おすすめのカシスリキュールと美味しい飲み方
男女問わず人気が高く誰もが飲んだことがあるであろうカシスリキュール。カクテルで幅広く利用されている知らない人はいないほどの知名度を誇っており、銘柄によって特徴があるので自分に合ったカシスリキュールを見つけることができます。
カシスオレンジやカシスウーロン、そのままストレートでも飲めるバリエーションの豊富さや飲みやすさでも人気が高いリキュールです。ここではおすすめのカシスリキュールや美味しい飲み方を紹介していきます。
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カシスリキュールとは?
「クレーム・ド・カシス」に代表されるカシス(クロスグリ)を原料としたリキュールです。深紅の色が特徴となっている甘いリキュールで、ビタミンCを豊富に含む薬効からヨーロッパでは薬として飲まれていた歴史を持っています。
カシスリキュールの製造にはカシスの鮮度が重要である為、カシスを収穫してから24時間以内に製造に入らなければいけないようになっており、中性スピリッツの中でカシスを破砕し砂糖を加えて甘みと酸味を調整、ろ過して完成に至ります。
「クレーム・ド」って何?
一般的には、カシスリキュールのことをクレーム・ド・カシスだと思っている人も多いようですが、実際のところ「クレーム・ド」というのは、スパークリングワインで言う所の「シャンパン」のようなものであり、特定の条件をクリアした果実リキュールのみに付けられる名前です。
果実系のリキュールが「クレーム・ド」と名乗れるのはEUの規定によって決められています。糖の含有量が250g/Lだとクレーム・ドを名乗ることができますが、カシスリキュールの場合は例外で糖の含有量が400g/Lでないとクレーム・ド・カシスと名乗ることができません。それに加えてアルコール度数も15度以上と規定されており、16~20度に調整されている商品が多いです。
栄養が豊富なカシス
カシスにはビタミンC以外にも、ビタミンAやビタミンE、マグネシウム、鉄分などのミネラル、アントシアニン、βカロテンを摂取することができる栄養が豊富な優れた果実です。主に眼精疲労や肩こり、肌にもいいですし、動脈硬化や脳卒中の防止も期待できます。
だからといってカシスリキュールをがぶがぶ飲みましょう!と言っているわけではありません。お酒として楽しみつつも豊富に栄養を摂取できるメリットもあるのがカシスリキュールの特徴です。
カシスリキュールの選び方
有名な銘柄はあるものの、カシスリキュールは日本にあるものだけでも非常に多くの種類があります。その中から選ぶには以下のポイントを理解しておきましょう。
- 甘さ
- アルコール度数
- カシスエキス含有量
まず大事なポイントは甘さでしょう。リキュールなので基本的にはどれも甘いですが、銘柄によっては甘さが違います。カシスリキュールの超定番である「ルジェ クレーム・ド・カシス」は、規定通り糖分を多く含んでいるのでカシスリキュールの中でも甘めな部類に入ります。フランス定番の「レリティエ・ギュイヨ」のように甘さが控えめなカシスリキュールもあります。
甘いカシスリキュールを選びたい!という人は、「クレーム・ド」と名のついたカシスリキュールを選ぶのがよいでしょう。
次に違いがあるのはアルコール度数です。どのカシスリキュールも基本的には16~20度で調整されています。4度差でも違いはわかりやすかったりするので、自分のお酒の強さで選ぶ銘柄を変えてみましょう。ちなみにルジェはアルコール度数20%なので、カシスリキュールの中ではやや高めの銘柄です。
最後の大事なポイントがカシスエキスの含有量です。当然ですがカシスエキスの含有量が多いとそれだけ濃厚な口当たりになります。基本的にはカシスエキスの含有量が多いほど美味しく、価格も高めになっている場合が多いです。カクテルにする場合にも味わいが変わってくるので抑えておきたいポイントです。
カシスリキュールの美味しい飲み方
基本的には何かで割る飲み方が多く、バリエーションが非常に豊富です。ジュースにような飲みやすい飲み方や大人な飲み方まで幅広くアレンジできるのでぜひチェックしておきましょう!
カシスリキュール+オレンジジュース
超定番であるカシオレの愛称で女性からの人気も絶大な飲み方である「カシスオレンジ」。カシスリキュールの甘さや風味をオレンジジュースの酸味でアクセントを持たせることができる非常に飲みやすい飲み方です。
カシスリキュール自体がオレンジジュースのような柑橘系との相性がいいので、グレープフルーツやライチなどとの相性が抜群です。いろいろな柑橘系ジュースと組み合わせると楽しいかもしれませんね。
目安となる分量はカシスリキュール1:オレンジジュース4です。
カシスリキュール+ソーダ
カシスリキュールの甘さと風味をすっきりと楽しむことができる飲み方が「カシスソーダ」です。カシスリキュールの魅力を邪魔することなく、爽やかにカシスリキュール自体を楽しむことができます。甘いのが苦手な人でも飲みやすいおすすめの飲み方です。
目安となる分量はカシスリキュール1:ソーダ4です。
カシスリキュール+紅茶
カシスリキュールをメインに飲むというよりは、紅茶にやや強めの香り付けをするというニュアンスの飲み方が「カシスティー」です。紅茶の香りにカシスの香りと甘みを加えることによっていつもとは違った紅茶を味わうことができます。様々な紅茶で楽しめる飲み方なので、自分好みの組み合わせを見つけてみましょう。
目安となる分量はカシスリキュール適量です。あくまでやや強い香り付け程度にしましょう。
カシスリキュール+白ワイン
カシスリキュールの大人の飲み方として人気なのが白ワインと組み合わせた「キール」です。辛口の白ワインに合わせることによってカシスリキュールの持つ甘さを活かすことができます。他にも赤ワインを合わせたキール・カーディナルや、スパークリングワインを合わせたキール・ロワイヤルもあります。
目安となる分量はカシスリキュール1:各ワイン5です。
カシスリキュールのおすすめの銘柄
飲みやすい超定番カシスリキュールや、本格的なバーで出させるカシスリキュールなど様々な銘柄があります。その中からおすすめのカシスリキュールを用意したので自分の好みのカシスリキュールを見つけてみましょう。
ルジェ
現在の価格はコチラ |
カシスリキュールといえば絶対に外せない超定番銘柄がルジェです。クレーム・ド・カシスの元祖であり、日本においてはカシスリキュール=ルジェと認知されているほど普及しているカシスリキュールです。
あまりに普及しているので普通のカシスリキュールと思われがちですが、カシスの最高品種を使用しルジェの伝統製法であるカシスの蕾のエキスを使用しており、味の信頼性が高いカシスリキュールです。
アルコール度数はカシスリキュールの中ではやや高めですが、甘めなので非常に飲みやすいです。普及している分手に入れやすいですし、まずは試していただきたいカシスリキュールとしておすすめです。
マザリン
現在の価格はコチラ |
コストパフォーマンスが非常に高く、濃厚な味わいが特徴となっているカシスリキュールがマザリンです。ルジェほど認知されているわけではありませんが、日本においても人気は高く、ルジェとの味の違いをはっきり感じることができるカシスリキュールです。
甘さが控えめですがカシスエキスの含有量が多く濃厚なので物足りなさはありません。プレミアムカシスリキュールレベルの味わいを持ちながらリーズナブルな価格で楽しめるのが最大の魅力となっているカシスリキュールです。
ルジェ ノワール・ド・ブルゴーニュ
現在の価格はコチラ |
超定番となっているルジェの上位互換となっているのがルジェ ノワール・ド・ブルゴーニュです。名前にある通り、カシスの最高品種であるノワール・ド・ブルゴーニュのエキストラバージン(1番搾り)のみを使用した最高級クレーム・ド・カシスとなっています。
カシスが持つ風味と香りを最大限楽しむことができるカシスリキュールであり、価格は高めではありますが十分カシスの良さを実感することができるカシスリキュールになっているのでぜひ試していただきたい逸品です。
フィリップ・ド・ブルゴーニュ
現在の価格はコチラ |
普通のカシスリキュールに飽きてしまった人やワンランク上のカシスリキュールを試してみたい場合に必ず名前が挙がるのがフィリップ・ド・ブルゴーニュです。カシスリキュール好きの人から絶大な支持を得ている、本格派の人の定番カシスリキュールです。
色や味わいが非常に濃厚であり、濃厚でありながらも嫌な後味は一切ありません。リキュール自体の控えめな甘みとカシスの上品な酸味の余韻を楽しむことができる高級カシスリキュールなので、価格は高めですがぜひおすすめできる逸品となっています。