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本当に美味しい!経木納豆の特徴とおすすめ厳選3種

経木納豆について

経木納豆(きょうぎなっとう)を食べたことがあるでしょうか。そもそも経木納豆を知っていますか?もし、古くさいとか、めんどくさそうというイメージだけで食べたことが無い方は非常にもったいないです。確かに昔ながらの製法であり、手間もかかるのでコストはかかってしまいますが、あの独特の香り、しっとり感が本当に美味しいのです。

ここではそんな経木納豆の特徴や魅力、食べ方や作られ方、最後にはおすすめの経木納豆も紹介していますので、経木納豆をあまり知らない方はここでその良さを感じてみてください。

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経木納豆とは?

経木納豆とは?

経木納豆とは、経木(きょうぎ)に大豆を包んで発酵させた納豆になります。経木とは薄い木の板で、スギやヒノキや松が材料に使われますが、納豆には松の経木が使われることが多いです。

その昔この薄い木の板にお経を書いたことから「経木」と呼ばれるようになったと言われています。納豆以外ではたこ焼きの容器や中華まんの底に敷かれていたりします。

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経木納豆の特徴

経木納豆の特徴はまず何と言っても風味です。松の木の香りが納豆に移って芳ばしい良い香りがし、天然の旨味成分も加わって美味しい納豆になります。天然の経木に包まれてストレスなく発行した納豆はふっくら柔らかく、深い味わいを醸し出します。

それから経木(松)には天然の抗菌作用、適度な通気性と保湿性があるため、保存にも適しています。発泡スチロール容器に比べ、食べる際の利便性では劣ってしまいますが、味で言うなら断然経木納豆に軍配が上がります。伝わりにくいかもしれませんが、一度食べてみれば絶対に納得していただけるはずです。

経木納豆の賞味期限

松の経木による天然の抗菌作用や保湿性、通気性のお陰で発砲スチロール容器や藁納豆よりも賞味期限が少し長くなります。購入した経木納豆は約10日とされていることが多いですが、ある保健所の調査によると、納豆がアンモニア臭を放つようになるのは発砲スチロール容器が9日目、経木納豆が14日目だったとされています。

アンモニア臭がするのは二次発酵のせいで、そのアンモニア臭を好んで食べる方もいますが、何の保証もないため表記されている賞味期限内には食べられることをおすすめします。

>>納豆の賞味期限と期限切れ納豆の安全性

経木納豆の食べ方

ほとんどの経木納豆は三角になっているので、まずは経木を剥がし、それをお皿に移して良くかき混ぜて食べます。三角になっていないものは端のテープを剥がし、振って納豆を取り出すものもあります。

お皿に移したら好きな薬味や醤油を入れて食べるのですが、まずは何もかけずに良く混ぜて食べてみてください。薬味や醤油を入れると美味しくなるのは当然ですが、まずはあの松の木の独特な良い香りが移った美味しい納豆を素材のまま味わってみましょう。

>>結局何回が美味しいの?納豆の混ぜ方を徹底解説

経木納豆の歴史

納豆の起源は弥生時代にたまたま藁とゆで大豆が出会ってできたとか、戦国時代に遠方での戦争の際に兵糧が無くなったので付近の農民に食料を提供するように命じたところ、農民はゆでた大豆を藁で作った俵に入れて献上し、それが数日経って発酵してたまたま納豆が発見されたなどと言われています。

経木納豆については発泡スチロール容器が誕生する前には納豆業界では当たり前の発酵容器でした。昔は今ほどいろいろな技術が発達していなかったので、天然の殺菌作用や、木を薄く削るだけで作れた経木が良く使われていたということです。この頃は肉や魚も経木に包まれることが多かったのです。

>>起源は?発祥は?知られざる納豆の歴史

経木納豆の作り方

経木納豆の作り方

  1. まずは大豆を水に浸す「浸漬」という工程です。大豆を洗浄したら大豆を水に漬けます。目安は冬場で20時間、夏場で7~8時間です。ここは大豆の種類や温度湿度によって時間を調整することが味の決め手となります。
  2. 次は「蒸煮」という工程です。作り手によって煮ることも蒸すこともありますが、蒸した方が大豆の養分が逃げず美味しくなると言われています。蒸煮時間は30分~1時間程度で、ここも上手く調節することが味の決め手になります。
  3. 次は納豆菌を加え、経木に詰めていきます。発酵の時にムラをなくすため、均一に詰め込みます。
  4. 次に「発酵」です。室と呼ばれる発酵室にて、およそ40度の室温で15時間~20時間ほど発酵させます。ここも天候や気温、湿度で調整することが味の決め手になります。
  5. 最後に冷却・熟成させます。発酵が完了したら冷却することにより過発酵を抑え、同時に熟成して旨味を引き出します。冷却時間は約24時間ほどです。

>>失敗しない上手な納豆の作り方

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本当に美味しい!おすすめの経木納豆ベスト3

今では経木納豆を作っているところは少なくなってきましたがインターネットで注文できることを考えると、日本全国にまだ結構な数の経木納豆があります。どこもこだわって作っているので美味しいですが、特におすすめの経木名糖を厳選して3つ紹介させていただきます。

中村五郎商店 / おとめ納豆

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こちらは横浜の老舗納豆店の経木納豆で、納豆を包む経木、さらにその経木を包む包装紙にまでこだわるという徹底したこだわりを持つ納豆です。経木を包む包装紙には日本伝統の「ろう紙」というものを使っており、納豆にビニール臭さや余計な匂いが移ってしまうのを防いでいます。ここまでこだわって作られた納豆は粘りが強く、大豆の味がしっかりする美味しい納豆になっているのでぜひおすすめしたい経木納豆の1つです。

丸真食品 / 舟納豆

     
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茨城で忘れてはならない納豆の1つが船納豆です。こちらは名前の通り船の形をした経木のパッケージになっていて、小粒大豆なのでご飯によく合います。松の芳香を感じながら昔懐かしい老舗の味を堪能してみてください。

水戸納豆 / 経木納豆

現在の価格はコチラ

こちらは茨城の水戸納豆というメーカーの経木納豆です。受注生産なので注文してからしばらく待たなければいけませんが、それもまた楽しみが増えて良いのではないでしょうか。

大豆の香りと松の香りを同時に感じることができてとても美味しい納豆になっています。大粒と小粒があり、当然どちらもおいしいのですがごはんにかけるなら食べやすい小粒をおすすめします。

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