簡単!カツオだしの美味しい取り方・使い方
かつお節から取るだしは、料理通なら誰もが利用したことがあるといっても良い、有名なだしです。風味も豊かでどんな料理にも合う魔法のだしですが、手順さえ覚えてしまえば簡単に取ることができます。
そこで、カツオだしの取り方を素材ごとに丁寧に説明していきます。全ての素材から取る手順をマスターして、今日からあなたも立派な料理人!
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カツオだしの取り方
カツオだしは、様々な素材からだしを取ることができます。和食だしのベースとしても有名なことから、日本人には欠かすことのできないだしです。
そんなカツオだしを、花かつお、厚削り、パック、粉、それぞれを使っただしの取り方を紹介していきます。全ての手順を覚えて、あらゆる料理に役立てましょう!
花かつおを用いたカツオだしの取り方
花かつおは別名、平削りともいいます。料理だけではなくトッピングとしても使うことができ、幅広い用途が魅力の削り節です。美味しい料理を作るためにも、だしを取る手順は覚えておきましょう。
必要な道具と材料(お吸い物4人分)
- 花かつお20~30g
- 水600~700cc
- だし濾し布巾
- おたま
- ざる
- 鍋
ここでは、お吸い物を作ることを前提に分量を決めました。違った料理を作るときや、だしの味を変えたいときには適宜、花かつおの量を変えるのが良いでしょう。
花かつおからだしを取る手順
- 水を入れた鍋を火にかけ、沸騰させます。
- 沸騰させた鍋に花かつおを入れ、すぐ弱火にします。
- 2分程度煮立てたら火を止めます。
- だし濾し布巾やペーパーを使って濾せば完成です。
煮立て過ぎると、だしの香りが悪くなったり渋みが出ることがあるので、火加減には注意しましょう。また、だしがらは、雑味が気にならなければ軽く絞っても問題ありません。
花かつおだけでも美味しいだしが取れますが、昆布を加えることでさらに旨味が増します。ただ、昆布を加えるとだしが濁りやすくなるので、澄んだ色のだしを取りたい場合は、昆布を入れるのはやめましょう。
花かつおから取っただしは、素材の味を活かした料理に向きます。お吸い物やめんつゆなどには最高のだしになります。
厚削りを用いたカツオだしの取り方
厚削りはだし専用の削り節で、カツオだしの主役といっても良いだしです。厚く削られているため、花かつおに比べると時間がかかりますが、濃厚なだしを取ることができます。
カツオだしを取ろうと考えている人は、厚削りからだしを取る手順を必ず覚えておきましょう。
必要な道具と材料
- 厚削り30g
- 水1000cc
- だし濾し布巾
- おたま
- ざる
- 鍋
麺類のかけつゆなら、3人分のだしを作ることができる分量です。濃厚なだしを取ることができますが、味が足りないと感じたら、厚削りを増やしてだしの味を調節しましょう。
厚削りからだしを取る手順
- 水を入れた鍋を火にかけ、沸騰させます。
- 沸騰させた鍋に厚削りを入れ、すぐ弱火にします。
- 丁寧にアクを取りながら、10分程度煮立てたら火を止めます。
- だし濾し布巾やペーパーを使って濾せば完成です。
残っただしがらは、雑味が気にならなければ軽く絞っても問題ありません。
厚削りから取っただしは濃厚な味と色の濃さを活かし、濃い味付けをする料理に向きます。おでん、煮物、鍋料理との相性は抜群です。
カツオだしパックを用いたカツオだしの取り方
カツオだしパックを使えば簡単にだしを取ることができ、色々な料理に使うことができます。ここでは、カツオだしパックを使った基本的なだしの取り方を紹介します。
必要な道具と材料
- カツオだしパック1個
- 水500cc
- おたま
- 鍋
カツオだしパック1個で、数人分のだしを取ることができます。だしを取るときに、1個だけ使ってだしを取らなければならないという決まりは無いので、料理によって使う個数を変え、色々と試してみましょう。
カツオだしパックからだしを取る手順
- 鍋に水とカツオだしパックを入れます。
- 鍋を火にかけて沸騰させます。
- 沸騰したあと弱火にして、3~5分程度煮立てます。
- カツオだしパックを鍋から取り出したら、だしの完成です。
カツオだしパックからは短時間でだしが取れるため、料理をするときに一緒にだしを取ることも可能です。煮立てる時間には幅があるので、使う商品やパックの個数によって、煮立てる時間を変えるのが良いでしょう。
粉末カツオだしを用いたカツオだしの取り方
粉末カツオだしなら、時間が無い人でも手早くだしを取って料理に活かすことができます。そのままお湯に溶かして使用できるので、短時間でだしを取りたい人は積極的に使ってみましょう。
必要な道具と材料
- 粉末カツオだしを大さじ1杯
- 水1000cc
- おたま
- 鍋
粉末カツオだしは、自分で計量して分量を決めるのが一般的ですが、スティックタイプならば、分量を自分で正確に量る必要はありません。
好みの問題もありますが少しでも手間を少なくするなら、スティックタイプの粉末カツオだしはおすすめできます。
粉末カツオだしからだしを取る手順
- 1000ccの水を入れた鍋を沸騰させます。
- 大さじ1杯の粉末カツオだしを入れます。
- 5分くらい煮立てると完成です。
煮立てる時間と分量は目安として覚えておいてください。粉末カツオだしは数分間煮立たせなくても、溶かすだけで美味しいだしが取れます。
だしを使う人数や料理によっては、使う水や粉末カツオだしの量も変わってきます。目安の分量にとらわれ過ぎず、自分でも対応させるようにしましょう。
だしがらで美味しいふりかけ
花かつおや厚削りでだしを取ると、だしがらが出ます。多くの人は捨ててしまうかもしれませんが、だしがらも使い方によっては美味しいふりかけになります。
ここでは、美味しいふりかけのレシピを紹介するので、だしがらを有効活用しましょう。
だしがらふりかけの材料
- だしがら30g
- めんつゆを大さじ2杯
- いり白ごまを適量
だしがらふりかけの作り方
- だしがらを包丁で細かく切ります。
- フライパンに、だしがらとめんつゆを入れてからめます。
- 水分がなくなるまで煎ったら白ごまを和えて完成です。
だしがらで作るふりかけはこんなにも簡単です。ひと手間ですぐにでき上がるので、ぜひ作ってみてください。
カツオだしを使ったおすすめ料理
カツオだしは色々な料理に合わせることができます。中でもだしが主役となる料理には最適です。カツオだしを使ったおすすめ料理には色々とありますが、中でも特におすすめな料理を紹介します。
卵炒め
卵とカツオだしを混ぜ、フライパンで炒めれば完成の簡単な料理です。卵だけでも十分に美味しいのですが、菜の花などを入れて炒めることで、さらに味が引き立ちます。
色々な野菜を使うことができるので、卵炒めのバリエーションを増やしたい人にはおすすめの料理です。
おでん
おでんは色々な具が入っていて楽しい料理ですが、味を引き立たせているのは紛れも無くだしです。おでんにカツオだしを使うことで、おでんの具に満遍なくだしが染み渡ります。
メイン食材は具ですが、カツオだしを使っただし汁は薄味でさっぱりしているので、飲んでも美味しいです。何よりも、おでん好きな人にはおすすめの料理です。
おすすめのカツオだし
カツオだしを取るときに使う商品は種類も豊富です。そのため、自分のスタイルに合った商品を見つけ出すことができます。
いくつかのおすすめのカツオだしを紹介するので、購入するときの参考にしてください。
おすすめ顆粒だし:リケン / 素材力 カツオだし
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使い勝手の良い顆粒タイプのカツオだしです。化学調味料や食塩を一切使用しておらず、体のことを考えた商品です。チャック式のスタンディングパウチは保存にも便利で、使い勝手も抜群です。
体のことを考えた商品を探していたり、だしを取る時間を短縮させたい人にはおすすめです。
おすすめ液体だし:キッコーマン / カツオだし
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老舗ブランドのキッコーマンが作る、オーソドックスな液体タイプのカツオだしです。しっかりとしたかつお節の風味は、どんな料理にも合います。料理を作るときに、手軽にカツオだしを使いたい人にはおすすめです。
おすすめ顆粒だし:かね七 / 風味調味料 カツオだし
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かつお節のほか、昆布、椎茸をバランス良く配合した顆粒タイプのカツオだしです。お湯に入れてだしを取るのも良いのですが、味噌汁やめんつゆに直接入れても美味しいです。
用途の幅も広いので、色々な料理に使用したい人にはおすすめです。
>>色々なだしの種類と特徴と取り方についてまとめた記事はコチラ