パスタで有名!おすすめのバジルと特徴や美味しい食べ方
イタリアンなどでよく使用されるバジル。近年日本でも定番のハーブになりつつあります。
バジルの葉は青じそに似た爽やかな香りが特徴で、幅広く使用できるハーブです。栽培もしやすく、自宅で育てている人が多いハーブでもあります。
そんなバジルは、実はとても優れた効果、効能を持つ万能なハーブだということはご存知でしょうか。
今回はバジルの歴史から、高い効果効能を詳しく見ていきたいと思います。また、厳選したおすすめのバジルの紹介もありますので、購入の際の参考にしてみて下さい。
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バジルとは?
バジルはシソ科メボウキ属の多年草ですが、日本では越冬できないので一年草として扱われています。栽培が簡単でその分変種も多く、現在150種類程度の栽培変異種があります。
刺激性が少なく生でも食せます。爽やかな甘みと微かな苦みがあり、青じそのように使用できます。乾燥させた葉を細かくしたものもよく流通しています。
イタリア料理でよく使用されるバジルは「バジル」「バジリコ」「スイートバジル」などがの呼称があります。日本ではバジル、あるいはバジリコという呼称が一般的に浸透しています。
歴史
バジルはアレキサンダー大王によってインドからヨーロッパに伝えられたという説があります。イギリスには16世紀、アメリカには17世紀には伝わっていたようです。バジルの名前はギリシア語の王様「バリジウム」からつけた説と、花の形が龍に似ていることから怪竜「バジリスク」からつけた説があります。
また、インドではホーリーバジルが神に捧げられる神聖なハーブとされています。非常に歴史が古いハーブの1つなのです。
一方日本には江戸時代に伝来しました。当初は漢方薬として扱われていたようです。バジルの種子を水に浸すと、吸水しゼリー状になります。これを目のゴミを取る目薬として使用され始め、それが浸透したことにより、バジルはめぼうきという名がついたのです。
バジルの特徴
爽やかな香りが特徴で、広く親しまれているバジルですがその種類は多岐にわたります。ここでは代表的なバジルの特徴をまとめてみました。
スイートバジル
単にバジルと表記されている場合、多くはこのスイートバジルを指すほど、広く浸透している種です。イタリアンをはじめとした様々な料理に使用されているので、一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
甘みのあるさわやかな風味が特徴のバジルです。比較的育てやすい品種でもあり、ハーブ栽培の入門としても親しまれています。
レモンバジル
小さめの葉っぱが特徴のバジルです。噛むとスイートバジルに似た風味を感じますが、その後に柑橘系に似た風味が広がるのが特徴です。この特徴から別名シトラスバジルとも呼ばれています。
料理でも主に魚や鳥と相性が良く、タイではサラダやスープなどにも使用されています。
ホーリーバジル
近年のエスニック料理ブームで知名度を上げているのがホーリーバジルです。インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、不老不死の霊薬として知られています。
フルーティーでお香にも似た強い香りが特徴で、タイ料理のガパオライスなどに刻んで使用されています。
シナモンバジル
見た目はスイートバジルにも似ていますが、その名の通りシナモンに似た香りが特徴のバジルです。シナモンのような甘い香りなので、パンやお菓子などに使用したり、はちみつに漬け込むなどして楽しまれています。
効果・効能
バジルは高い栄養価を誇るハーブです。
- β-カロテン
- ビタミンE
- ゼアキサンチン、ルテイン
- サポニン
- テルペン
大まかなところでもこれだけの栄養素を含有しているのです。これだけの栄養素を含んでいるバジルはもちろん、高い効果、効能をもたらしてくれます。
バジルには心身、中枢神経に作用する強壮作用があります。これにより体の様々な機能を高める働きをしてくれるのです。 さらに鎮静作用もあり、頭痛や腹痛、吐き気などを鎮めてくれる効果を持っています。この鎮静作用は、イライラを緩和し、神経を落ち着かせたり、偏頭痛にも効果があります。
その他にも便秘の改善、冷えの改善及び予防、など女性にとっては嬉しい効果が期待できます。加えて抗酸化作用もあるので、アンチエイジングにも高い効果を発揮します。また、皮膚のかゆみを抑える効果もあるので慢性的なかゆみに悩まされている人にもおすすめです。
またリラックス効果も高いので、バジルのハーブティーは不眠の改善にも役立ちます。
バジルの美味しい食べ方・使い方
パスタやピザに使用されていることが多いイメージのバジル。気になるのは加熱してバジルの効果がきちんと得られるか、という点ではないでしょうか。
野菜は熱に弱いイメージがありますが、バジルは油で熱することにより吸収率を上げてくれます。ただし、料理に使用する際はあまり加熱しすぎると香りが飛んでしまうので、出来上がりの直前に入れるようにしましょう。
バジルは生でもとても美味しい食材です。トマトとの相性が良いので、トマトやチーズなどとサラダにすると美容効果の高いサラダになります。
葉を刻み、にんにくスライス、松の実、塩、オリーブオイルをフードプロセッサーで混ぜて滑らかなソース状にすれば、幅広い料理に使用できるバジルソースとなり、日常的にバジルを摂取できます。このバジルソースは魚料理との相性が特に良いので非常におすすめです。
さらに、オリーブオイルにバジルの葉を漬け込むのも簡単でおすすめ。一週間ほどでバジルの香りが漂うオイルになり、様々な料理に使用できます。このオイルだけでもバジルの効果は得られるのでおすすめです。
冷え改善、リラックス効果を求める人は、温かいハーブティーでバジルを摂取するのが適しています。乾燥させたバジルならば、細かく粉砕すれば、後は料理の仕上がりに振り掛けるだけで、バジルを簡単に摂取できます。手軽に摂取したい人にはこの方法がおすすめです。
注意点
妊娠中、ハーブは控えるように言われますがバジルも例外ではありません。料理に少量使用する程度ならば問題ありませんが、バジルソースのような多量にバジルを摂取するのは危険なのでやめましょう。特に妊娠初期は避けたほうが無難です。
妊娠初期は黄体ホルモンというホルモンを分泌させ、受精卵を傷つけないために子宮の運動は停滞状態にあります。この状態でバジル摂取すると子宮が収縮してしまい、受精卵が傷ついたり赤ちゃんの心拍数が高まってしまう可能性があります。
これにより早産や稽留流産という結果にもなりかねません。妊娠中のバジルはなるべく控えるようにするのが無難でしょう。少量ならば問題無いとは言え、バジルを食したあとに子宮が収縮している感覚や、下腹部の痛みを感じた場合はすぐに医師の診察を受けましょう。
しかし、産後に関しては母乳促進作用があるのでバジルを摂取するのは問題ありません。
子供のバジルの摂取はアレルギーなどがない限りは問題無いとされています。ただ、離乳食期の赤ちゃんにはバジルに代表されるハーブ類は、あえて与える必要の無い食材だとされています。大人の味覚では美味しいと感じるバジルも赤ちゃんにとっては、独特の風味が受け入れられないというのはあるものです。
バジルなどのハーブ類は、目安として離乳食も完了し、様々な物を食べられるようになった2歳程度から始めるのが推奨されています。しかし、これはあくまで赤ちゃんが好まない可能性が高いからという理由で、体に害があるという訳ではないのであまり神経質にならなくても大丈夫でしょう。
おすすめのバジル:厳選3種
どんな料理でもバジルを使うだけで一気に香り高いワンランク上の料理になります。そんな日常的に取り入れていきたいハーブであるバジルをもっと手軽に楽しむべく、ここでは市販のバジルの中からおすすめの製品を紹介したいと思います。
マスコット / バジルAD
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使い時にさっと使えるのが魅力のマスコットの「バジルAD」はキッチンに常備しておいて間違いは無いアイテムです。肉料理でも、魚料理でも、このバジルをさっと振り掛けるだけで料理が引き締まる、万能アイテムです。
さわやかな香りとほのかな辛みが料理を一層奥深いものにしてくれるでしょう。肉、魚料理だけにとどまらず、パスタやピザ、そして料理の仕上げなど、非常に幅広く使用できます。
市販の乾燥バジルは香りが弱いものが多いですがマスコットのバジルはしっかりと香りを閉じ込めてあるので、少量でも確かなバジルの風味を感じられます。バジルが大好きな人に非常におすすめの製品です。
まるわ直売 / 国産フレッシュバジル
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乾燥バジルは日持ちはしますが、どうしても香りは落ちてしまいます。フレッシュバジルにこだわりたいけれど栽培する時間がない、という人にはまるわ直売の「フレッシュバジル」がおすすめです。
国産の高い品質を誇るバジルなので安心して使用できるのもおすすめのポイントです。安心の高品質なので、もちろん生でも食べられます。サラダやカプレーゼなど、乾燥バジルではできない料理にはうってつけです。
また、自家製のバジルソースを作るのにも適しています。市販のものでは物足りないという人は、ぜひフレッシュバジルで自分好みのバジルソースを自作してみましょう。料理の幅がぐっと広がることでしょう。
乾燥バジルしか使用したことがないという人で、1度摘みたて新鮮なフレッシュバジルを食べてみたいという人にもおすすめの製品です。
GABAN(ギャバン) / バジル パウダー
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乾燥バジルのみじん切りは使い勝手が良いのですが、細かな葉が残るのが気になるという人もいることでしょう。そんな人におすすめしたいのががギャバンの「バジル パウダー」です。
その名の通り、粉末状にされたバジルなので調理段階で使用した際に葉の形状が残らないのが大きな特徴です。粉溶けも良く、口当たりを損ないません。もちろん、バジルの香りはしっかりと楽しむことができます。隠し味にうってつけの形状のバジルです。
みじん切りのバジルではできなかった、ミンチ肉と混ぜ合わせるという工程も、パウダーであれば簡単にできます。料理の幅を広げてくれるアイテムと言えるでしょう。
意外にも醤油との相性も良いので、いつもの和食にエスニック感をプラスしたいときなどにもおすすめです。料理の見た目を損なうことなくバジルの風味を生かすことができるので、非常に幅広く使用できる使い勝手の良い製品だと言えるでしょう。