簡単!昆布だしの美味しい取り方・使い方
だしの定番といえば昆布だしです。上品で優しく味わい深い昆布だしは、和・洋・中問わず色々な料理に合うといわれ、日本国民が愛用しているだしといっても良いでしょう。
そんな昆布だしを、自宅でも簡単に美味しく取る方法を伝授します!昆布だしが合うおすすめの料理や商品も紹介していくので、料理が苦手な人でも作るのが楽しくなりますよ?
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昆布だしの取り方
昆布だしを取る昆布は何でも良いというわけではなく、昆布だしを取るのに向いた昆布があります。
だしに向かない昆布からもだしを取ることはできますが、できる限りだしを取るのに向いた昆布を使用して、だしを取るようにしましょう。
ここでは干し昆布、昆布だしパック、粉末昆布だし、それぞれを使っただしの取り方を説明していきます。全ての取り方をマスターして、料理通を目指してください!
干し昆布を用いた昆布だしの取り方
昆布だしの取り方の中でも一番時間がかかりますが、良いだしを取ることができます。だしを取るのに適した干し昆布は、真昆布、羅臼昆布、利尻昆布、日高昆布です。
これらの干し昆布はそれぞれ違った特徴がありますから、作る料理に応じてだしを取ってみてください。
干し昆布からだしをとる方法として湯だしと水だしがあります。どちらも美味しいだしを取ることができるので、自分のスタイルに合った方法でだしを取りましょう。
必要な道具と材料
- 昆布10~30g
- 水1000cc
- おたま
- 鍋
- 密閉できる容器(水だし)
使用する昆布の量は、料理や好みによって違います。だしの味を確かめながら、作る料理に最適なだしを見つけ出してください。
干し昆布からだしを取る湯だしの手順
- 小石や砂が付いていることがあるので、硬く絞った濡れ布巾で昆布の表面を軽く拭きます。
- だしを取りやすくするために、キッチンバサミなどで切れ込みを入れます。
- 鍋に水と昆布を入れ、約30分~1時間程度浸してから中火にかけます。
- 沸騰直前で昆布を取り出せば、だしの完成です。
面倒でなければ、鍋を火にかけるときに60度の温度を維持して1時間程度煮ることで、美味しいだしを取ることができます。また、昆布を水洗いすると、旨味が損なわれてしまう恐れがあるので避けてください。
粗熱が取れた昆布だしはそのまま放置せず、できる限り密封容器に移し、3日以内には使いきるようにしましょう。使いきれない場合は冷凍保存もできますが、このときも2週間以内に使いきりましょう。
煮出し過ぎると、昆布の風味が損なわれてしまうので、火加減には十分に注意してだしを取ってください。
干し昆布からだしを取る水だしの手順
- 小石や砂が付いていることがあるので、硬く絞った濡れ布巾で昆布の表面を軽く拭きます。
- だしを取りやすくするために、キッチンバサミなどで切れ込みを入れます。
- 密閉容器に水と昆布を入れ、半日程度浸け、昆布を取り出せばだしの完成です。
水だしは火を使うこともなく、美味しい昆布だしを取ることができます。湯だしに比べるとだしを取るのに時間がかかるので、気長に待てる人はチャレンジしてみてはどうでしょうか。
昆布だしパックを用いた昆布だしの取り方
干し昆布を使用するよりも、時間をかけることなくだしを取ることができるのが、昆布だしパックの魅力です。手軽にだしを取ることができるので、料理を作るときにはとても頼りになります。
干し昆布から直接だしを取るのは難しいと考えている人は、昆布だしパックからだしを取ってみましょう。
必要な道具と材料
- 昆布だしパック1個
- 水600cc
- おたま
- 鍋
昆布だしパックの商品にも色々とあり、料理によって使うパックの個数にも多少の違いがあります。ここで紹介した必要なものは基本的な分量なので、自分で色々とアレンジしてだしを取ってみましょう。
昆布だしパックからだしを取る手順
- 鍋に水と昆布だしパックを入れます。
- 鍋を火にかけて沸騰させます。
- 沸騰したあと弱火にして、6~7分程度煮立てます。
- 昆布だしパックを鍋から取り出したら、だしの完成です。
味に物足りなさを感じたら、昆布だしパックと一緒に削り節を入れることで旨味が引き立ちます。作る料理や好みに応じて使う昆布だしパックの個数を変えることで、自分好みの味に近付けることができます。
粉末昆布だしを用いた昆布だしの取り方
粉末昆布だしの魅力は、なんといっても時間をかけずにだしを取れるところです。朝の忙しい時間や即席で料理を作るときには必ず活躍してくれるので、ちょっとしただしが欲しいときなどに使ってみましょう。
必要な道具と材料
- 粉末昆布だしを大さじ1杯
- 水1000cc
- おたま
- 鍋
粉末昆布だしにも無添加のものや、調味料が入っているものなど様々です。原料に何が使われているのかによって、臨機応変に分量を変えてみましょう。
粉末昆布だしからだしを取る手順
- 1000ccの水を入れた鍋を沸騰させます。
- 大さじ1杯の粉末昆布だしを入れます。
- 5分くらい煮立てると完成です。
原料に含まれている調味料の有無によっては、昆布だしだけでは味が薄く感じることもあります。その場合は塩やかつおの削り節などを入れて、味の調節をしてみましょう。
昆布だしを使ったおすすめの料理
上品な味と香りが特徴の昆布だしは、素材の味や香りを活かした料理に合うだしです。昆布だしに合うおすすめの料理を紹介していくので、昆布だしを使う料理の参考に覚えておいてください。
茶碗蒸し
昆布だしの上品な味と香りを最大限に活かすことができる料理です。基本的には調味料を使用しますが、薄味が好みの人は昆布だしだけでも食べることができます。
多少、手間がかかりますが食べやすく、料理に華を添えたいときにはおすすめの一品です。
浅漬け風サラダ
浅漬けにできそうな野菜であれば何でも使うことができます。塩、酢、砂糖に昆布だしを加えて、数時間浸けて味を馴染ませます。味が薄いと感じたら塩で調整すれば、自分好みの浅漬け風サラダができ上がります。
誰でも手軽に簡単に作ることができる浅漬け風サラダは、料理が苦手な人にもおすすめです。
おすすめの昆布だし
昆布だしを取るのに使用する商品は色々と発売されています。
おすすめの昆布だしを紹介していくので、気になる商品があったら購入を検討してみてください。
おすすめだし昆布:角屋米穀 / 冬島産日高昆布
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風味豊かな日高昆布の基準浜から取れた天然昆布です。栄養も豊富で様々な料理に使うことができ、美味しいだしを取ることができます。
だしにこだわりがあり、美味しいだしを一から取りたい人にはおすすめの昆布です。
おすすめ液体だし:江戸屋本丸 / こんぶ屋さんが作った「昆布だし」
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北海道道南産の天然真昆布を使った濃縮タイプの昆布だしです。化学調味料と合成保存料が無添加で体にも優しいだしです。
液体タイプで、そのままだしとして使うことができるので、簡単に料理を作りたい人にはおすすめの昆布だしです。
おすすめ顆粒だし:味の素 / ほんだし こんぶだしスティックタイプ
現在の価格はコチラ |
北海道産の真昆布を粉末にした、昆布だしの素です。癖が無く、あらゆる料理に使うことができる万能昆布だしです。スティックタイプの昆布だしなので、ちょっと使いに便利です。
用途が幅広いため、色々な料理に使いたい人にはおすすめの昆布だしです。
>>色々なだしの種類と特徴と取り方についてまとめた記事はコチラ