ポールジローの特徴とおすすめのブランデー
コニャックにおいて別格とまで評されているフランスの銘柄がポールジローです。大量生産せず丁寧に作られるコニャックは希少性が高く、ブランデー好きなら嫌いな人はいないのではないかというほど評価が高い銘柄です。
ここではそんなポールジローの特徴とおすすめのブランデーについて紹介していきます。
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ポールジロー(Paul Giraud)の特徴
ポールジローはブランデーを作る際、大手メーカーのように機械を使わずに、品質を確認しながらぶどうを手でひとつひとつ摘むことで知られています。それだけでなく醸造や蒸留、熟成、瓶詰めまですべての工程をジロー氏が手掛けており、非常に大きな労力をかけて丁寧にブランデーを作り上げています。
イーストを用いて醸造の時間を短縮することなく、様子を見ながら自然発酵させます。蒸留も一括で大量にせず樽に詰めるタイミングを目を離さず確認します。そういった労力があるからこそ、ポールジローのブランデーは他のブランデーと別格といわれる所以です。
濃厚でぶどうそのものの味とフルーティーな香りを楽しむことができるのが特徴で、V.O.S.P.などの表示は基本しておらず、ウイスキーなどのように貯蔵年数が表記されています。無添加・無着色であり、農薬の使用も最小限なので、味わいだけでなく商品としての安心感や信頼性も高いのが特徴のブランデーの銘柄です。
ブランデーではありませんが、ブランデーを作るのに使用するぶどう(ユニブラン)をそのまま搾って無添加のスパークリングジュースを年に1回作っています。ポールジローのコニャックの原点と言われており、お酒が苦手な人でも美味しく飲むことができるグレープジュースです。
ポールジロー(Paul Giraud)の歴史
ぶどうの栽培をする地区の最高峰であるグランド・シャンパーニュ地区で、300年以上に渡ってブランデーの生産を続けている伝統ある旧家がポールジロー家です。ブランデー(コニャック)の生産を始めたのは1800年代後半からであり、現在に至るまで非常に品質の高いブランデーを作り続けています。
画一化、量産化されている大手メーカーとは違い、伝統的な製法を守り続けている歴史があります。だからこそ華やかで上品な香り、複雑に絡み合う味わいからブランデー愛好家から別格と言われるほど高い評価を得ているメーカーとして在り続けているのでしょう。
ポールジロー(Paul Giraud)のおすすめのブランデー
ポールジローのブランデーは以下のラインナップになっています。等級(熟成具合)の表記ではなく、貯蔵年数が表記されているのが特徴でもあります。
- ポールジロー トラディション
- ポールジロー 15年
- ポールジロー 25年
- ポールジロー 35年
- ポールジロー ヘリテージ
この中でも特におすすめできるブランデーを紹介していきます。
ポールジロー トラディション
現在の価格はコチラ |
リーズナブルな価格でポールジローのブランデーを飲むことができる逸品として「ポールジロー トラディション」を紹介します。伝統的な製法によって作られるポールジローのブランデーの味わい楽しめますし、普段飲みしやすい価格なのも嬉しいポイントです。
熟成年数が長いブランデーと比べるとコクや深みをそこまで感じることはできませんが、ぶどうの果実感をしっかり感じることができ、口当たりがまろやかで飲みやすいです。アルコール度数は40度ですが、そこまでの強さを感じないのが魅力のブランデーです。
ポールジロー ヘリテージ
現在の価格はコチラ |
ポールジローのブランデーの中でも特に飲んでいたたきたいのが「ポールジロー ヘリテージ」です。大袈裟かもしれませんが別次元と讃えられるほどの逸品で、濃厚でしっかりとしたぶどうの味わいと香りを楽しむことができるブランデーです。
熟成年数50年の古酒がブレンドされているので、濃い琥珀色と深いコクを味わうことができるのが魅力です。飲むとブランデーの世界観が変わるといわれるほど優れたブランデーなので、気になる人はぜひ試してみてください!