茶葉の種類から入れ方まで
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中国の紅茶の種類や美味しい入れ方

紅茶(ホンチャ)について

お茶の発祥の地と言われる中国は、地域によって様々なお茶文化が育っており、数百種類とも言われるお茶が楽しまれています。そのお茶を発酵度によって大きく7つに分けられています。その1つである「紅茶(ホンチャ)」は、今や世界中で親しまれている紅茶の元祖です。

そんな紅茶(ホンチャ)の特徴やおすすめについてご紹介します。

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中国茶の種類【紅茶(ホンチャ)】とは?

中国茶の種類【紅茶(ホンチャ)】とは?

中国7大茶の1つに数えられる紅茶(ホンチャ)。紅茶(ホンチャ)は「発酵茶」に分類される中国茶であり、茶葉を最後まで発酵させて作られており、発酵が最も進んだお茶です。

いまやイギリスを始め、世界中で愛されている紅茶の元祖が中国茶の紅茶(ホンチャ)です。中国茶は1610年ごろからヨーロッパでも飲まれ始めましたが、その頃は緑茶(リュウチャ)がメインでした。18世紀に入り、発酵茶の人気が高まると、福建省や安徽省で大規模な紅茶(ホンチャ)の生産が始まりました。

>>中国茶の歴史について

19世紀にイギリスがインドやスリランカでの紅茶の栽培を始めるまでは、紅茶の生産地と言えば中国でした。現在では中国の紅茶(ホンチャ)の存在感は低いですが、紅茶文化が根付いているヨーロッパでは非常に高い人気を誇っています。

紅茶(ホンチャ)はインドやスリランカで作られている紅茶と比較すると、タンニンが少なく甘みが強いのが特徴であり、ミルクや砂糖を入れずにストレートで楽しまれることが多いです。

程良い甘みと渋みの少なさから、多少濃いめに入れても苦みが出にくく、まろやかで飲みやすいお茶です。国際的にも評価の高い中国茶の1つです。

>>中国茶の種類 | 緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶・花茶

中国の代表的な紅茶の種類

紅茶の元祖と言われている紅茶(ホンチャ)は、大きく分けて以下の3種類に分類されています。それぞれの種類ごとの特徴は以下の通りです。

工夫紅茶

工夫紅茶とは、「じっくり丁寧に作られた紅茶」という意味です。工夫紅茶分類されている紅茶の多くは、銘柄名に産地名が付けられています。工夫紅茶に分類される紅茶(ホンチャ)としては、世界三大紅茶に数えられる「祁門紅茶」や「英徳紅茶」、「雲南紅茶」などが含まれます。

小種紅茶

小種紅茶とは、紅茶(ホンチャ)の1つであり、福建省は武夷山で生産されています。正山小種(ラプサンスーチョン)が代表的です。

紅碎茶

多くが中国国外に輸出される、産毛の生えた茶葉である「ペコータイプ」や細かく裁断された紅茶(ホンチャ)が「紅碎茶」です。中国国内で流通することは稀で、ほとんどが輸出用となっています。

紅茶のグレードや等級

茶葉のグレードは特級から1級、2級、3級と、グレードが定められています。このグレードが悪い程、茶葉の形状が悪く、茶葉がこま切れ状態の粉茶状態に近い物となっています。

このグレードは、お茶の銘柄ごとに定められており、銘柄によって異なります。紅茶(ホンチャ)ではありませんが、プーアル茶などでは等級だけでも「生茶葉のグレード」「晒青毛茶のグレード」「プーアル熟散茶のグレード」「茶葉の大きさによるグレード」のグレードがあります。ただ、全ての銘柄にグレードが設定されている訳ではありませんのでご注意ください。

また、よく「極上」と記載されたパッケージの中国茶を目にしますが、「極上」というグレードは存在しません。ちなみにペットボトルや缶で売られているお茶は、5級や6級のグレードが使われていると言われています。

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紅茶の美味しい入れ方

紅茶茶の美味しい入れ方

では、実際に紅茶(ホンチャ)を飲む際の入れ方をご紹介しますので、参考にしてみて下さい。まず、用意してほしい物は以下の通りです。

  • 茶壺(チャフー) ※無ければ急須かグラス
  • 茶杯(チャハイ) ※無ければ湯呑み
  • 茶盤(チャバン) ※無ければボール

>>中国茶器の種類と選び方

基本的な紅茶(ホンチャ)の入れ方は以下の通りです。

  1. まずは茶壺に沸騰したお湯を入れ、温めます。
  2. 次にそのお湯を茶杯に入れて茶杯を温め、残った湯を茶盤に捨てます。
  3. 茶壺に茶葉を入れます。150ccに対して4gが目安です。
  4. 95度以上の沸騰したてのお湯を茶壺に入れ、30秒から1分蒸らします。
  5. 蒸らしてる間に茶杯を温めるために入れておいたお湯を捨てます。
  6. 茶葉から爽やかな若葉の香りがし始めたら飲み頃です。 お茶の濃さが均等となる様に少しづつ注いでいきます。※茶海があれば、いったんすべて茶海に注いでから茶杯に注ぎます。
  7. 茶葉は繰り返し飲めます。ただ、3回目以降は蒸らし時間を少しづつ伸ばしてみて下さい。

>>美味しい中国茶の入れ方

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1度は飲んで欲しいおすすめ紅茶

ここまで、紅茶の元祖と言われる中国茶の1種である紅茶(ホンチャ)についてご紹介してきましたが、長い歴史と多くの銘柄を誇る紅茶(ホンチャ)の中でも、1度は飲んでほしいおすすめの紅茶(ホンチャ)をご紹介しますので、中国茶選びの参考にしてみて下さい。

祁門紅茶(キーマンコウチャ)

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中国は安徽省祁門県が産地の「祁門紅茶(キーマンコウチャ)」は、一度は飲んで欲しい、おすすめの紅茶(ホンチャ)です。祁門紅茶はインドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」と共に、世界三大紅茶に数えられています。

祁門紅茶は海外で非常に高い人気を誇っており、愛好家の多いお茶でもあります。上質な物ほどスモーキーな香りが薄く、フローラルの華やかな香りが特徴です。英国王室をも魅了した伝統の祁門紅茶是非1度は試してみて下さい。

>>キーマン(祁門)の魅力と特徴

正山小種(ラプサンスーチョン)

現在の価格はコチラ

正山小種(ラプサンスーチョン)もぜひおすすめしたい紅茶(ホンチャ)です。正山小種(ラプサンスーチョン)は製造過程の最終段階で松の木による燻煙がなされる為、独特の香りがします。紅茶(ホンチャ)の中でも特異な存在であり、現在世界中で飲まれている紅茶の原型となったと言われています。

>>本当に美味しい中国茶のおすすめランキングはコチラ

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