妊婦が注意すべき烏龍茶のカフェインと摂取量
カフェインの摂取を心配している妊婦の人は多いのではないでしょうか?烏龍茶にはコーヒーほどではありませんがカフェインが含まれており、過剰に摂取しすぎると赤ちゃんに悪い影響を与える可能性があります。
ここではそんな妊婦が注意すべき烏龍茶のカフェインと摂取量について紹介していきます。
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妊婦が1日に摂取できるカフェイン量は?
コーヒーなどに含まれているカフェインは妊婦に良くないと聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。実際に心配でカフェインの摂取に注意している妊婦は多いです。
コーヒーほどではありませんが烏龍茶にはカフェインが含まれているのでがぶ飲みなどはせず、摂取する量を理解しておく必要があります。
妊婦がカフェインを過剰に摂取すると早産・流産・低体重児が生まれるリスクを高めることになります。それだけでなく、カフェインには尿によるカルシウムの排泄を増加させる作用もあります。
しかしこれはあくまで過剰摂取した場合のリスクであって、注意して摂取すれば特に問題はありません。摂取する量を調整するようにしましょう。日本では医師にもよりますが、コーヒー3杯程度が目安とされています。インスタントコーヒーは1杯で約55mg前後、烏龍茶は約20mgのカフェインが含まれています。
烏龍茶を飲む場合は1日6杯前後を目安に飲むようにしてください。
烏龍茶のカフェイン含有量の比較
以下に烏龍茶やその他の飲料のカフェイン含有量の比較表を用意しました。
烏龍茶は比較的カフェインが少ない飲料ではありますが、ある程度カフェインを含んでいる飲料なので注意する必要があります。以下の比較表を目安に飲むようにしましょう。
飲料 | カフェイン含有量/100ml |
烏龍茶 | 約20mg |
インスタントコーヒー | 約55mg |
紅茶 | 約20mg |
麦茶 | 0mg |
レッドブル | 約32mg |
妊娠中に烏龍茶を飲む時の注意点
烏龍茶を飲む時は、カフェイン以外にもタンニンに注意する必要があります。烏龍茶にはタンニンの主成分であるカテキンを含んでいます。
タンニンを過剰に摂取してしまうと鉄分の吸収の妨げになる可能性があります。タンニンは鉄と結びついて「タンニン鉄」になることによって摂取しづらくなってしまいます。緑茶に比べるとカテキンの含有量は少ないですが、烏龍茶を飲む時は食事中に一緒に飲むのは避けるようにしてください。
タンニンにはそれだけでなく、葉酸の働きを阻害する作用もあります。ビタミンの一種である葉酸は妊婦にとって非常に重要な栄養素です。これが不足してしまうと先天異常の赤ちゃんが生まれるリスクが高くなると言われており、サプリメントで摂る妊婦もいるくらい必要な栄養素です。
妊婦は烏龍茶を飲んだらアウトというわけではありませんが、飲むすぎると上述したリスクが高くなるので摂取量には十分に注意してください。
妊婦さんでも飲める低カフェイン烏龍茶の作り方
緑茶や紅茶にはカフェインレスのものが数多くありますが、烏龍茶にはほとんどカフェインレスのものがありません。
どうしても安心して烏龍茶が飲みたい妊婦さんもいると思うので、低カフェインの烏龍茶を自宅で簡単に作れる方法を紹介します。
低カフェイン烏龍茶の材料
- 烏龍茶の茶葉:5g
- 水:500ml
- 氷:500g
低カフェイン烏龍茶を作る手順
- 茶葉を冷水ポットに入れたら、少しだけ熱湯を入れてすぐにお湯だけを捨てる。
- 氷を入れた後に水を注ぐ。
- 冷蔵庫に2時間程度入れたら完成。
カフェインは温度が高いと抽出されやすいので、氷水を使ってカフェインが抽出しづらいように氷水を使うのがポイントです。
最初に熱湯を入れるのは、茶葉を開きやすくするのが理由です。抽出の時間を短縮することができます。
たったこれだけで低カフェインの烏龍茶を作ることができます。それだけでなく、カフェインが抽出されないことによって苦味があまりでないので、さっぱりとした爽やかな風味と甘みを感じることができます。
いつもと違った烏龍茶の味わいを楽しみつつカフェインの心配をそこまでする必要がないのが魅力です。しかしカフェインがまったく含まれていないわけではないので、飲むすぎには十分注意するようにしてください。