産地別!人気の千葉産海苔のおすすめランキング
東京湾は海苔の産地として有名でしたが、東京都での海苔養殖が終了した昭和37年以降は生産量が減り、現在は流通量はそれほど多くはありません。しかし香り高い東京湾の海苔は寿司店でも使用され、根強い人気を誇ります。
そんな東京湾での海苔養殖を現在も行っているのが、千葉県です。神奈川県の一部地域でも行われていますが東京湾産の海苔のほとんどは千葉県産で、強い磯の香りが特徴的な美しいツヤのある海苔が作られています。
今回は人気の千葉産海苔のおすすめランキングをご紹介します。
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千葉産海苔とは?
千葉県では年間約3億枚程度の海苔が生産されており、日本で生産される海苔に占める割合はおよそ3パーセントほどとなっています。生産量は少ないのですが、香りが強くツヤの美しい伝統的な江戸前海苔が作られているため、寿司店や贈答用として人気があります。
海苔の養殖が行われている場所は大きく分けると以下の3地区になります。
- 北部地区(船橋市、市川市)
- 木更津地区
- 富津地区
3地区の中でも特に富津地区で海苔の養殖が盛んに行われており、千葉県内で生産される海苔の80パーセント近くが富津地区産とされています。千葉県産の海苔は「千葉海苔」や「江戸前千葉海苔」とも呼ばれ、江戸前の伝統を守り続けています。
海苔の養殖は9月の中旬頃に種付けが始まり、収穫は11月の上旬頃から翌年の4月上旬頃まで続きます。海苔は1枚の網から繰り返し収穫できるのですが、回数を重ねるほどに海苔は硬くなってしまう傾向があります。
そのため、網から最初に収穫された海苔が、柔らかく良質な海苔となります。千葉県は他の産地と比べ、1シーズンの網の交換回数が多いと言われており、網の交換回数を増やすことで良質な海苔を多く生産する努力がなされています。
養殖場所の東京湾は栄養塩類が豊富な環境となっています。海苔の生産の最盛期となる12月頃には1リットルの海水中に含まれる窒素量が、国内有数の海苔産地の有明海や瀬戸内海よりも多いとされています。栄養豊富な環境で育った海苔は味わい深く、色も美しい仕上がりとなります。
千葉県産の海苔はやや厚めのしっかりとした歯ごたえのある食感で、香りの強さが特徴です。食べると口の中に強い磯の香りが広がり、噛むごとに海苔の甘みが感じられます。香りの強さは全国でもトップクラスと言われるほどですので、香りの強い海苔を好む方には千葉県産の海苔がおすすめです。
ちなみに、千葉県の県庁所在地の千葉市は海苔の消費量で全国1位となったこともあるほどの、海苔がよく食べられている町です。千葉県産の海苔を使ったメニューの開発なども行われ、海苔は地域に根付いた食品となっています。
おすすめの千葉産海苔のランキング:TOP5
千葉県産の海苔は、生産量が少ない希少品です。特に12月の初旬頃から販売される新海苔は、天候などが原因で不作となってしまうとなかなか手に入らないこともあるので、確実に購入したい方は予約をするのがおすすめです。
第1位:川森屋 / 江戸前千葉産青混ぜ新のり
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千葉県産の初摘み青混ぜ海苔です。海苔網から最初に収穫された初摘みは、やわらかな口当たりと口溶けのよさが特徴です。栄養塩に富んだ東京湾の海水の恵みを受け、旨みの濃い海苔となっています。
製品名に入っている「青混ぜ」というのは、青のりが混ざっていることを示しています。混ざっていると言うと不純物のように聞こえますが、青のりの混ざった製品は限られた地域でしか作ることができない希少品で、青のりの風味を感じられる独特の味わいから青混ぜは評価の高い海苔です。
磯の香りと青のりの香りの豊かさに加え、海苔の旨みと一緒に青のりのほろ苦さを感じる味わいですので、青混ぜ独特の風味を楽しみたい方におすすめです。
手巻き寿司やおにぎりなどと相性がよく、シンプルに白いご飯と一緒に食べても豊かな風味を与えてくれます。香り高い千葉県産の海苔の中でもより風味のよい青混ぜということで人気のため、堂々の第1位に輝きました。
第2位:ONOS / ほろ苦い大まぜ焼き海苔
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千葉県産の海苔のみを使用した焼き海苔です。こちらも1位同様に青混ぜの海苔で、特に青のりが多く混ざったものを厳選した製品となっています。香りの強い千葉県産の青混ぜの中でも、青のりが多く含まれていることでより香り高い海苔に仕上げられています。
注文を受けてから自社工場で焼き上げてくれるため、千葉県産の海苔の特徴でもある香りのよさを存分に楽しむことができます。焼きたての香りのよい海苔を自宅でも楽しみたい方におすすめです。
青混ぜ特有のほろ苦い味わいで、ご飯やお餅との相性がよいとされています。香りを逃さずに保存できるようチャック付きの袋入りで使いやすく、青混ぜが好きな方の間で根強い人気を誇ることから第2位となりました。
第3位:ちばぎょれん / 韓国風味付けサラダ海苔
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千葉県産の海苔を使用し、純正ごま油と伯方の塩で韓国海苔風の味付けをした味付け海苔です。韓国海苔には穴の開いた海苔が多いのですが、こちらは千葉県産の海苔を原料とするためしっかりとした質感で、パリパリの食感とごま油と海苔の風味が楽しめる仕上がりとなっています。
食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000を取得した、千葉県漁業協同組合の加工所にて製造されています。化学調味料も無添加となっているので、安心して食べられる安全な韓国海苔風の味付け海苔を求める方におすすめです。
そのままおやつとして食べたり、納豆やサラダのトッピングなど様々な食べ方が楽しめます。絶妙な塩加減の味付けと、国産品の安心感が支持されているため第3位とさせていただきました。
第4位:守屋 / 旨い海苔千葉 ばら仕上
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千葉県産の海苔をそのまま乾燥してから焼き上げたばら海苔です。一般的な板状の海苔は裁断してから紙のように抄いて形を整えますが、ばら海苔は裁断していないため海苔に含まれる栄養や旨みの成分の流出が少なく、味わいの濃い海苔となっています。
そのまま食べてもサクサクとした食感が楽しめますが、ラーメン、お味噌汁などとの相性がよいので、磯風味の汁物が好きな方にもおすすめです。海苔本来の旨みを堪能できる製品ということで好評ですが、価格が少し高めということもあり第4位となりました。
第5位:ちばぎょれん / 青とび味付けのり
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黒海苔と少量の青のりが混ざった青とびを使用して作られた味付け海苔です。柔らかく品質のよい青とび海苔を、砂糖などを加えた醤油ベースのたれで味付けがされています。
青とびのほんのり苦い味わいを残しつつ、たれで甘辛い味に仕上げられており、ご飯やお酒のつまみに向いている製品です。味付け海苔でも青とびの独特の香りやほのかな苦味を楽しみたいという方におすすめです。
青のりの爽やかな香りも感じられ、醤油ベースの味付けも食べやすいということで好評となっています。ただ、好みによっては青とびの苦味が合わない方もみえるようなので、第5位とさせていただきました。