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ビールの原料を知ればもっとビールが好きになる

ビールの原料を知ればもっとビールが好きになる

普段何気なく楽しんでいるビールですが、どのようなものを原料としているかを御存じだったでしょうか。なんとなくは知っていてもはっきりとは分からないという人が多いのではないでしょうか。

ビールの原料というのは、実はそんなに複雑なものではなくいたってシンプル。それなのに出来上がるビールの種類はとても様々です。そんな原料をしることで素材の味を感じたり、風味を楽しんだりとビールに対する楽しみ方が増えてきます。

ここではそんなビールの原料について、基本的なものから、ちょっと変わったものまで紹介していきます。

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ビールに使われる主な原料

ビールに使われる主な原料

ビールの基本的な原料は、麦芽、ホップ、水、酵母です。ほとんどの場合は大麦の麦芽を使用したものがほとんどとなりますが、国の文化や法律によっては、それ以外の副原料が使われる場合があります。

日本においては酒税法によって、米やトウモロコシなどが副原料として使用されることもあります。ドイツにおいては、1516年に制定された「ビール純粋令」によって現在でも麦芽100%のビールが一般的となっています。

ここではまず、ビールに使われる基本的な主原料と呼ばれる四種類について紹介していきます。

ビールの味を左右する「麦芽」

ビールの主な主原料の一つが麦芽です。麦芽とは麦を水に浸して発芽させたもののことを言います。主に大麦が使用され、ビール麦やビール大麦と言われる二条大麦が使用されています。

二条大麦は日本国内においては、九州や関東など、比較的全国的に栽培されていますが、価格などの問題から大部分は海外からの輸入大麦を使用しているのが現状と言えるでしょう。

二条大麦は、粒の大きさ形がそろって大粒、殻皮が薄い、麦芽にした際の酵素力が高い、発酵性が高い、でんぷんとエキス分の含有量が多く、タンパク質が少ないなどのビール醸造に用いられる大麦の条件を満たしているため、ビール原料として最適と言われています。

ビールの香りや苦味の素「ホップ」

ビールの原料として使用されるホップというのは、セイヨウカラハナソウというつる性植物です。その植物の受精していない雌株の花(毬花)を使用します。ホップを使用することで、風味、香味付けや保存性を高める効果があります。

ホップには、アロマホップとビターホップというものがあり、アロマホップは苦みが弱く華やかな香りを作ります。一方ビターホップはビール特有の苦みを与える役割を持っています。

また、ビールを清澄化させたり、雑菌の繁殖を抑えたり、ビールの腐敗を防ぐ役割も果たしています。現在使用されるホップの多くはドイツなどがら輸入されたものとなっています。

美味しいビールに最も重要な要素「水」

ビールはその主成分のほとんどが水なので、どのような水を原料に使用するかというのは、ビールの味や香りに対して非常に大きな影響を与えると言えるでしょう。

水が持つミネラル組成の違いや、その水に適したビールも異なることによって、産地による違いが非常に明確になります。たとえばスタウトビール(ギネスなどの濃色ビール)の醸造には硬水が、ペールビール(淡色ビール)の醸造には軟水が適しています。

また当然ながら水質も非常に重要な要素の一つとなっており、無味無臭、無色透明であることが第一条件となっています。

発酵させるために大切「酵母」

酵母とは、別名イーストとも呼ばれる単細胞性を示す真菌類の総称です。どんな酵母を使用するかによってビールの風味に対して非常に大きな影響を与えます。

ビール酵母の働きによって、穀類から糖を代謝することによってエタノールと炭酸ガスが生産され、これによって麦芽汁がビールへと変化していきます。

基本的にはラガー酵母とペール酵母に大別されますが、その種類は何百種類に及び特性や特徴が違います。使用される原料や発酵温度によってどんな酵母を使用するかが決められていきます。

基本原料以外の副原料

基本原料以外の副原料

ビールに使用される副原料は、ビールの原料に使われる大麦麦芽の代わりになるものとしての副原料と、ビールに対して香味や風味を足すために使用される副原料に分かれます。

副原料を使うことによってどんなメリットがあるのか、またどのような副原料があるのかについてみていきましょう。

副原料を使うことのメリット

副原料を使用することにはいくつかのメリットがあります。まず麦芽などの代わりに使用するメリットとしては、コストの安さ、日本においては酒税法におけるメリット(麦芽使用率25%以下で発泡酒扱いとなり税金が安くなる)があります。

また副原料の使用によって飲み口が軽く飲みやすい印象を与えるため、普段ビールを嗜まない層にも好まれやすいといった販売戦略上のメリットもあると言えるでしょう。

さらに、ビールに対して特徴を与えるというのも副原料使用の大きなメリットの一つと言えるでしょう。麦芽化していない大麦の使用は泡をクリーミーに、麦芽化していない小麦は泡立ちの良さを助けます。

>>第2のビールって何?第3のビールとの違いは?

副原料の種類

大麦麦芽に代わる副原料として比較的使用されるものと言えば、大麦(発芽していないもの)や、小麦、小麦麦芽、ライ麦、ライ麦麦芽、オート麦、米、トウモロコシなどをあげることができるでしょう。

主な原料として使用される大麦麦芽の代わりに使用すれば違った特徴をもった発泡酒となります。また主原料は大麦麦芽を使用したものに対して、これらの副原料を使用することでビールに違った風味を与えることもできます。

風味付けのための副原料には、ハーブやフルーツ、スパイス系のものまでが幅広く存在します。これによって独特の風味を生み出すことが可能となっています。

一風変わったビールの副原料

ビールに使用される副原料にはあまり知られていない変わった副原料が使用されているという話を聞くこともあります。これらはあくまでもネット上のウワサでしかありませんが、一応紹介しておきます。

魚の内臓

魚の内臓から採ることができるコラーゲンがビールの浄化剤として使用されているものがあるそうです。これはビールの味には直接的には影響を与えないものの、ベジタリアンにはあまり適した原料とは言えないようです。

昆虫を原料とした着色料

エンジムシをつぶして採取する着色料で、ビールに色をつけるための赤い染料として使われるという話があります。これもベジタリアンにとっては無視できる原料ではないとのことです。

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