定番から変わり種まで!ジャムの種類と特徴
イチゴ、ブルーベリーなどの定番の果物から野菜を使った変り種まで、様々なジャムが販売されています。珍しいジャムがあると食べてみたいと感じても、いざ購入するとなると好みに合うかわからず躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
原料となる果物や野菜によってジャムの味わいは変わってきます。味わいが異なれば相性のよい食べ方にも違いが出てくるので、それぞれのジャムの特徴を知っておくことで、ジャムの味だけでなく食べ方からもジャム選びができるようになります。
今回は選ぶ際の参考にもなる、ジャムの種類と特徴についてご紹介していきます。
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ジャムの種類一覧
ジャムは様々な果物から作ることができるため、たくさんの種類があります。季節の旬の果物や、その土地ならではの果物を使ったジャムも作られており、旅先で見つけた珍しいジャムはお土産にもぴったりです。
果物で作るジャムが一般的ですが、にんじんなどの野菜を使った少し変わったジャムも作られています。多くのジャムの中から、果物と野菜からできているジャムの種類と特徴を簡単にまとめて紹介します。
ジャムの種類 | 特徴 |
イチゴ | 豊かな甘みと爽やかなイチゴの香りが楽しめる、ジャムの定番 |
りんご | 綺麗な黄金色をした、甘酸っぱいリンゴの風味 |
梅 | すっきりとした酸味とフルーティーな梅風味の爽やかな味わい |
みかん | 甘くコクがありみかんの味わいを凝縮したようなフレッシュなジャム |
レモン | 甘みと爽やかな酸味が特徴的で、お湯に溶かして飲んでも相性がよい |
ぶどう | 芳醇なぶどうの香りと甘みが特徴。品種によっては少し酸味がある |
あんず | アプリコットとも呼ばれ、濃厚な甘みと酸味がケーキとよくあう |
いちじく | 香り高く、プチプチとしたいちじく特有の食感が楽しめるジャム |
ブルーベリー | 甘く濃厚な味わいで、濃い青紫色をしているため色づけにも使える |
ラズベリー | ほどよい酸味があり、鮮やかな赤い色をした華やかなジャム |
マーマレード | 柑橘類の爽やかな香りと、甘みの中に皮のほろ苦さが感じられる味わい |
桃 | 甘く瑞々しい桃の味わいで、酸味のあるヨーグルトと相性がよい |
カシス | 甘酸っぱい味わい。目によいと言われているアントシアニンが豊富 |
マンゴー | とろけるような甘さがあり、カレーの隠し味にも使える |
クランベリー | 酸味のあるさっぱりとした味。製品によってはほのかな渋みがある |
ルバーブ | 赤色、緑色、茶色の3色があり、甘酸っぱい味わいのジャム |
かぼちゃ | かぼちゃ特有のやわらかな甘みが特徴的な、優しい味わい |
さつまいも | さつまいも風味の優しい甘みで、コクのあるバターと相性がよい |
トマト | 鮮やかな赤色をした、爽やかな甘みのジャム。肉料理にも使える |
枝豆 | 上品な甘みと枝豆の爽やかな香りが特徴で、白玉とも相性がよい |
にんじん | 綺麗なオレンジ色で柔らかな甘みがあり、にんじん臭さがなく食べやすい |
代表的なジャムの特徴
ジャムにはたくさんの種類がありますが、その中でも代表的なジャムの特徴をより詳しくご紹介します。それぞれのジャムの相性のよい食べ方も紹介しますので、いつも同じ食べ方で少し飽きてしまっているという方は参考にしてください。
イチゴジャムの特徴
ジャムの中でも最も定番で、日本でも多くの製品が作られているのがイチゴジャムです。甘く爽やかなイチゴの香りと、フルーティーで甘みのあるイチゴの風味は、世代を問わず食べやすい味わいとなっています。
食べ方としては定番のパンやヨーグルトと一緒に食べる以外にも、少し変わった食べ方ではチーズとの相性もよいと言われています。チーズケーキなどのチーズを使ったスイーツだけでなく、チーズトーストにイチゴジャムをのせても甘みと塩気が絶妙な味わいへと仕上げてくれます。
また、イチゴジャムは製品数が多いため糖度の低い製品や砂糖不使用の製品も入手がしやすく、健康のために砂糖を控えたい方やダイエット中の方にもおすすめの種類です。
りんごジャムの特徴
りんごジャムは甘酸っぱいリンゴの風味と優しい甘みで、小さなお子さんも食べやすい味わいが特徴です。トーストに塗ったりヨーグルトにかけるといった定番の食べ方以外にも、アップルパイを作る際に使うこともでき、お菓子作りにも使用しやすいジャムとなっています。
果物のりんごは料理にも隠し味として使われることが多いですが、りんごジャムで代用できる場合もあります。カレーの隠し味に少量入れるとふくよかな甘みが、やわらかく深みのあるカレーへと導いてくれます。他にも肉料理のソースや、オリーブオイルと酢やレモン汁、塩とあわせるとドレッシングが出来上がります。
りんごは日本での栽培も盛んで秋頃になると、お店にはたくさんの新鮮なりんごが並びます。価格もお手ごろでジャム用に多めに購入もしやすいので、家庭で手作りジャムにチャレンジしたい方におすすめです。
梅ジャムの特徴
酸っぱい食べ物の代表と言える梅と甘いジャムは結びつかないという方もみえるかもしれませんが、梅ジャムもジャムの中では定番の種類です。フルーティーな梅に砂糖を加えて煮詰めているので、甘酸っぱく梅風味が広がる味わいとなっています。
梅ジャムは他のジャムと同じようにパンやヨーグルトとあわせてもいいですが、ドリンク作りにも使用できます。暑い日には炭酸水に溶くと簡単に梅ソーダができますし、冬にはお湯で溶くだけで美味しくいただけます。酸味があり飲みづらい場合には、はちみつを加えるといいでしょう。
梅の風味が口の中いっぱいに広がり、甘酸っぱい味わいが堪能できるので甘いだけのジャムは苦手な方にもおすすめです。
ブルーベリージャムの特徴
ブルーベリーのコクと甘みが感じられる濃厚な味わいのジャムなっており、色が濃い青紫色をしている点も特徴です。ヨーグルト、レアチーズケーキなど白い食べ物にかけると、綺麗な紫色で彩りを与えてくれます。
食べ方としては先に述べたヨーグルト、レアチーズケーキと相性がよいですし、ジャムの定番の食べ方でもあるパンにもよくあいます。綺麗な色をしているため色付けにも使用できますが、色付けに使う場合には注意が必要です。
ブルーベリージャムの特徴の青紫色はブルーベリーに含まれるアントシアニンに由来しており、アントシアニンはレモン汁などの酸性に反応すると赤くなり、卵や重曹などのアルカリ性に反応すると緑色になります。
製品によって含まれているアントシアニンの量にも違いがあるため、色の変化にも多少の差がみられます。この性質を上手に利用すると、緑色のケーキなど見た目にも楽しいお菓子も作れるので、カラフルなお菓子を作るのが好きな方にブルーベリージャムはおすすめです。
>>おすすめのブルーベリージャムと食べ方について詳しくはコチラ
マーマレードジャムの特徴
マーマレードは柑橘類を原料に作られているため、柑橘類特有の爽やかな香りが広がります。味わいはフレッシュな果実の甘さだけでなく皮のほろ苦さも楽しむことができ、すっきりとした後味が特徴です。
他のジャムと同様にパンやヨーグルト、アイスクリームなどと一緒に食べても美味しいですし、ソーダ水や紅茶に入れても美味しいドリンクができあがります。また、マーマレードは砂糖の代わりとして料理にも使用可能です。
鶏肉や豚肉との相性がよいので煮込む際に加えたり、照り焼きに使用すると美味しいだけでなくお肉を柔らかくする効果も期待できます。肉料理以外にも漬物にも使えるので、料理に砂糖の代わりに使えるジャムを探している方はマーマレードがおすすめです。
ルバーブジャムの特徴
ルバーブは食材としてはあまり馴染みがないかもしれませんが、野菜から作られるジャムの中でも代表的なものがルバーブジャムです。ルバーブは酸味があるためジャムにすると甘酸っぱい味わいとなります。使うルバーブによって赤、緑、茶の3色の製品が存在する、カラフルな点も特徴です。
ヨーグルトと一緒に食べるのがルバーブジャムの定番です。ヨーグルトの酸味とルバーブジャムの甘酸っぱさは、相性がよいとされています。チーズにもよくあうので、チーズケーキにいれると甘酸っぱい風味を与えてくれます。
すっきりとした甘酸っぱい味わいなので、しつこい甘さが苦手な方や男性も食べやすいジャムです。ルバーブは食物繊維が豊富に含まれているため、便秘に悩む方にもおすすめです。