摘みたて新鮮!フレッシュハーブティーの作り方と使い方
フレッシュハーブとは新鮮で香り豊かなハーブのことです。お茶にして飲んだり、刻んで料理に使ったり、そのまま香りづけに使ったりと色々な使い方があります。ガーデニングとしても楽しめるため、女性を中心に自宅でハーブを育てる方も増加しています。
今回は、フレッシュハーブの活用法や、おいしいハーブティーの入れ方といった、生活をサポートするフレッシュハーブの魅力についてご説明していきます。
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フレッシュハーブとは?
フレッシュハーブとは新鮮で豊かな香りを持つハーブのことで、フレンチをはじめ、料理に彩りを添えるためにかかせないものです。
ご自宅のお庭やベランダでも簡単に栽培でき、長い期間保存も可能なので、いつでも気軽にハーブティーなどに使っていただけます。
フレッシュハーブの使い方
フレッシュハーブには料理の彩りを良くして食欲を増加させたり、料理素材にまぶして臭みを消したりする使い方があります。
他にも心身を癒すハーブティーや、傷の治療・健康促進アイテムとしても使え、また、自分で種から育てて成長を見守る観賞用としての楽しみもあるのです。
ハーブティーとして飲む
ハーブティーは気分をリフレッシュ、リラックスさせる効果があり、多くの方が飲まれています。爽やかなフレッシュミントティーやレモンバームティーを飲むと心が落ち着きます。
寝る前に飲めば入眠導入剤代わりにもなり、睡眠の悩みを抱えている方の強い味方になります。
スパイスとして使う
バジルなどのフレッシュハーブをスパイスとして使うと料理の味がグッと引き立ちます。他にも香りづけや肉・魚の臭みを消す役割もあり、食欲を増進させて料理をよりおいしく感じさせます。
「料理は目で味わう」とも言われていますが、フレッシュハーブを使うことで色合いもよくなり、食事がより一層楽しくなります。
効能を利用する
ヨーロッパでは昔からハーブが民間療法として伝えられ、体を健康に保つために利用されてきました。
花粉症や消化促進に効果があるレモンバーム、頭痛の緩和や解熱作用があるミントなど、ハーブによって得られる効果が違いますが、健康維持に役立てることもできるのです。
観賞用に
フレッシュハーブは小さな庭やベランダなど小さなスペースでも栽培できるので、ご自分で育てる方も増えています。
また、ハーブはもともと雑草なので、丈夫で育てやすいのが特徴です。苗を買ってきて育てるのもいいですし、種から育ててもよく育ちます。株分けや挿し芽で増やすのも簡単なので、ガーデニング初心者の方でも育てられるかと思います。ハーブの成長を見守り、鑑賞するのも一つの楽しみになります。
フレッシュハーブを使ったハーブティーの入れ方
ハーブを自分で育てると、試してみたくなるのがハーブティーです。ハーブティーの飲み方には一つの味を楽しむシングルと、お好みのハーブを複数混ぜて楽しむブレンドがあります。
お気に入りのハーブを単体で飲むのもいいですが、効能を勉強してその日の体調に応じたブレンドにするなど、アレンジを加えることで楽しみが広がります。
では、フレッシュハーブを使ったハーブティーの美味しい入れ方をご説明していきます。下準備として、ティーポットとカップをお湯で温めておきましょう。
- フレッシュハーブをティーポットに入れる。
- お好みのフレッシュハーブをハサミでカットしてティーポットに入れていきます。ティーカップ1つあたり指で2つまみが目安です。ポットに入れる前にハーブを手のひらに乗せ、軽く叩いておくと香りが出やすくなり、フレッシュならではの香り高いハーブティーを楽しめます。
- 沸騰したお湯をポットへ注いでいきます。
- ポットへお湯を入れたら3,4分ほど蒸らし、ハーブの味や香りを引き出します。この時、ハーブの揮発性油分を逃さないために必ず蓋を閉めてください。
初心者におすすめなハーブの種類
フレッシュハーブは自分で育てる楽しみもあります。愛情を込めて育てたハーブを紅茶や料理に使うことでより満足感を得られるはずです。
ご自宅で栽培されるのであれば、ペパーミントやローズマリー、ゼラニウム、ジャーマンカモミール、レモンバームなどが比較的育てやすくオススメです。
では、その5種類のハーブの育成方法をご説明していきます。
ペパーミント
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生育旺盛で、他の植物領域を侵すほど茂るため、根や葉が広がりすぎないよう注意しましょう。
乾燥を嫌い、やや湿った土を好みます。土が乾いてきたらたっぷりと水をあげてください。日当たりのいい場所を好みますが、強い直射日光には弱く、葉が枯れてしまったり、生育を妨げられたりすることもあります。
収穫は春~秋の間随時可能です。
ローズマリー
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ローズマリーは夏越し、越冬も可能で比較的育てやすいハーブです。生育は遅いもののあまり手間がかかりません。水はけの良い土を好むので、水のあげすぎに注意してください。
土が乾いた時だけしっかりと水やりをしましょう。陽当たりが多少悪くても枯れませんが、夏季の高温多湿や冬の霜を考えると、初めから風通しの良い半日陰に置いておくのがいいと思います。
ゼラニウム
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ゼラニウムは丈夫で育てやすいハーブです。過湿や高温に弱いため、陽当たりと風通しの良い場所で育てましょう。やや乾き気味の土を好むため、表面が乾いた時だけ水をあげるようにしてください。
茎が長くなりバランスが悪くなったら茎を短く切り戻すようにしましょう。
ジャーマンカモミール
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若干湿気た場所を好む一年草です。香りが鈍くなるのを防ぐため、肥料をあげるのは種撒きの時や植え替え時のみで、基本的には与えないようにしましょう。
やや暑さに弱いですが日当たりのいい場所に置いても大丈夫です。ただし、夏の直射日光は避けるようにしてください。アブラムシがつかないよう風通しが良いところに置きましょう。
レモンバーム
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害虫被害も少なく、ほとんど手がかからない初心者向けのハーブです。繁殖力が強く、あっという間に繁茂するので、定期的に枝葉を切り取って収穫しましょう。
土の表面が乾いたら水をあげてください。夏場は土が乾燥しやすいため、水切れを起こさないよう注意しましょう。
フレッシュハーブの保管方法
香りで私たちを楽しませてくれるフレッシュハーブ、出来るだけ長く鮮度を保ちたいですよね。基本的にはフレッシュハーブは野菜と同じように扱います。
保存のポイントは以下の3点です。
- 低温の場所
- 傷めない事
- 適切な湿度を保つ事
この条件を満たすのが冷蔵庫になります。
まずは切り口を湿らせたキッチンペーパーで包み、チャック付き袋などの密閉容器に入れます。生育時と同じような立てた状態にし、冷たい風が直接当たらない野菜室で保存するのがベストです。
バジルは例外
イタリア料理のイメージが強いハーブですが、実は熱帯地方原産で寒さに弱いのです。冷蔵庫での長期間保存に向かないため、別の方法をとる必要があります。
冷蔵庫に入れず水に挿しておき、毎日水を替えましょう。切り口を鋭いナイフで切っておくとベターです。涼しい季節になりましたら密閉容器に入れて15℃以下で保存するのがいいでしょう。