妊娠・妊活におすすめのハーブティーと効果や飲み方
美容と健康の効果から人気があるハーブティーですが、実は妊娠・妊活にも良い効果があると言われていることをご存知ですか?
ハーブにはリラックス効果はもちろんのこと、種類を選んで飲むと妊娠しやすい体作りに効果的な作用を発揮すると言われています。
今回は妊娠・不妊治療の方におすすめのハーブティーの種類と飲み方について、詳しくご紹介致します。
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ハーブティーは妊娠・妊活に効果がある?
ハーブティーの代表的なものと言えば、ペパーミント、レモングラス、ローズヒップなどが挙げられますが、そのハーブの歴史は長く、数千年前からのメソポタミア・古代エジプトの時代から薬の代わりとして使用されてきました。
そもそもハーブとは薬効のある植物のことを指し、体の悩みに合わせたハーブを乾燥させ煮出した茶葉として使用することで、体質を改善する作用を発揮しします。
ハーブティーは香りを楽しむ飲み物という印象が強く、リラックス効果が高いため女性には親しみがあると思います。そんなハーブティーの中から種類を選んで頂くと、美容や健康の他にも妊娠・妊活に効果があると言われています。
そんなハーブティーの効果と妊娠・妊活に良い理由について、ここでは詳しくご紹介致します。
ハーブティーの効果
ハーブティーの元となるハーブは、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含みます。
そして全てのハーブには共通して抗酸化作用があり、老化防止にも効果があるとも言われています。
またノンカフェインのため、身体に負担なく飲むことができるためと女性には優しいお茶と言えます。
妊娠・妊活にハーブティーが効果的な理由
妊娠しにくい原因の中に、身体の冷えが挙げられます。そこで、身体を温める作用のあるハーブティーが効果的と言われています。
ハーブは他にも、子宮の働きをサポートするものや、生理を安定させる働きをするものがあり、妊娠や妊活に効果が期待できると言えます。
そして抗酸化作用により身体の中の活性酸素を減らし、卵子の老化を遅らせる働きにも期待ができます。
ここで一点注意したいのが、どんなハーブでも良いわけではなく、ものによっては妊娠に良い働きをしないハーブがあるということです。
妊活中のハーブティーの選び方
ハーブには様々な効能があるので、個人の体質や妊活中は良いけれど妊娠中は避けた方が良いものなどの注意点がいくつかあります。
例えば、紅茶や中国茶をベースにハーブが混ぜられているハーブティーの場合は、カフェインやカテキンやタンニンといった成分が入っているため注意しなければいけません。
カフェインは鉄の吸収を妨げてしまい、不妊の原因となる貧血や鉄不足に拍車をかけてしまいます。また、タンニンは鉄の吸収を悪くしてしまうため要注意です。
妊活中のハーブティー選びでは「ハーブのみのノンカフェインティー」を選ぶことが重要だと覚えておきましょう。
妊活中のハーブティーの注意点や禁忌
ハーブの中でもラズベリーリーフに関しては、子宮を収縮する作用があるため妊活中は良いですが妊娠初期は避けましょう。
また、ネトルは血行促進作用が強いため心臓病の可能性がある方は避けるようにしましょう。
他にもリコリス、ターメリック、レモングラス、セントジョーンズワート等も妊娠中は避けた方が良いハーブになりますので注意して下さい。
ここに挙げたハーブ以外にも、注意する必要があるハーブは沢山あります。ハーブティーを購入する際は、現在妊活中であることと、今後妊娠した際は飲めるハーブかどうかを必ず確認するようにしましょう。
また、どんなハーブティーも過剰摂取はよくないので、摂取量にも気をつけるようにしましょう。
妊活中のハーブティーの飲み方
妊活中の方は普段の飲み物をハーブティーに変えるだけでも妊娠しやすい体作りに効果的ですが、更に効果を増す飲み方は、生理の周期に合わせて飲む量を調節する方法です。
生理中と低温期の間(月経期)は1日1~2杯、高温期(排卵期)は1日3~4杯を目安に飲むようにしましょう。
ハーブティーの淹れ方は市販のティーパックタイプなら簡単ですので、気軽に日常生活へ取り入れてみましょう。
妊娠・妊活におすすめのハーブティー
妊娠・妊活に期待ができるハーブティーですが、どの種類のハーブティーを飲んだら良いのでしょうか。
ここでは妊娠しやすいよう身体を整える作用があるハーブの種類とハーブティーのブレンドをご紹介致します。
ラズベリーリーフ
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子宮をサポートする作用があるといわれるラズベリーリーフ。ラズベリーリーフとはラズベリーの葉のことで、ヨーロッパや欧米では「安産のためのお茶」と親しまれています。
ほんのりある甘味と酸味、そして癖のないすっきりとした味わいが飲みやすいです。
ラズベリーリーフに含まれる「フラガリン」という成分が、子宮や骨盤周辺の筋肉の収縮を調整し、妊娠・妊活以外に生理痛にも良いと言われています。
また、鉄分とミネラルが豊富に含まれているので、美容効果も高いハーブです。ただし、子宮の収縮作用があるため、妊娠初期は飲まないようにしましょう。
シャタバリ
インドの伝統医学であるアーユルヴェーダの中で、昔から妊娠のために使われてきたシャタバリは、女性のホルモンバランスを整える働きがあると言われています。
「100人の夫をもつ女性」という意味が含まれるシャタバリには、ホルモンバランスの正常化を促すエストロゲンを含み、免疫を強めてストレスを減少・老化を防ぎ、そして生理不順や不妊に期待ができるとされています。
また、男性が飲むと精子量を増加させる効果があると言われています。
なかなか世に出回っていない点が難点ですが、最近では妊娠用のハーブティーとしてブレンドされているケースが多いようです。
ネトル
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ネトルは緑茶に似た、干し草の香りがするハーブです。
ビタミン、ミネラル、鉄分を豊富に含んでいるハーブで、貧血予防・血液をきれいにする作用が期待できると言われています。生理不順にも効果的で、生理の出血量を整える作用もあります。
血行促進作用が強いため、心臓病などの持病がある場合は飲まないようにしましょう。
ローズヒップ
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ビタミンC・ビタミンE・ビタミンA・鉄分・カルシウムなど女性が不足しがちな栄養素が豊富に含まれ、美肌効果があることで有名なハーブです。
ローズヒップはバラの果実で、植物の中で最もビタミンCを含んでいるので「ビタミンCの爆弾」と呼ばれる程です。
甘酸っぱい香りと味が特徴で、色も美しい朱色が特徴です。
ホルモンバランスの調整や、生理痛・生理不順の改善などの効果が期待でき、妊娠しやすい体作りに効果があると言われています。
ジンジャー
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実はジンジャーもハーブの一種になります。
生姜は身体を温める効果で有名ですね。乾燥させたジンジャーのハーブティーは、身体を内側から温めてくれる作用があります。
妊活中の女性にとって冷えは大敵なので、こまめに飲むようにすると効果的です。
妊活におすすめなハーブティーのブレンド
ここでは、飲みやすくて妊活に効果のあるハーブティーのブレンドを紹介します。
ご自身でブレンドされる際は、好きなハーブの量を増やし、お好みの味を見つけると楽しいですよ。
ジンジャーとカモミール
ジンジャーの保温効果とカモミールのリラックス効果により、生理時の心の不調を緩和する作用が期待できます。体と心を安定させることで、妊娠しやすい体作りへ効果があると言えます。
カモミールは安眠効果も期待でき、ほんのり甘い香りが寝る前にぴったりです。
注意点は、カモミールには通経作用があるため妊娠の疑いがある時や妊娠初期は避けて下さい。
ローズヒップとオレンジピール
ローズヒップはビタミンCを豊富に含み、またビタミンA・カルシウム・鉄分など女性に嬉しい成分も摂取できるハーブです。
またオレンジピールのハーブは柑橘の香りで気分をリフレッシュさせる効果が期待できます。腸への働きもあるので、妊活では積極的に摂っていただきたいハーブティーです。
ローズヒップの酸味と、オレンジのさっぱりした味が交わり、気分転換によく味も美味しいのでおすすめです。
ネトルとエキナセア
ネトルの生理不順に効果にエキナセアの免疫力をあげる効果が加わり、妊娠に期待ができると言えます。
エキナセアは風邪やインフルエンザ予防にも効果があるので、妊娠中にもオススメです。
エキナセア自体はそこまで味がないので、ネトルの緑茶のような渋みを楽しむことができるハーブティーです。