凍頂烏龍茶の特徴と美味しい入れ方
台湾を代表する銘茶「凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)」。凍頂烏龍茶とは、台湾4大銘茶の1つに数えられる青茶の1種です。烏龍茶に属するお茶ですが、飲み口が緑茶に近いことから、日本でも高い人気を誇っています。
そんな凍頂烏龍茶の歴史や特徴、おすすめについてご紹介します。
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凍頂烏龍茶とは?
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)とは、台湾で作られている烏龍茶の1種であり、青茶に含まれる中国茶です。凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)は台湾は南投県鹿谷郷東部の山腹で生産されるウーロン茶のことです。
>>台湾茶について
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)は種類としては烏龍茶ですが、味は緑茶に近く、爽やかで飲みやすいお茶となっています。凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)はブランド化に成功したお茶と言われており、ヨーロッパ圏や日本でも高い人気を誇るお茶です。
凍頂烏龍茶の歴史
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)の歴史は19世紀に遡ります。19世紀中ごろに、挙人(地方科挙)の林鳳池が中国大陸から伝わった茶の苗を台湾の凍頂山で栽培したことが始まりです。
そこから代々栽培が続き、転機が訪れたのは1970年代に入ってからでした。台湾で経済開放政策が推進されると、凍頂山一帯が茶の生産・輸出のモデル地区として選ばれ、官民合同の凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)のブランド化が進みました。
いまでは、台湾を代表するお茶の1つに数えられており、アジア圏はもちろんヨーロッパや日本でも高い人気を誇るお茶となっています。
本物の凍頂烏龍茶とは!?
ブランドかに成功した凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)は、台湾を代表するお茶となっており、台湾4大銘茶に数えられています。
本物の凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)とは、凍頂山という山で栽培された烏龍茶のみを指します。本物の凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)は、味わいの奥行きと広がりが圧倒的であり、ふくよかな甘みを感じられます。
お茶の専門用語では「ボディの強いお茶」というのですが、このボディの強さが本物の凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)の証となります。
偽物に注意!
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)はブランド化に成功した一方で、偽物や粗悪品も非常に多く出回っています。ブランドの定ともいえる問題ですが、凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)を購入する際には注意が必要です。
最も多いケースは、中国大陸産の粗悪なウーロン茶を凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)として販売しているケースです。凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)は台湾の凍頂山という山で栽培された烏龍茶のみを指すので、中国産のものは本物ではありません。
また、異なるお茶がブレンドされた粗悪品も少なくありません。これは飲むとすぐにわかるのですが、ボディが弱く香りが悪いお茶となっています。
凍頂烏龍茶の味や香りの特徴
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)の特徴は、強い甘みと渋みの少なさです。日本茶の玉露を彷彿とさせるような甘みとコクを感じられる点が特徴です。凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)の多くは微発酵茶であり、淡い黄緑色の水色も特徴の1つです。
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)は発酵度が上がるにつれてフルーツのような華やかな香りが強くなる傾向があるので、好みに合わせて発酵度を選べる点も魅力です。
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)の茶葉は、鮮やかなグリーンの葉っぱを丸めたような形をしています。この形がしっかり丸まって崩れていないものが上質と言われています。
すがすがしい高原のような爽やかな香りと、華やかな風味と甘みを感じられる、台湾を代表する烏龍茶、それが凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)です。
凍頂烏龍茶の効果効能
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)には様々な美容・健康効果があることが分かっており、日本の健康番組でもおなじみの健康茶です。凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)の代表的な効果は以下の3つです。
- 美肌効果
- アンチエイジング効果
- アレルギー抑制効果
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)には、美肌の大敵である活性酵素を抑制するポリフェノールと、コラーゲンの材料となるビタミンCが豊富に含まれており、非常に美肌効果が期待されています。保湿効果もある為、女性にとって非常に重要な美肌効果とアンチエイジング効果が期待できます。
また、メチル化カテキンという成分も豊富に含まれている為、花粉症などのアレルギー抑制効果も期待できるお茶と言われています。
>>中国茶の効果効能
凍頂烏龍茶の美味しい入れ方
では、実際に凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)を飲む際の入れ方をご紹介しますので、参考にしてみて下さい。まず、用意してほしい物は以下の通りです。
- 茶壺(チャフー) ※無ければ急須かグラス
- 茶杯(チャハイ) ※無ければ湯呑み
- 茶盤(チャバン) ※無ければボール
基本的な凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)の入れ方は以下の通りです。
- まずは茶壺に沸騰したお湯を入れ、温めます。
- 次にそのお湯を茶杯に入れて茶杯を温め、残った湯を茶盤に捨てます。
- 茶壺に茶葉を入れます。150ccに対して7gが目安です。
- 95度以上の沸騰したてのお湯を茶壺に入れ、45秒から1分蒸らします。
- 蒸らしてる間に茶杯を温めるために入れておいたお湯を捨てます。
- 茶葉から爽やかな若葉の香りがし始めたら飲み頃です。 お茶の濃さが均等となる様に少しづつ注いでいきます。※茶海があれば、いったんすべて茶海に注いでから茶杯に注ぎます。
- 茶葉は繰り返し飲めます。ただ、3回目以降は蒸らし時間を少しづつ伸ばしてみて下さい。
おすすめの凍頂烏龍茶
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1度は飲んでほしいおすすめの凍頂烏龍茶は「台湾茶工房の1級 凍頂烏龍茶」です。台湾茶工房は、駐日の台湾政府機関ご用達の台湾茶専門店であり、上質な台湾茶の輸入販売を手掛けているお茶屋さんです。
この凍頂烏龍茶は上質であり、蘭の花のような華やかな香りが特徴的です。清涼感と共にハチミツのような甘みも感じられ、凍頂烏龍茶でしか味わえない味や風味をしっかりと味わえるおすすめの凍頂烏龍茶です。