ハーブを濃縮!便利なハーブチンキの作り方と使い方

ハーブを濃縮したハーブチンキをご存知でしょうか?ハーブチンキとはアルコール度数の高いお酒に漬けることで有効成分を効率よく抽出したもので、チンキ剤、ハーブティンクチャーとも呼ばれます。
日本ではまだまだ認知度が低いですが、アメリカをはじめとする欧米諸国ではドラッグストアなどでも購入することができ、一般に浸透しています。
ハーブチンキは飲用や化粧用など幅広い用途があり、生活にかかせないアイテムです。今回はこの万能なハーブチンキの作り方や保存方法等について学んでいきましょう。
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ハーブチンキとは?
ハーブチンキは、ハーブを高濃度のアルコールに漬けて熟成させ、有効成分を抽出したものです。水やお湯に溶かすハーブティーでは抽出できない脂溶性の成分なども溶け出すため、ハーブの有用成分を効率よく取り入れることができます。
料理や飲み物への風味付け、毎日の入浴を楽しくする入浴剤、日々のスキンケアグッズなど本当に幅広い用途があり、私たちの生活を豊かにしてくれます。
ハーブチンキの使い方
ハーブチンキには様々な用途があります。ハーブティーなどの飲用だけでなく、傷の手当てや湿布代わりにも使え、化粧水やルームスプレーにもなります。この項では生活に役立つハーブチンキの活用術をお教えします。
ハーブティー等の飲用
水やお湯、ジュースなどの飲み物に入れればハーブの香りを楽しみつつ有効成分を取り入れることができます。
コップ1杯あたり小さじ半分ほどが目安です。リラックス効果があるので、イライラを鎮めたり、寝る前に飲むことで入眠をスムーズにしたりできます。
うがい薬、マウスケアに
コップ1杯の水にハーブチンキを3滴たらせばマウスウォッシュやうがい薬としてもお使いいただけます。
口内炎に効くハーブはレディースマントル、セージ等です。のどの痛みにはタイムやフェンネル、口臭ケアにはペパーミントやレモンバームを使いましょう。ゴールデンロッド、スペアミントでうがいをすれば風邪予防に役立ちます。
傷の手当て
精製水でハーブチンキを10倍に薄めれば、傷の手当てにもお使いいただけます。マグリモニー、ローズマリー、ラベンダーといったハーブが効果的です。
化粧水
精製水で10倍に薄め、化粧水としても使用できます。保湿に力を入れたい方はカモミールジャーマン、カレンデュラ、マーシュマロウがおすすめです。
ニキビが気になる方はローズヒップやミルクシスルを、シミに悩まれている方はハイビスカス、マルベリー、ローズヒップ等のハーブをお使いください。
ルームスプレー
お部屋をハーブの香りで満たしたい方は、ハーブチンキをルームスプレーとして使ってみましょう。そのままお部屋にスプレーするだけなので簡単です。お好みで精油などを混ぜるのもいいかと思います。
入浴剤
ハーブチンキをバスタブに入れれば入浴剤にもなります。岩塩に適量を混ぜればバスソルトにもなるので、バスタイムを楽しみたい方は是非お試しください。
保湿にはカレンデュラやカモミールジャーマンを、疲労回復にはラベンダーやハイビスカスを、血行促進にはハイビスカスを使うと効果的です。
ハーブチンキにおすすめなハーブの種類
ハーブといっても多種多様であり、どれを何に使ったらいいのかわからないという方も多いはずです。
そこで、比較的手に入りやすいハーブ4種類とその効能についてご紹介していきます。
ローズマリー
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近年の研究で、ローズマリーには強い抗酸化作用があることがわかりました。血行促進作用があり、心身の活力を高める効果が期待できます。
抗菌作用や抗酸化作用により、風邪やウイルス、消化不良の改善にも役立ちます。いつまでも若々しくありたい方におすすめのハーブです。
ローズヒップ
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各種ビタミン群を豊富に含んだローズヒップは「ビタミンの爆弾」とも呼ばれています。中でも特にビタミンcはレモンの10~20倍と非常に多く含まれており、
美容の大敵であるメラニン色素の生成を防ぎ、シミの予防につながります。また、コラーゲンの生成もサポートするため、美肌・美白効果も期待できる女性にとって嬉しいハーブです。
レモングラス
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レモングラスには殺菌作用があるため、頭痛や発熱など風邪の初期症状を緩和させてくれます。
また、胃腸を整える効果もあるので食欲がない時や胃もたれしている時にも症状の軽減を期待できます。レモンに似た爽やかな香りでリフレッシュもでき、勉強や仕事に集中したい時に有効です。
エキナセア
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最新の研究で抗菌性・抗ウイルス性や免疫強化性が実証されており、風邪やインフルエンザなどへの免疫力を高める効果があります。
抗アレルギー作用もあるので、花粉症・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎といった症状も緩和させます。エキナセアは免疫力が低下していると感じた時に摂取していただきたいハーブです。
ハーブチンキの作り方
良質なハーブチンキを作るには時間がかかりますが、方法自体はとても簡単です。遮光性のガラス容器、お好みのドライハーブ、高濃度のアルコールがあれば、お家でも簡単に作ることができます。
- よく消毒した遮光性のガラス容器の8分目までドライハーブを入れます。消毒が甘いと良質なチンキが作れないので注意しましょう。
- 容器の中にウォッカ(あるいはホワイトリカー)を流し込み、蓋を閉めてよく振ります。ハーブとウォッカをよく馴染ませましょう。
- 日光が当たらない冷暗所で1ヵ月熟成させます。作った日やハーブの種類をを忘れないようラベルに書いて貼っておくことをおすすめします、保管している間は毎日容器を振って中身を混ぜてください。
- 1ヵ月後、キッチンペーパーやコーヒーペパーフィルターで濾したら完成です。
ハーブチンキを使ったハーブティーの入れ方
高濃度のアルコールで有効成分を抽出したハーブチンキを使えば、通常のハーブティーよりもハーブの効能や香り高さを感じられるかと思います。
茶葉はハーブでもそれ以外のものでも構いません。基本的には紅茶にハーブチンキを数滴たらすだけなのでとても簡単です。
- あらかじめカップとティーポットを温めておきます。お湯を多めに沸かし、沸騰直前のお湯をカップとティーポットに注ぎます。
- 温めたティーポットに茶葉を入れます。茶葉は5gで2、3人分、お湯の量は茶葉5gに対し550ccが目安です。
- 水を沸騰させます。美味しい紅茶にするためには高温のお湯が適しているので、電気ポットではなくやかんで沸かしましょう。
- 沸騰したてのお湯をティーポットに注ぎます。
- ポットにティーコージー(茶帽子)をかぶせて4~4分半ほど蒸らします。ティーコージーがない場合は厚手のタオルで代用しましょう。
- カップに紅茶を注ぎます。ティーカップが2つ以上ある場合は順に少しずつ注ぎ、色と味を均一に調整していきます。お好みのハーブチンキを2、3滴入れた後、味と香りの深みを出すため2分ほど冷ましてから飲んでください。
ハーブチンキの保管方法
ハーブは日光に当たると有効成分が分解されてしまうため、遮光性の高い瓶に入れて日光の当たらない場所で保管するのが基本です。
高濃度のアルコールやハーブが含まれているため、子どもの手の届かない場所に保管してください。また、万が一の発火を防ぐため、火気に近づけないよう注意しましょう。