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超高額!!世界の最高級ビールまとめ

超高額!!世界の最高級ビール

超高額なワインがオークションで落札!なんて話はたまに聞きますが、ビールって意外と聞きません。たしかに熟成させるといってもビールは最長で1年程度ですから希少価値の面で言えばワインやウイスキーには敵わないかもしれません。しかしビールにも一般人からしたら手が出ない程の高額な最高級ビールは存在しています

もちろん、ただ高いだけでは有りません。高級なビールには高級なワケがあるのです!そこで今回は世界に散らばる超高級ビール10種類(ランキングではありません)を高額な理由と合わせて紹介していきます。

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世界最高額のビール:ネイル・ブリューイング「アンタークティック・ネイル・エール 」

Nail Brewing's / Antarctic Nail Ale
価格::最低$800(約64,000円)〜最高$1815(約145,000円)
容量:500ml

このビールの最初のオークションでは約6万4千円で競り落とされ、最高額はなんと14万5千円という価値がついた最高級のビールです。
オーストラリアにあるネイル・ブリューイングが作ったこのペールエールスタイルのビールは、売り上げの100%をシー・シェパード環境保護団体へと寄付されるというチャリティー要素も有って、かなりの高額で取引される事となった訳ですが、もちろんブランドネームだけではビールがここまでの高額になる事はありません。

このビールは南極の氷山から氷を回収して溶かした水を使用して醸造されたビールであり世界限定30本という希少価値をつけて登場させたためここまで驚きの価格へと登っていってしまいました。

しかしまあ、個人的にはですが500mlのビールに15万近くも出すのであれば、ビールを樽ごと買って飲みたいと思ってしまうのは、お金持ちと一般人の差といったところなのでしょうか。

通常の44倍の高額ビール:パブスト・ブルーリボン「1844 」

Pabst Blue Ribbon / 1844
価格::$44(約3,250円)
容量:720ml

最高額ビールの14万円という数字を見た後では”3000円程度のビールごとき”と思ってしまうかもしれませんが、このビールはアメリカではコンビニなどでも手に入る有名なブランド「パブスト・ブルー・リボン」のビールです。日本で言う所のアサヒやサッポロといったあたりのブランドでしょうか。
つまり一般的に販売されているパブストブルーリボンのビールが$1前後で買える訳ですからその44倍の値段、と聞くとこのビールがかなり高額である事が解ると思います。

ドイツ産のカラメルモルトを使用し、炭化していないアメリカ製のウイスキー樽で熟成させ、高級なワインにも対抗出来るようにスタイリッシュなボトルを採用して「肉体労働者ががぶ飲みするビールとは違うのだよ!」と言う事をアピールしています。

ちなみにこのビールは中国産なのですが、日本人からすると中国産ってなんか安っぽいイメージがありますが、アメリカでは中国で加工されたパブスト・ブルーリボンのビールは、ビール界のメルセデスベンツ!なんて呼ばれているそうです。

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剥製ボトルの高級品:ブリュードッグ「エンド・オブ・ヒストリー 」

Brewdog's / The End of History
価格:$765(約61,000円)
容量:330ml

なんだこの趣味の悪いボトルは!と思う人が多いでしょうが、コチラのビールはたった330mlしか入っていないにも関わらず6万円もする最高級のビールであり、世界に12本しか存在していない希少価値の高いビールとなっています。

このビールは最近革新的なビールを生み出している事で日本でも注目されているブリュードッグが生み出した逸品で、「ビールのアルコール保有量競争を終わらせる!」という意味で作り出したため「終わり」をテーマに路上で車にひかれて死んだ動物の剥製を容器としており、アルコール飲料としてよりもアートとしての側面が強いビールとも言えます。ちなみに海外では"Road Kill Beer(交通事故ビール)"と呼ばれていたりもします。

このビールのアルコール度数はなんと55%、現在ではコレを上回るアルコール度数のビールも登場していますが、当時では革新的な技術である凍結蒸留を使って生み出した高アルコールビールであり、現在でもその希少価値は上がり続けています。

ウイスキーの様な高級品:カールスバーグ「ヤコブセン・ヴィンテージ」

Carlsberg's / Jacobsen Vintage
価格:$400(約32,000円)
容量:375ml

カールスバーグと言えば、多くのビール好き達が憧れるビールメーカーであり、ライトボディテイストのピルスナーを生み出すブランドとして支持され、香り立ちの良いビールを中心に、世界中のビールファンを唸らせ続けているブランドです。

そんなカールスバーグはコペンハーゲンの最高級レストランにて2008年から2010年にかけて年間600本を限定販売したこの超高額ビールは、まるでウイスキーの様な熟成方法をとっており、賞味期限はなんと約50年先になっているそうです。

スウェーデンとフランスのオーク樽を使用して6ヶ月熟成したデンマーク産の高級ビールは、香り高いウイルスキーのようなバニラやココアのような味わいに、スコッチウイスキーのようなピート(泥炭)のスモーキーフレーバーが漂うビールだそうです。飲んでみたい一本ですね!

度数の限界突破:ショルシュブリュー「ショルシュボック57」

Schorschbräu's / Schorschbock 57
価格:$275(約21,000円)
容量:330ml

ドイツ500年の歴史をもったビール純粋令、通称ビール法に書かれたアルコール度数の強度単位の記録を破った、当時では世界最高のアルコール度数を誇ったビールで、世界36本の限定販売がされました。その価格なんと、たった330mlで2万円を超えています。

その理由は、ドイツビールの伝統的な製法を守りつつも、この高アルコール度数を実現したという技術力の高さでしょうか。このビールの味わいは海外のレビューを見る限り、薫製風のスモーク感とレーズンの様な重く深い甘みがあるという事だそうです。

こんな高いアルコールのビールをゴクゴクと飲み干してしまったら明日は二日酔い必須でしょう。といってもビール自体が超高額すぎてとてもじゃないですが、こんなビールを買ってしまったらチビチビとしか飲む勇気はありません。

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見るからに高額なビール:サミュエル・アダムス「ユートピア」

Samuel Adams' / Utopias
価格:$150(約12,000円)
容量:700ml

もう見るからに高額なビールですね。くしゃみをしたら、ハクション大魔王でも出てくるんじゃないかと思える様なボトルに入っています。現段階では”アメリカで最高級のビール”とされているそうで、価格は1万2千円。だんだん麻痺してきて安い様な感覚にもなってきますが、どう考えてもビールの値段として高額すぎます。

高品質なホップのブレンドで醸造され、非常に美しい銅製の醸造釜のボトルで販売されており、なんとこのビールは炭酸が入っていません。炭酸が入っていないビールって言うのにも多くの日本人はピンとこないかもしれませんね。
このビールは2年ごとに発売され、最大で18年もの間シェリー樽やスコッチ樽などで醸造し、最後はメープルシロップで仕上げられています。

飲んでみたいけど1万2千円は高すぎる!という人も安心して下さい、なんとこのビールはボトルをリサイクルに出せば5セント(約4円)が戻って来るという環境に優しく財布にも優しいビールなのです。

意欲的な高級ビール:ブリュードッグ「シンク・ザ・ビスマルク」

Brewdog's / Sink the Bismarck
価格:$80(約6,400円)
容量:375ml

先ほど紹介された趣味の悪い剥製のビールを生み出した前衛的ブルワリーのブリュードックは、現在でもビールのアルコール度数を競っているブランドであり、このビールは剥製ビールよりも以前作られたIPAと呼ばれるスタイルの中でも強烈なインパクトを持ったビールです。

アルコール度数は41%、ホップの量は通常の4倍、そのため苦味も4倍と、赤い彗星もびっくりのパフォーマンスを見せるビールであり、もちろん価格も通常のビールの40倍という超高額なビールです。
ちなみに同社では現在ホップ40倍のパンクIPAと呼ばれるビールなど意欲的なビールを多数生み出しています。

古代のエジプトのビール:ツタンカーメン・エール

Tutankhamun Ale
価格:$75(約6,000円)
容量:500ml

1990年にエジプトの砂の中から10個の醸造室が見つかり、古代ビールの残留物やエジプトのビール醸造に関する資料を掘った石版などからレシピを割り出し、まさにツタンカーメンが飲んだのではないのか!と思われる当時のビールを1000本作成するという、ロマンの詰まったビールです。

しかしこの話はここで終わらず、じつはこのビールの醸造を手伝ったスコットランドのメリントン醸造所は閉鎖に追いやられてしまったのです、まさにツタンカーメンの呪いなのか!?と妄想の膨らむ魅力的なビールです。

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ビールのシャンパン:フォルスター「クラウン・アンバサダー・リザーブ」

Forster's / Crown Ambassador Reserve
価格:$90(約7,200円)
容量:750ml

オーストラリアにおける最も高額なビールと言えば、クラウン・アンバサダー・リザーブ。シャンパンのボトルに瓶詰めされ、箱に入って販売されている事からも、このビールが一般人が普段から飲むビールとしては高額すぎる事が伺えるでしょう。

このビールはフランスのオーク樽で1年間もの間寝かされており、一般的なビールの熟成期間としてはかなり長い部類です。年間8000本限定!とされており、結構な数が売られているため比較的手に入りやすいビールです、楽天やアマゾン等でもまれに見かけますが、そういった場所での価格は2万円を超えている場合が多いです。

宇宙のビール:サッポロ「スペースバーレイ」

Sapporo's/ Space Barley
価格:$110(約10,000円) /1本1,600円程度
容量:6パック

日本が誇るビールメーカーのサッポロも、世界に通用する高級ビールを造っていますよ!といっても一本あたり1600円なので手に入れようと思えば可能な価格帯ですね。

このビールは2006年に日本とロシアの科学者が宇宙で大麦が育つかを実験し、そこで栽培されて4代目となった大麦が地球に帰ってきて、それをビールにしたという、宇宙のロマンがたっぷり詰まったスペースビールなのです。

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