産地別!人気の広島産海苔のおすすめランキング
日本でも有数の海苔産地の瀬戸内海に面した広島県は、古くから海苔の養殖が行われてきた歴史ある産地の1つです。産業の発展の中で海苔の養殖に適した浅瀬が埋め立てられてしまい、現在は海苔の養殖は限られた地域でのみ行われています。
広島県産海苔の主な産地となっている田島と走島では、瀬戸内海の恵みを受けた海苔が生産されています。生産量は少ないですが、手間をかけ丁寧に作られた海苔は、厚みがあり旨みの濃い味わいが好評です。
今回は人気の広島産海苔のおすすめランキングをご紹介します。
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広島産海苔とは?
広島県ではその年によって差はありますが年間およそ7000万枚程度の海苔が生産されています。全国の海苔の生産量における広島県の占める割合は1パーセントにも満たないため、希少な海苔となっています。
主な産地は田島と走島の2地区で、田島は広島県産の海苔のおよそ80パーセントが生産される代表的な産地です。養殖方法は瀬戸内海での浮き流し式が採用されており、しっかりとした厚みで黒に近い濃い色をした海苔が生産されています。
広島県産の海苔は厚みがあるため、噛みごたえのある食感で口の中でじっくりと旨みを味わうことができる海苔とされています。厚みがあると食べにくいのではと不安になる方もみえると思いますが、噛む力が弱い方の場合は巻き寿司や直巻きおにぎりにするといいでしょう。
広島県を含め海水の比重が高い瀬戸内海で養殖された海苔は、硬めで厚みがあるのでご飯の水分を吸っても破れにくいという特徴があります。そのため、巻いてから時間を置いて食べる巻き寿司や直巻きおにぎりとの相性がよく、水分を吸うことで海苔もしっとりとし食べやすくなります。
海苔は海水温が18度以下にならないと生育しないのですが、瀬戸内海は海水温が高いという特徴があります。そのため海水温が下がるまで待つ必要があり、広島県では海苔の収穫の始まる時期が12月中旬頃と、他の地域より遅くなっています。
現在は海苔の養殖は限られた地域でのみ行われていますが、その歴史は古く瀬戸内海地区では最も昔から海苔の養殖が行われていました。明治12年には海苔の水揚げ量で全国1位となったと言われており、かつては日本を代表する有数の産地だったと言えるでしょう。
産業の発達で湾岸の開拓が進み海苔の養殖に適した場所が減っていく一方で、広島県では海苔の加工業が盛んになっていきます。出汁を含んだタレで味付けをする味付け海苔は今でこそ多くのメーカーから販売されていますが、発祥は広島県となっており加工業の発展において重要な役割を果たしています。
生産量が少ないため、なかなか手に入りにくいのですが、巻き寿司や直巻きおにぎりに適したしっかりとした厚みと濃厚な旨みのある海苔を求める方には、広島県産の海苔はおすすめです。
おすすめの広島産海苔のランキング:TOP5
広島産の海苔は、生産量が少ないためスーパーなどではあまり販売されていません。食べてみたいという方は、現地に旅行に行った際に購入するか、ネット通販などを利用するといいでしょう。
第1位:前田屋 / 漁師のまかない海苔 プレミアム
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瀬戸内海で採れた海苔を洗浄した後に脱水し、丁寧に手でほぐしてから乾燥させたばら海苔と呼ばれるタイプの海苔です。一般的な焼き海苔などの板状の海苔と違い、細かく裁断していないので旨みや栄養の流出が少なく、海苔の本来の風味が楽しめます。
ばら海苔ですので海苔の定番のおにぎりや巻き寿司などではなく、味噌汁やうどんなどにトッピングする巻かないで食べる食べ方と相性がよいとされています。風味の足りない味噌汁も、トッピングするだけで簡単に磯の香り豊かな味噌汁へと仕上げてくれます。
前田屋は品質管理と衛生管理にも力を入れている企業で、広島県食品自主衛生管理認証を取得しています。平成27年には食品衛生優良施設として厚生労働大臣表彰も授与されており、安心して食べられる衛生的な海苔をお探しの方におすすめです。
自然の海苔をそのまま乾燥させた繊細な食感と豊かな磯の風味に加え、衛生面も徹底して製造されていることが評価されている人気商品ということで、堂々の第1位に輝きました。
第2位:前田海苔 / 熟成焼のり 全型
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田島産の海苔を原料として使用した焼き海苔です。名前に熟成と入っていることからも分かるとおり、常温で1年間熟成させた海苔となっています。酸性処理剤を使わずに作られているため常温で保存しても酸化せず、熟成させることでより甘みのある海苔へと仕上げられています。
乳酸菌や酵母菌と光合成細菌を複合培養した有用微生物群を活用し、排水を無害化するなど海の環境改善にも取り組みながら製造された海苔です。海苔を食べながら養殖場所となっている瀬戸内海の環境保全を応援したい方におすすめです。
ツヤがあり色も美しい上に無酸処理なので変色しにくく、熟成した海苔の甘みと風味が評価されています。全型なので巻き寿司などにも使用できる使いやすい製品ということもあり、第2位とさせていただきました。
第3位:まるも / 熟成味のり
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田島産の熟成海苔を使用した味付け海苔です。瀬戸内海産の天然真鯛や国産の黒糖などを使ったタレで味付けされており、ご飯との相性のよい旨みのある味わいに仕上げられています。
化学調味料は使用していないため、世代を問わず安心して食べられる味付け海苔を探している方におすすめです。パリッとした食感で風味もよく、海苔本来の味わいとこだわり素材の味付けのバランスのよさが評価されているので、第3位にランクインしました。
第4位:マルコ水産 / 海苔師の生のり佃煮(極)
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田島で海苔の養殖から加工、商品の販売まで手がけるマルコ水産製の海苔佃煮です。海苔はやわらかな初摘みのものを使い、小豆島の無添加醤油や香川の和三盆など、厳選した素材で味付けがされています。
生海苔の風味をいかした上品な味付けとなっており、とろっとした滑らかな食感に仕上げられています。化学調味料や保存料などは使用されていないので、小さな子どもも安心して食べられる海苔の佃煮を求める方におすすめです。
口の中にふわりと広がる海苔の香りや、甘さ控えめの薄めの味付けで海苔の味わいが感じられる点が評価されています。ただ、こだわりのつまった海苔の佃煮ということで、価格が高めということもあり第4位とさせていただきました。
第5位:前田海苔 / げんき 焼きのり
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田島で有機微生物(EM)を使い育てられた海苔を原料とした焼き海苔です。海苔本来の自然な香りが楽しめる風味のよさと、肉厚で噛むごとに旨みと甘みの感じられる味わいとなっています。
EM海苔はビタミンCなどの栄養素を一般的な海苔よりも多く含むとされているので、健康のために海苔を食べている方におすすめです。塩素処理は行わず、添加物も使用されていないので安心して食べられる安全な製品です。
自然の恵みを受けた豊かな海苔の味わいや、栄養豊富で安全な商品といった点が好評です。しかし、日常的に使うにはやや価格が高いといった意見もみられるため第5位となりました。