美容&健康に!ハーブティーのおすすめランキング
ハーブティーを飲んでみようと思ったきっかけはどのようなものでしょうか。
体調の不具合を解消したい、妊娠によるカフェインなし生活のため、医薬品には頼らずに自然のもので悩みを解決したい、飲んでみて美味しかったから、など、皆さまそれぞれの理由があると思います。
このページでは、代表的なハーブ10種類の特徴、効能、飲み方や症状に合わせたハーブのご提案、ハーブティーを飲む上での注意点についてご案内させていただきます。探しているハーブを見つける参考にしていただければ幸いです。
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ハーブティーを飲む上での注意点
ハーブティーには様々な効能がありますが、薬ではありませんし、その効能は解明されていない部分も多くあります。ですが、古くからその効能が認められ今日まで飲み続けられてきています。このことを頭の片隅に置いたうえでハーブティーを楽しみましょう。
ハーブによっては飲み続けたほうが良いもの、ダメなもの、妊娠中に飲めないもの、アレルギーの問題、体調によっては効きすぎてしまうこともありますのでそれぞれの特徴を知る必要があります。
例えばラズベリーリーフティーは安産に良いとされますが、妊娠初期では禁忌とされ、妊娠後期、8カ月目以降から出産後にかけては良いハーブとされています。
妊娠中の方とハーブティー
妊娠中はカフェインが摂れないため、ノンカフェインの飲み物、ハーブティーを手に取る方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
一般的にハーブティーはノンカフェインのものが多いのでその点は良いのですが、注意すべきハーブが多数あります。特に妊娠3カ月の初期はハーブティーを飲まないほうが良いともされています。
どのハーブを禁忌とするか、見解は様々あり、一概に言えない部分もあります。国立健康・栄養研究所より注意すべきハーブについての文書が提示されているので興味のある方はご確認ください。
ハーブティーおすすめランキング:TOP10
ハーブと呼ばれる植物は数千種類とも言われ、その数は把握しきれない程あります。その中でも世界的に広く飲用され、人気のあるハーブ10種類についておすすめ順にランキング形式で紹介させていただきます。
こちらに紹介するハーブは初心者の方でも飲みやすいものが多ので是非お試しください。
第1位:カモミールティー
飲み口はやさしく、香りはりんごに似ていますが、特有の香りがあります。多くの効能を持ち、ハーブティーの中で最も古い歴史があります。現在でも人気の高いハーブです。
一般的にジャーマンカモミールと呼ばれる品種の花を乾燥させてたものをハーブティーとして使用します。
効果効能
- 炎症を抑える
- 花粉症やアレルギーを抑える
- 胃腸の調子を整える
- リラックス
- アンチエイジング
- 安眠
ハーブの効能について解明されているものは少ないのですが、カモミールについては多くの研究がなされており、効能への期待値は高いと言えるでしょう。
ポイント
シングル※で飲むこともおすすめですが、ペパーミントとの相性がとても良いです。他のハーブと合わせやすく、多くの効能を持つ点も人気がある理由のひとつです。
また、アイスにしてオレンジジュースで割るなどアレンジもおすすめです。
※シングルは1種類のハーブだけでハーブティーを飲むことです。
注意点
キク科のアレルギーを持つ方は飲まないでください。妊婦中の方も注意が必要です(1日3杯程度までであれば問題ないとされています)。
おすすめのカモミールティー
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第2位:ペパーミントティー
爽快な香りとすっきりとした飲み口です。特徴的な香りの成分、メントールには様々な効能があるとされ、カモミール同様古くから家庭薬として親しまれてきたハーブです。
ミントの種類は多数ありますが、その中でもペパーミントの効能は最も強いといわれています。
効果効能
- 胃腸の調子を整える
- アレルギーや炎症を抑える
- リフレッシュ
- 痛みを抑える
- 口臭予防
- 抗菌作用
- 肌に良い
- 虫よけ
ポイント
シングルで飲むことはもちろん、アレンジしやすいハーブティーなので色々な飲み方が楽しめます。モロッコ風に緑茶とブレンドしたり、デトックスウォーターに、寒い日はココアに合わせる飲み方も良いでしょう。
ペパーミントは生命力が強く育てやすい植物なので家庭菜園も比較的手軽に楽しむことができます。ただし繁殖力が強いため他の植物への影響を気を付ける必要があります。
注意点
妊娠中の方、産後の方、幼児(3歳以下)の飲用は注意が必要です。
おすすめのペパーミントティー
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第3位:レモングラス
レモンのような爽やかな香りが特徴で、酸味はあまりありません。この香りはシトラールといい、レモンと同様の香り成分です。身近な香りでもあるためハーブティー初心者の方もおいしく飲めるハーブです。
インドやスリランカが東南アジアが原産の植物です。ティー以外にも香辛料として、トムヤムクンなどの料理にも使用されるハーブです。
効果効能
- 胃腸の調子を整える
- 抗菌作用
- 解熱
- リラックス
- 虫よけ
ポイント
ホットも良いですが、アイスで飲むこともおすすめです。身体を冷やす作用があるため、夏場に良いハーブと言えるでしょう。スッキリ感がよく合うペパーミントや、ローズとの相性が良いです。また食後にはカモミールとのブレンドで、こちらは胃腸に良い組み合わせです。
注意点
妊娠中の摂取は注意が必要です(1日3杯程度までであれば問題はないとされています)。
おすすめのレモングラスティー
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第4位:エルダーフラワー
マスカットに似た甘くさわやかな香りとくせのない飲み口で、ヨーロッパでは風邪の引きはじめに飲むハーブとされています。エルダーフラワーの効能は様々あり、「万能の薬箱」と呼ばれることもあります。
初夏になると小さなやわらかい白い花をつけます。この花を乾燥させたものがハーブティーとなります。
効果効能
- 風邪や花粉症等のアレルギー症状の緩和(特に気管支)
- 抗ウィルス作用
- 利尿作用
- 発汗
ポイント
甘い香りでシングルでもおいしく飲めるハーブティーです。そのため逆に、効能は取り入れたいけれども香りが少し苦手というハーブを合わせるという使い方もあります。
風邪対策にはペパーミントやリンデンと、花粉症にはネトルと合わせると良いでしょう。
また、エルダーフラワーの花で作られたシロップは人気があり、炭酸やお酒などで割るだけでおしゃれなハーブドリンクができるので、挑戦しやすいかもしれません。
注意点
特に注意は必要ありません。
ただしエルダーフラワーの葉や種子、熟す前の実には毒性があるとされています。
おすすめのエルダーフラワーティー
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第5位:ローズヒップティー
甘酸っぱい香りと酸味が少しあります。ビタミンCが豊富で「ビタミンCの爆弾」と呼ばれることもあります。通常熱に弱いビタミンCですが、ビタミンP(ポリフェノールの一種でビタミンのような働きをする物質)のおかげで壊れにくなり、ビタミンCを効率よく摂ることができるとされています。
ローズヒップはイヌバラと呼ばれる植物の果実を乾燥させたものです。
効果効能
- アレルギー症状の緩和
- アンチエイジング
- 免疫力向上
- 美容に良い
- 抗ストレス作用
- 内臓脂肪の備蓄を抑える
ポイント
有効成分を余すところなく摂るためにはティーとして飲むだけではなく、果実を食べる点がポイントです。特にビタミンEは水に溶けないためほぼ100%果実に残っているとされています。実が食べにくい場合はジャムにするなどのアレンジもできます。
ローズヒップは効能の似ているハイビスカスとブレンドすると相乗効果が見込まれます。
ビタミンCは体内にとどまる時間が短いため、こまめに飲むと良いでしょう。
注意点
妊娠中の方は注意が必要です(1日3杯程度までであれば問題はないとされています)。
ビタミンCを多く含むことから、大量に飲むとお腹が緩くなることがあります。また、ビタミンCは大量に摂取しても吸収される量は増えないので一度に大量に飲むことは避けましょう。
おすすめのローズヒップティー
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第6位:ネトル
緑茶に似た干し草のような香りと言われます。初めて飲む方には少しクセのある香りと感じるかもしれませんが、そのような方もはちみつを加えるなど、飲み方次第で美味しく飲めます。
ネトルというと聞きなじみがないかもしれませんが、日本では西洋イラクサと呼ばれる植物で、葉や茎、根を乾燥させたものをハーブティーとして飲みます。
特にアレルギーを抑える効能があるとされています。また、ビタミン、ミネラル共に豊富なため、どなたにもおすすめできるハーブティーです。
効果効能
- 花粉症などのアレルギー症状緩和
- 利尿作用
- 貧血予防
- 血液の浄化
ポイント
相性の良いハーブとしてはペパーミントがあげられます。また、香りの近い緑茶とのブレンドも相性が良いです。
注意点
特に注意は必要ありません。しかしながら、妊娠中の摂取は注意が必要としている見解もあります。
おすすめのネトルティー
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第7位:ルイボスティー
独特の香りがありますが飲み口もクセがなく、飲みやすいハーブティーです。(安価なものは飲みにくいと感じる香りのものもあるようです。)
アフリカの限られた地域でしか育たないルイボスには豊富な栄養素が含まれ、「不老長寿のお茶」と称されるほど栄養価が高いハーブティーです。
ルイボスティーはルイボスの葉を発酵、乾燥させたものです。
効果効能
- アレルギー症状の緩和
- アンチエイジング
- 便秘改善
- 鎮静作用
- むくみ改善
- 糖尿病予防
- メタボリックシンドローム予防
- 加齢臭をなくす
ポイント
ノンカフェイン、低タンニンのため、小さな子供から妊娠中の方まで飲んでいただけるハーブティーです。また、鉄分をはじめとするミネラルが豊富であり、女性には特に一生を通じて飲んで頂きたいハーブティーです。
飲み方のポイントはしっかりと茶葉を煮出すことです。沸騰状態で10分程度煮出し、栄養素をしっかり抽出してください。低タンニンなので渋みが出ることはありません。
継続して飲むことで効果があるとされているため、日常茶としてシングルで飲むと良いでしょう。
注意点
特に注意は必要ありません。
おすすめのルイボスティー
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第8位:ハイビスカスティー
香り、味ともにすっぱい香り、酸味があります。これはハイビスカスティーの特徴である豊富な植物酸(クエン酸など)によるものです。また、色は鮮やかな赤色で、見た目にも美しいティーになります。
ハイビスカスティーには美容に良い成分が多く含まれているとされ、かの有名なクレオパトラも美貌を保つために飲んでいたと言われています。
ハイビスカスと言うと南国の鮮やかな花のイメージですが、ハイビスカスティーはアオイ科のローゼルと呼ばれる植物の花のがく部分を乾燥させたものです。
効果効能
- 疲労回復
- 美容に良い
- むくみや2日酔いの解消
- 目の疲れをとる
- 脂肪分解
- ダイエットに良い
ポイント
ハイビスカスティーは酸味が特徴ですが、酸味が強すぎると感じる場合ははちみつを加えたり、他のハーブとブレンドすると飲みやすくなります。上記にもありますが、ローズヒップのと相性が良いです。また、アレンジ方法としてはカルピスで割る方法もおすすめです。
注意点
ハイビスカスティーを飲む上での注意点としては、まず飲みすぎないことです。飲みすぎると吐き気、下痢などの症状が出る可能性があります。
妊娠中の方も注意が必要です。しかしながら、豊富な栄養素が含まれるため、1日に2~3杯程度で摂取することを勧める見解もあります。
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第9位:ローズマリー
香りはスパイシーで刺激的、わずかに苦みのあるスッキリとした飲み口です。はっきりとした香りは頭をすっきりさせてくれます。ローズマリーの成分を抽出した水は「若返りの水」と呼ばれ、また日本でも永遠の少年を意味する「万年郎」と呼ばれるほど、アンチエイジング(抗酸化作用、活性酸素の除去)に効果があるとされています。
ローズマリーはシソ科の植物、葉の部分を乾燥させてハーブティーとして使用します。原産地は地中海ですが、寒さにも比較的強く育てやすいため家庭菜園でも手軽に楽しめます。
効果効能
- アンチエイジング(抗酸化作用)
- 集中力
- 記憶力を高める
- 血行促進
- 抗菌作用
- 消化促進
ポイント
スパイシーな香りは目覚めに良く、モーニングティーとして、また、お仕事中や勉強中の集中力アップにも良いでしょう。飲みにくさを感じる場合ははちみつを入れると良いでしょう。
相性の良いハーブとしてはペパーミントやレモングラス、オレンジピールがあります。
注意点
1日2~3杯程度を目安にお召し上がりください。
妊娠中の方と高血圧の方は注意が必要です。
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第10位:マロウブル―ティー
マロウブルーティーの特徴はその色にあります。湯を注ぐと鮮やかなブルー(青)に、レモンを絞るとピンク色(赤)に変化します。このロマンチックな色の変化から「夜明けのハーブ」とも呼ばれます。
フローラルな香りで味はクセのない(無味に近い)ハーブティーです。
マロウブル―はウスベニアオイと呼ばれる植物の花を乾燥させたものです。
効果効能
- 炎症を抑える
- 鎮静作用
ポイント
マロウブル―ティーの色を楽しむためには、水出しにする方法がおすすめです。ホットの場合は時間の経過とともに色がくすんでしまいますが、水出しにすると色持ちが良くなります。
アイスのマロウブル―ティーの飲み方として有名なものにカルピス割りがあります。カルピスは酸性なので注ぎ入れるとそこからゆっくりとピンク色になっていく変化を楽しむことができます。また、マロウブル―ティーで氷を作るととても美しい氷ができます。
色を楽しむ方法としてもう一つ、黄色のハーブティーと合わせることも面白いです。例えばカモミールとのブレンドはグリーンになり、いつもと違うマロウブル―ティーを楽しむことができます。
注意点
特に注意点はありません。
おすすめのマロウブルーティー
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症状別のおすすめハーブティー
代表的な症状別にハーブティーを紹介させていただきます。
効能 | ハーブ |
胃腸調子を整える | ペパーミント・カモミール・ネトル・ディル・バジル |
抗うつ・気分向上 | カモミール・ジャスミン・セントジョンズワート・バジル・バーべイン |
便秘解消 | ルイボスティー・イエロードッグルート・ドクダミ・フェンネル・カモミール |
風邪等の症状緩和 | カモミール・エルダーフラワー・ペパーミント・マロウブル―・エキナセア・クズ |
抗ストレス | アメリカンジンセング・エゾウコギ・カモミール・レモングラス・オレンジピール |
生理痛・PMSの緩和 | カモミール・ペパーミント・ラズベリーリーフ・ローズヒップ・チェストベリー |
安眠作用 | カモミール・オレンジピール・セントジョンズワート・レモングラス・マジョラム |
更年期障害の緩和 | チェストベリー・アンジェリカルート・セージ・ホップ・マリーゴールド |
むくみ解消 | クミスクチン・ジュニパーベリー・ドクダミ・ハイビスカス・エルダーフラワー |
冷え性改善 | ローズマリー・ルイボスティー・ジンジャー・エルダーフラワー・サンフラワー |
シミ対策・美肌 | ローズヒップ・ハイビスカス・ハトムギ・ルイボスティー・ペパーミント |
にきび対策 | ダンデリオン・カモミール・エキナセア・ネトル・マリーゴールド |
ハーブティーについて
最後にハーブティーがどのようなものかを少しだけご案内させていただきます。(ご存知の方は読み飛ばしてください。)
そもそも「ハーブ」とは香りや飲用することで有効な効能がある植物を指します。そのため、広義では緑茶やウーロン茶などもハーブティーに入ることになります。
ハーブティーの効能は大きく2つの成分からなります。1つは香り成分、揮発性の高い成分がそれにあたり、鼻から神経系に働きます。2つ目は飲むことで身体に吸収される成分、非揮発性成分がそれにあたります。ハーブティーはこの2つによって、わたしたちに様々な効能をもたらしてくれます。
ハーブティーは何かの症状を治すために飲むことも大切ですが、ハーブティーを入れる、飲むその時間も大切なポイントです。特にリラックスしたいときは抽出される間にハーブが膨らみ、湯が次第に色づいていく時間も大事にしていただくと良いでしょう
ハーブの個性を知って仲良くなって、ハーブティーの時間を楽しんでください。