますのでおすすめです。サラダはオイルと少量の塩胡椒のみで、素材の味をしっかりと感じながらオイルとともに美味しく召し上がれます。
第2位:ゾットペラ / 有機JAS認証エクストラバージンオリーブオイル
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オリーブオイルが持つ独特の苦みが少なく、突出したフルーティな味わいとスパイシーさが有名なゾットペラの有機JAS認証エクストラバージンオリーブオイルです。ゾットペラはオーガニックの法律が出来る以前よりオーガニック農法を続けてきた伝統的作り手でもあります。
シチリア島の5つの村でしか栽培できないとされている希少な固有品種のオリーブを原料とし、また、平均樹齢450年のトンダ・イブレア種を守り育ててきています。
イタリア国内のみならず国際大会で数々の賞に輝き、若草のような香りとスパイシーな味わいを持つオイルと言われ、数々のシェフに支持されています。
どのような料理にも合うオイルですが、バゲットにつけることでオイルの良さがダイレクトに味わえますのでおすすめです。このため、同じようにオイルの味をダイレクトに感じられるドレッシングもおすすめです。
第3位:アルドイノ / エクストラバージン オリーブオイル フルクトゥス
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有名なオリーブオイルのひとつであり、イタリアンシェフなら一度は使ったことがあると言っても過言ではないほどに知られているオリーブオイルです。
オリーブオイルは遮光性の高い包装形状が基本ですが、こちらはゴールドのラベルで覆われています。これは遮光性を高めるためであり、この包装を模倣したものが出る程に有名でもあります。
サラダにもおすすめなオイルですが、オイルは加熱調理で更に香りが高められますので、特に魚介系の料理や魚介系のパスタに使うことを特におすすめします。素材の風味が群を抜いて引き立てられます。