おすすめのサラダ油と特徴や美味しい食べ方
皆さんはサラダ油についてどれくらいご存じですか?
実はJAS(日本農林規格)のもと厳しい基準を満たしたものだけをサラダ油と呼んでいます。また一般的に油として使用されているサラダ油は、実は日本独自のオイルで、1924年から販売されるようになりました。
ここではサラダ油の定義から特徴、美味しい食べ方また、おすすめのサラダ油厳選3種類の紹介も詳しい解説とともに紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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サラダ油(サラダオイル)とは?
私たちが普段お料理の時に何気なく使っているサラダ油ですが、『サラダ油ってなんだろう?』と疑問思った人もいるかと思います。サラダ油はサラダオイルとも呼ばれ、基本的にサラダ用のドレッシングとして使用されることを前提とした油のことを言います。
また、サラダ油とは日本独自のオイルで、1924年日清オイリオが日清サラダ油を販売したことがサラダ油の起源と言われています。
ドレッシングは冷蔵保管することが一般的なので、冷やした際に濁らず固まらない特徴があります。実は皆さんが普段料理を作る際、何気なく使用しているサラダ油は、厳しい基準のもと製造されています。日本ではJAS(日本農林規格)の基準を満たしていないものをサラダ油と名乗ることができません。厳しい基準に合格できたものを始めてサラダ油と呼んでいます。
JASが定めた厳しい基準としては下記で紹介する原材料を使用し、JASが認めた認定工場で製造されたものと、定められた低温の条件下(0度の温度で5時間半清澄)のもと一定時間放置しても、疑固や白濁のないもの、つまり冷蔵庫で保管していても固まらずサラサラした状態を保てるもの、のみサラダ油と呼びます。
原料
世界中の大地で育てられた植物がサラダ油の原料になっています。
油菜、トウモロコシ、大豆、ひまわりの種、ごま、綿実、サフラワー(紅花)、米(米糠)、ぶどうの9種子を原料とし製造され、これらのいずれかを用いて精製してつくられたものだけがサラダ油として名乗れます。
最近のサラダ油の大半は、大豆油と、キャノーラ油の2種類をブレンドしたものが、調合サラダ油とし販売されています。
キャノーラ油との違い
近年話題になっているキャノーラ油ですが、キャノーラ油とサラダ油の厳格な違いについてご存じでしょうか?多くの人はサラダ油もキャノーラ油も同じものと思っている人が多いと思います。しかし両者は全く異なる原料によって製造されています。
キャノーラ油も植物を原料にしているので、サラダ油もキャノーラ油も植物性油としては同じ分類にはなりますが、キャノーラ油は菜種油の一種でカナダで菜種を品種改良して作られたものを言います。よって、サラダ油は上記で述べた通りの9種の種子を使用しているので、原料が違います。また、それぞれ適している料理なども異なってきます。
キャノーラ油の特徴として、過剰に摂取すると体には有害だといわれているエルカ酸とグルコシノレートを含まない品種で、1970年代にカナダで誕生しました。そのため、欧米などの油を多く使った料理が多い国では、キャノーラ油を使うことが一般的です。サラダ油は、日本独自の油なので海外で使用されることはあまりありませんし、そもそも海外の人は日本のサラダ油を知らない人がほとんどです。
また、先ほども言いましたが、両者では適している料理が変わってきます。サラダ油はその名の通り、サラダのドレッシングに使用することができ、キャノーラ油は揚げ物など高温で調理する料理に向いています。
サラダ油で揚げ物ができないということではなく、キャノーラ油で揚げ物を調理するほうが、サラダ油よりもカリッと揚げることができます。また、仕上がりの色も綺麗で見栄え良く揚げることができます。風味もサラダ油よりも良く加熱に強い性質をもっているため、炒め物や揚げ物に適しています。
サラダ油の特徴
サラダ油の最大の特徴は、オリーブオイルや最近話題になっているココナッツオイルに比べ、クセが強くなく匂いもほとんどありません。
ココナッツの匂いが苦手という人やオリーブオイルの独特な風味が苦手という人は多いかと思いますが、サラダ油はサラッとしている上に匂いがほとんどないため、そういった人たちにはおすすめの油です。色はオリーブオイルよりも少し薄い黄色がかった色味をしています。
よくサラダ油はカロリーが高いと思われがちですが、実は1グラムのカロリーは9kcalと言われていますが、美容やダイエットに良いと言われているオリーブオイルと全く一緒です。
効果・効能
現在日本で販売されている多くのサラダ油は大豆を原料にし製造されているものがほとんどです。
サラダ油は原料を高温で加工し製造されています。製造している過程でトランス脂肪酸が発生してしまいトランス脂肪酸が体に悪影響とご存じの人も多いと思いますが、アメリアでは2018年よりトランス脂肪酸を含む食品は全面販売禁止になります。
トランス脂肪酸の体への悪影響としていくつかあげますが、トランス脂肪酸の被害としては、糖尿病や癌、高血圧、心臓血管など多くの病気の原因になると言われています。
アメリカは、肥満大国でも知られトランス脂肪酸を多く含む加工食品やジャンクフードなどを毎日食べています。それに比べ日本人は、魚や米などを中心とした料理を食べてきたので、海外諸国に比べ、トランス脂肪酸の摂取量は少ないと言われていますが、近年では海外加工食品やジャンクフードに頼った食生活をしている人が増えてきているので注意が必要です。
しかし、油を摂取するな。と言われても現実的には難しい話しですし、油は人の生命維持にとって必要不可欠です。
サラダ油の美味しい食べ方・使い方
ここまでの話しでサラダ油は、サラダ用のドレッシングとして使用されることを前提として製造された油と話しましたが、サラダだけに特化しているわけではありません。
サラダ油は最もスタンダードな油で、どんな料理に使用しても美味しく仕上がるため、万能油として私たちの食卓を支えています。
炒め物に使用してもよし、自家製マヨネーズやドレッシングに使用しても良し、揚げ物や天ぷらに使用することもできます。サラダ油の特徴として、オリーブオイルやココナッツオイルに比べ、香りにクセがないので、和食、中華、洋食とどんな料理にも使用できます。
注意点
『良く油は体に悪い』『サラダ油には毒が含まれている』という悪い情報ばかり出回っていますが、全くそんなことありません。良い油は体にとって必要ですが、悪い油は健康へ悪影響があると覚えておいてください。そもそも油は体に悪いと思われがちですが、油は人の生命維持にとって必要不可欠なものです。
厳しい基準のもとで製造されているサラダ油ですが、遺伝子組み換え原材料を使用しているサラダ油も中にはあります。それらのサラダ油は、表示ラベルに記載しなくても良いとなっているため、表示ラベルからでは、遺伝子組み換えのものを使用しているかは分かりません。
植物油の原料の多くは輸入に頼っています。サラダ油の原料も遺伝子組み換えが認めれている作物を多く含んでいます。そのため、遺伝子組み換えされた原材料を使用している可能性は高いです。
遺伝子組み換えされた油を好まない人は、遺伝子組み換え原材料の使用が認められていない、オーガニックの認定マークが付いたものを選ぶと良いでしょう。小さなお子さんや妊婦さんなどは、特に体に気を付けたいと思っている人はオーガニックサラダ油を使用するように心がけましょう。
また、使用期限や使用方法を気を付けないとどんな油でも体に悪い油に変わってしまいます。使用期限や保管などはしっかり守りましょう。
おすすめのサラダ油ランキング:TOP3
ここからはおすすめのサラダ油TOP3をランキング形式でご紹介しています。それぞれ特徴はありますが、どんな料理にも使用できる万能サラダ油を紹介しています。用途に合わせお選びください。
第1位:日清オイリオ / 日清サラダ油
現在の価格はコチラ |
日本のスーパーではどこでも手に入りどんな料理にも使用できる万能選手。サラダ油といえば日清のサラダ油が浮かぶ人は多いのではないでしょうか?実はこのサラダ油こそ、現在一般的に使用されているサラダ油の起源と言われています。
このサラダ油は、なんといってもクセが少なくどんな料理にも使用することができ、サラダに使うドレッシングから揚げ物や炒め物まで幅広く使うことができます。特に相性の良い料理は揚げ物など油でカリッと仕上げる料理に適しています。他の油で揚げるよりも、カリッとジューシーに仕上がるので、リピートする人も多いです。
また体には嬉しいコレステロールゼロなので、普段健康に気を使っている人や肥満体質の人には特におすすめの油です。
第2位:日清オイリオ / 日清サラダ油
現在の価格はコチラ |
大豆をたっぷり搾ったサラダ油は健康志向の人には嬉しいサラダ油です。
メーカー従来品のサラダ油に比べ、加熱した時のにおいがほとんどなく、大豆油を60%使用しているので、揚げ物はサラッと揚げることができ、炒め物は油を感じることなく、食材の旨味をさらに引き出してくれます。
こちらもこのサラダ油1本で様々な料理に使用することができ、特に小さなお子様や油の量を普段から気にしているご家庭にはおすすめです。
第3位:カネゲン / 圧搾一番しぼり国産なたねサラダ油
現在の価格はコチラ |
こちらのサラダ油は希少な国産菜種が原料になっています。お湯で搾った油の不純物を洗い流す独特な製法のもと製造されています。上記で紹介したサラダ油よりも揚げ物や天ぷらなどがさらにカラッと揚がります。
また遺伝子組み換えを行っていないサラダ油になるため、妊婦さんや小さいお子さんがいるご家庭にはおすすめのサラダ油です。