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カラメル入り!おすすめの中ざら糖と特徴や美味しい食べ方

おすすめの中ざら糖と特徴や美味しい食べ方

日本を代表するブラウンシュガー。その中でもキラキラ小粒でレトロなブラウンカラーのお砂糖が「中ざら糖」。実は縁日の綿あめの原料でもあり、カラメル風味と滑らかな味わいが魅力!しかも醤油との相性が抜群で、常備していると和食作りの腕がアップ!

健康そうだけど栄養価は?他のブラウンシュガーとの違いは?どうやって調理すると美味しいの?知っているようで知らない、馴染みのないようで思い出深くもある「中ざら糖」。その魅力と奥深さに迫ります。

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中ざら糖(中双糖)とは?

中ざら糖(中双糖)とは?

中ざら糖とは、おいしそうな褐色をしたキラキラと小粒の四角いお砂糖。通称ザラメ、キザラなどとも呼ばれています。カラメル成分を含む香ばしいコクと風味が魅力で、綿菓子やカルメ焼きでは欠かすことのできない特別なお砂糖!しかも意外に醤油との相性が良く、なめらかな味に仕上げてくれることから、和食にも重宝される優れものなのです。

分類としては、日本の主要砂糖である上白糖と同じ「精製糖」で「分蜜糖」。ただ上白糖のようなしっとり水分を含んだ砂糖とは違い、ザラっとガリっとした「ザラメ糖」の仲間です。同じ仲間には透明の白ザラ糖と、さらに結晶が小さいグラニュー糖があります。

それでは、さらに詳しい特徴と美味しくて香ばしい中ざら糖の魅力をご紹介しましょう。

>>砂糖の種類と成分について詳しくはコチラ

白ざら糖との違い

平たく言うと中ざら糖は、白ざら糖にカラメルを添加したものです。粒の大きさは白ざら糖とほぼ同じかちょっと大きめ。カロリーや成分はほぼ同じ、99.7%がショ糖です。

白ざら糖は淡白で上品な甘さが魅力ですが、中ざら糖は色味とカラメル風味の独特のコクが特徴。同じザラメ糖でも、白ざら糖は「高級砂糖」として重宝され、中ざら糖は「和食に合う茶色いお砂糖」として認識されています。

では、同じく茶色い三温糖との違いにも触れましょう。

共通点は同じく高度に精製された分蜜糖で精製糖であること。どちらも不純物である栄養素は取り除かれ、ヘルシーそうな色とは裏腹、栄養価は期待できません。転化糖の添加された三温糖が小粒でしっとりとしているのに比べ、中ざら糖はサラサラの粒の大きい結晶。甘さや濃厚さでは三温糖の方が勝ります。

>>白ざら糖について詳しくはコチラ

中ざら糖の製造工程

中ざら糖は、上白糖や白ざら糖と全く同じ精製工程で作られています。精製を繰り返し純度を高め、最後に糖液を分離器で「糖蜜」と「結晶」に分けます。この結晶のみを取り出してつくられるのが「分蜜糖」。特にこの工程で一番最初に取り出す結晶こそが純度の高い「一番糖」。中ざら糖はこの一番糖の一つで、ここからさらにカラメルを添加することによって香ばしい黄褐色になるのです。

本来カラメルは砂糖を焦がして作られる天然着色料で、独特の香ばしさを生み出してくれます。しかし最近は人口着色料や、違う製法で作られたカラメル色素を添加している商品が流通し、健康志向の層から問題視されているのも否めません。

>>砂糖の歴史や製造方法はコチラ

中ざら糖の特徴

中ざら糖の特徴

中ざら糖の特徴は、2〜3mmくらいの平たくて固い四角の塊です。黄褐色でザラザラとしていてるので、他の砂糖とは大変区別がつきやすいのですが、昨今市場ではあまり姿を見かけません。

ブラウンシュガーの部類にも含まれますが、このブラウンシュガーには決まった定義がなく、中ザラ糖や三温糖、はたまた黒砂糖も含まれています。

中ザラ糖の特徴ですが、やはりカラメルがもたらす風味となめらかな甘さが魅力と言えます。さらに詳しい特徴を見ていきましょう。

なめらかな味わい

中ざら糖の魅力は、滑らかな味わいとまろやかな風味です。これは表面のカラメルがもたらす効果で、独特の苦味が奥行きを持たせてコクが出るのです。

同じカラメル化した三温糖や、ミネラルの豊富な含蜜糖(黒砂糖やきび砂糖)と比べると、そのコクは比較的あっさりとしていて、濃厚に仕上がるというよりは、味わいなめらかで「風味付け」に一役買ってくれるのです。

醤油との相性がいい

香ばしいカラメルの風合いは、実は醤油との相性が抜群なのです。キーワードは「メイラード反応」。これは糖とアミノ酸が結合して起こる現象。醤油が焦げて香ばしくなるメイラード反応と、糖の焦げである「カラメル」は別物でありながら共通点が多いのです。

例えばどちらも糖の存在する高温下で、茶色く変色し香りが豊かになり、旨味となります。当然ながら同じ特徴を持つ2つは相乗効果でさらに旨味が増すのです。

この特性を活かすことにより、煮物や照り焼きなどの仕上がりが1ランク上になるのは言うまでもありません。

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中ざら糖の美味しい使い方・食べ方

中ざら糖の美味しい使い方・食べ方

それでは中ざら糖の美味しい使い方や食べ方を詳しくご紹介していきましょう。

やはりカラメルを活かすなら、香ばしい菓子醤油との相性を活かした和食の2つに限定されます。他の茶色い砂糖との差異も含めて詳しく見ていきましょう。

カラメルを活かした使い方がおすすめ

中ざら糖は、カステラやカルメ焼き・綿菓子で使われていることでもおなじみです。中ざら糖の特徴を最大限に活かす用途の一つは、やはり焼き菓子カラメルの香ばしい風味と色味がつき、強い甘さとコクが際立つ仕上がりになります。熱に強いという特徴があるため、砂糖のシャリシャリっとした食感が残されるのです。

結晶が大きめであるため、ゆっくり溶けてじっくり味が染み込むという特性を活かした、シロップや漬物作りにもオススメです。

煮物や佃煮での使用がおすすめ

中ざら糖の特徴を活かすもう一つの方法が、料理のコク出し。醤油との相性やカラメルのもつ特性により、特に和食に最適なのです。粒の大きさからゆっくり味をしみこませる煮物や佃煮、また醤油のメイラード反応との相乗効果を狙った照り焼きなどにもオススメです。

三温糖よりなめらかで、上白糖のような甘濃いコントラストも作らず、黒糖のようなこってり感もありません。優しい風味とほんのりしたコクを生み出すのが、他でもない中ざら糖なのです。

美味しいおすすめの中ざら糖:厳選3種

知っているようで知らない、馴染みのないようで思い出深くもある「中ざら糖」。持っていると料理の腕がワンランク上がる、厳選3種をご紹介しましょう!

きっとパッケージを見れば「知っている!」と思える、意外に身近なお砂糖ばかりです。

>>砂糖の上手な選び方はコチラ

日新製糖 / カップ印 中双糖

現在の価格はコチラ

カップ印でおなじみの老舗メーカー「日新製糖」。ざらっと大きな粒が魅力の茶色い中ざら糖です。カステラなどの焼き菓子はもちろん、魚の煮付けやめんつゆ・福神漬けなどにも活躍。コスパがよくて気軽に手軽に購入できるのも魅力です。

>>日新製糖についてはコチラ

伊藤忠製糖 / クルルマーク 中双糖

現在の価格はコチラ

ハート型にクルっと弧を描いたマークがアイコンの「伊藤忠製糖」。大容量(1kg)は便利なチャック付き!サトウキビやサトウダイコンの糖分を結晶化し、後からカラメルを添加した中ざら糖です。ガリっとした食感を活かしたロールケーキやブラウニーなどにも大変オススメ。その他、じっくり煮込むおでんなどにも活躍します。

パールエース / 中双糖

現在の価格はコチラ

多種多様な砂糖や甘味料を製造販売する「パールエース」。その黄褐色の中ざら糖はちょっと大粒。料理にコクをもたらし、煮物や漬物などには最適です。コスパもよくまろやかな甘さが人気の製品です。

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