種類別!ジャムの美味しい食べ方とおすすめレシピ
ジャムの食べ方といえば食パンに塗ったり、ヨーグルトにかけたりするのが定番です。しかし1回の食事で使う量もそれほど多くなく、使用途中で飽きてしまうことや、使い切れずにカビが生えてしまい捨てることになった方もみえるでしょう。
そんな方はいつもと違った食べ方を試してみてはいかがでしょう。ジャムはパンやヨーグルトだけでなく、飲み物にいれたり料理にも隠し味として使用でき、仕上がりも華やかなものへと導いてくれます。
今回は、種類別のジャムの美味しい食べ方とおすすめレシピをご紹介します。
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ベーシックなジャムの食べ方
まずは基本的なジャムの食べ方をご紹介します。よく知られている食べ方でもあり気軽に試せる食べ方なので、ジャムを買ったらまずはこれからご紹介する食べ方を試してみるといいでしょう。
トーストにつける
ジャムの食べ方で最も定番なのが、トーストなどのパンにつける食べ方です。毎日の朝食にジャムをつけたトーストを食べるという方も多いでしょう。トーストと相性のよいジャムの中でも、代表的なものを以下にまとめてご紹介します。
- イチゴジャム
- ブルーベリージャム
- マーマレード
- ミルクジャム
イチゴジャム、ブルーベリージャムなどのベリー系の果実を原料に作られたジャムは豊かな甘みがあるため、ライ麦パンなどの少し酸味のあるパンと特に相性がよいと言われています。
マーマレードは逆に、ライ麦パンのような黒パンではなく白い小麦のパンとの相性がよいとされています。パンの優しい小麦の香りとほのかな甘みは、甘酸っぱい柑橘類の風味と皮のほろ苦さをひきたててくれます。
ミルクジャムはとろりと滑らかな質感で、キャラメルや練乳のような甘く濃厚な味わいがパンによくあいます。ただのトーストにつけても美味しいですが、焼いたフランスパンに塗ったり、厚切りのトーストにかけるとよりリッチな味わいが楽しめます。
同じジャムでもつけるパンが変わるとまた違った味わいが楽しめるので、様々なパンにつけてみて自分のお気に入りの組み合わせを見つけてみてはいかがでしょう。
また、トーストにつけるのではなくパンに塗ってからトーストにするなどのアレンジも可能です。ジャムの手軽な食べ方を探している方には、トーストなどのパンと一緒に食べるのがおすすめです。
ロシアンティ
ロシアンティとは日本では紅茶の中にジャムを入れるものと思われていますが、実際には少し異なります。ロシアではジャムは別添えとなっており、ジャムを舐めながら紅茶を飲むとされています。
ジャムを紅茶に溶くと1種類のジャムで1杯の紅茶を飲むことになりますが、ジャムを舐めながらですと数種類のジャムを試すこともできます。ロシアンティにあう代表的なジャムを紹介するので、自分の好みにあうジャムを使ってロシアンティを楽しんでみてください。
- イチゴジャム
- ブルーベリージャム
- マーマレード
- バラジャム
イチゴジャム、ブルーベリージャムなどの甘酸っぱいジャムは紅茶との相性がよいと言われています。マーマレードをいれると、レモンティーのような爽やかな柑橘の風味が楽しめるので、レモンティーがお好きな方にはおすすめです。バラの花から作られたバラジャムは豪華な香りを与えてくれて、優雅なティータイムを演出してくれます。
紅茶の種類やジャムの種類を変えてみるのも楽しいでしょう。ジャムの甘みが紅茶を飲みやすくしてくれるので、紅茶に砂糖を入れて飲むという方にはロシアンティがおすすめです。
>>おすすめのブルーベリージャムと食べ方について詳しくはコチラ
サツマイモなどの甘露煮に
醤油、みりん、砂糖などで煮る甘露煮は、ジャムを使って作ることもできます。サツマイモ以外にもさんまの甘露煮でもジャムを使って作れるので、いつもの甘露煮とは少し風味を変えたいときに試してみてください。甘露煮と相性のよいジャムは以下のものです。
- オレンジのマーマレード
マーマレードは醤油との相性がよいので、砂糖のかわりにオレンジのマーマレードを使うことで甘く爽やかな味わいへと導いてくれます。艶々としたマーマレードが照りも出してくれるため、見た目にも美しい甘露煮を作りたい方におすすめです。
変わったジャムの食べ方
ベーシックなジャムの食べ方は既に試したという方もいらっしゃるでしょうから、ここからは少し変わったジャムの食べ方をご紹介していきます。意外な食べ方でも試してみると好みに合うこともありますので、気になった食べ方はぜひ試してみてください。
お酒の味付けに使う
お酒にジャムを入れることで、簡単にカクテルのような味わいを楽しむことができます。甘いお酒を飲みたいときや、ジャムが彩りも与えてくれるので、女子会やホームパーティーなどの華やかなお酒を用意したい場面におすすめです。
それぞれのお酒と相性のよいジャムをご紹介していきますので、お酒のアレンジを増やしたい方は参考にしてみてください。
焼酎に入れる
すっきりとした味わいの焼酎ですが、そのままでは飲みにくいときにはジャムを入れると甘みが加わり飲みやすくなります。もらい物や好みに合わなかった焼酎は放置せず、色々なジャムを入れて楽しんでみてはいかがでしょう。焼酎にあうジャムは以下のような種類です。
- マーマレード
- グレープフルーツジャム
- ゆずジャム
- イチゴジャム
グレープフルーツ、ゆずなどの柑橘類を原料にしたジャムや、マーマレードの爽やかな甘さは、焼酎のすっきりとした味わいと相性がよいとされています。ジャムを入れソーダで割ると、焼酎が苦手な方にも飲みやすくなるのでおすすめです。
より飲みやすくしたい場合には、イチゴジャムをヨーグルトや牛乳と一緒に入れてみると、マイルドな味わいに仕上げてくれます。先にイチゴジャムと焼酎を入れて溶き、上から静かにヨーグルトと牛乳を入れると2層に分かれ見た目も可愛らしくなるので、女性に喜ばれるでしょう。
日本酒に入れる
日本酒もジャムと相性のよいお酒です。ワインに果実を漬け込んだサングリアの日本酒バージョンは女性の間で人気ですが、ジャムを使うことで漬け込まずとも果実の風味や甘みを与えられるので、漬け込む時間のないときはジャムを入れてみるといいでしょう。相性のよいジャムの代表的なものは以下の通りです。
- あんずジャム
- グレープフルーツジャム
- ゆずジャム
- バラジャム
使用する日本酒は好みにもよりますが、甘口の方が相性がよいと言われています。甘酸っぱいあんずジャムや柑橘類の香りが爽やかなグレープフルーツ、ゆずのジャムは、日本酒の甘みとマッチしよりフルーティーでまろやかな味わいへと仕上げてくれます。
バラジャムは温めた日本酒に入れると華やかな香りを与えてくれるので、寒い日の夜におすすめの飲み方です。甘口の日本酒は飲みやすさが女性にも人気ですが、飲みやすさだけでなく華やかさも欲しいという方には、色彩豊かなジャムや香りのよいジャムを入れるのがおすすめです。
隠し味として使う
大容量のジャムを購入したものの、使い切るのに時間がかかりそうなときは料理の隠し味として使ってみてはいかがでしょう。フルーティーで甘みのあるジャムは、料理にいれることでまろやかでコクのある味わいへと仕上げてくれます。
いきなり料理にジャムを入れるのは不安という方もいらっしゃるでしょうから、相性のよい料理やジャムの使い方を簡単に紹介していきます。
カレーに混ぜる
ジャムを隠し味に使った料理を初めて作るという方には、カレーがおすすめです。市販のルーを使って作れるので味付けに失敗することもないですし、仕上げに少量のジャムを入れるだけなので手軽にジャムを使用できます。カレーと相性のよいジャムは以下のような種類です。
- イチゴジャム
- りんごジャム
- マンゴージャム
- マーマレード
あくまでも隠し味ですので、いれすぎないよう注意してください。カレーにはりんごを隠し味としていれたり、本格的な作り方ではマンゴーチャツネというものを入れることがあります。りんごやマンゴーチャツネの代わりにジャムを入れることで、フルーティーな甘みを与えカレーをまろやかに仕上げてくれます。
甘口のカレーを好む方やお子さんのいるご家庭におすすめですが、辛口のカレーでも味に深みを与えてくれます。フルーティーで風味豊かなカレーを好む方におすすめです。
肉の煮込み料理に
甘いジャムと肉という組み合わせは合わないように思えますが、実は相性がよくジャムを使った料理の定番でもあります。肉の煮込み料理と相性のよいジャムの種類の中でも、代表的なものは以下の通りです。
- マーマレード
- あんずジャム
- イチゴジャム
マーマレードは醤油との相性がよいので、ジャムを使った肉の煮込み料理の代表がマーマレード煮です。マーマレードを入れることでコクのある味わいとなり、肉もやわらかく仕上げてくれます。マーマレード以外にも、あんずジャムやイチゴジャムなどの少し酸味のあるジャムは、肉の煮込み料理との相性がよいとされています。
肉の種類は鶏肉と豚肉を使うのが一般的です。マーマレードそのものの味が整っているので、醤油を加えるだけで味付けができるため、色々な調味料を使って味付けをするのが苦手という方にもおすすめです。
ソースとして使う
鮮やかな色彩のジャムはソースとして使うと、料理に彩りを与え食卓を華やかに演出してくれます。どんな料理と合うのかわからないと使いにくいと思いますので、相性のよい食べ方をご紹介していきます。
揚げたチーズのソースに
カマンベールチーズのフライなど、チーズを揚げたものはお酒のつまみにも使えますし、子どもにも好まれる料理です。揚げたチーズはそのままでも美味しいですが、甘酸っぱいジャムのソースをかけても美味しくいただけます。相性のよいジャムは以下の種類です。
- イチゴジャム
- ラズベリージャム
- マーマレード
ソースとして使用する際は、ジャムを少量のお湯でのばしてください。チーズの塩気とジャムの甘酸っぱさが絶妙な味わいとなり、フルーティーな風味が揚げ物のしつこさを和らげてくれます。
複数の種類のジャムでソースを作っておくと、ホームパーティーなど人の集まる場にもぴったりのおしゃれな一品になります。味に変化も与えられるので、揚げたチーズを大量に作る機会のある方には特におすすめです。
じゃがいもにぬって食べる
あまり馴染みの無い食べ方でしょうが、実はじゃがいもとジャムも組み合わせによっては相性がよいとされています。ドイツではじゃがいもの団子にジャムを入れたり、じゃがいものパンケーキにジャムを添えるといった食べ方もされています。じゃがいもと一緒に食べるのに向いているジャムは以下の通りです。
- あんずジャム
- りんごジャム
- ブルーベリージャム
- イチゴジャム
ホクホクとしたじゃがいもの優しい味わいに、ジャムのフルーティーな甘みが加わることでおやつ感覚でいただけます。塩をかけて味をひきしめたり、サワークリームやチーズを添えるなどのアレンジも楽しめます。じゃがいもの変わった食べ方を試したい方にはジャムを塗るのがおすすめです。
>>おすすめのラズベリージャムと食べ方について詳しくはコチラ