本当に美味しい!豆腐好き必見のおすすめ豆腐ランキング
多くの食卓でそのままの形、あるいは様々な料理となって並ぶ豆腐、好きな方も多いと思います。その豆腐も食べるのであれば美味しいものを食べたいですよね。豆腐には種類があり、その種類でも味が分かります。
さらに販売されている豆腐も様々なメーカーが豆腐を作っており、味も食感も異なっています。そこでこちらではおすすめの豆腐ランキングをご紹介していきます。
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美味しい豆腐とまずい豆腐の違い
豆腐というのはどこで美味しさが変わるのでしょうか?もちろん種類によっても違いは出てきますが、それは味や食感であり好みになります。そうではなく本当に美味しい豆腐とまずい豆腐の違いです。
この美味しさを決めるのが凝固剤の種類と打つタイミングになります。
まず最近の3丁100円などの豆腐は凝固剤ににがりではなく、グルコノデルタラクトン(GDL)というものを使っています。この凝固剤は化学的に作られたもので、少ない大豆からも効率よく大量の豆腐を作れる特徴があります。
ただこれだけ大量に作ると1つの豆腐の味が薄くなってしまいます。またこの豆腐を煮ると中の凝固剤が抜けてしまい、すかすかのまずい豆腐になってしまいます。それに対しにがりを使った豆腐は、大量の大豆を使って少量しか作れないものの、しっかりと味が詰まった豆腐が出来、煮るとやわらかくなる製品が出来上がります。
凝固剤を打つタイミングは本来、豆乳の状態を見て行うものです。言うなれば職人の見る目が試される部分になります。しかし工場では完全に自動ライン化されているので、凝固剤も自動で投入されます。それでもそれなりのものはできますが、やはり状態を見極め最適なタイミングで入れたものが最も美味しい豆腐になるのです。
スーパーなどでも美味しい豆腐に出会う事は可能です。その際、栄養成分表示を見てください。安くてまずいものはこの栄養成分表示がありません。この表示があるものをまず探し、その中でもタンパク質の数値が高く、凝固剤ににがりを使用している商品を選んでください。
豆腐の種類
さて見分け方はご紹介しましたが、豆腐の中にも種類があり、その特徴によって好みが分かれます。普段は「木綿豆腐」か「絹ごし豆腐」を食べることが多いかもしれませんが、似たような味や食感として「ソフト豆腐」と「充填豆腐」というものがあります。
特徴は1つずつ簡単にご紹介していきますが、絹ごし豆腐を食べていると思っていて、実は充填豆腐を食べていたなんてことがあるほど似ているものもあるので、気を付けて食べてみてもいいかもしれません。
>>豆腐の種類と特徴
木綿豆腐
木綿豆腐は最も一般的な豆腐であり、普通豆腐とも呼ばれる製品です。豆乳を生成し、凝固剤を使うところまでは他の豆腐と同じなのですが、固めた豆乳を崩しながら枠に流し込み圧搾成型という中の水分を抜く成型の仕方をします。
そのため水分が一番少ない豆腐となり、栄養分が凝縮されています。大豆本来の味が活き非常に濃い風味で、固めの食感が特徴の豆腐となっています。
絹ごし豆腐
絹ごし豆腐も木綿豆腐同様よく使われる豆腐です。こちらは木綿豆腐と違い圧搾成型をしないため、水分が豊富となっています。
その分、同体積内の栄養成分の量は木綿豆腐より少なめとなっています。4種類の豆腐の中では最も糖質が多く、ほのかな甘みがあり、やわらかくなめらかできめ細かい食感が特徴となっています。
ソフト豆腐
ソフト豆腐は木綿豆腐の製造過程で枠に入れる前の固まった豆乳を崩さず入れるため、やわらかく仕上がった木綿豆腐の一種となる豆腐です。
そのため固さは木綿豆腐と絹ごし豆腐の中間にあたる固さになります。圧搾していないため水分も木綿豆腐より多めで、同体積内の栄養素は少なくなっています。そのためそれほど濃い味はしませんが、大豆の風味を感じられる味となっています。
充填豆腐
こちらは上記の3つと製造方法が違います。成型時に枠を使わず、にがりを打った豆乳を保存用の容器に直接充填し、密閉加熱をして固め完成させます。
そのため生菌がほとんどおらず、保存期間が短い豆腐の中では珍しく、開封さえしなければ10カ月も保存できる豆腐となっています。
こちらも栄養素の量はソフト豆腐とそれほど変わりませんが、糖質は多い方です。そのため絹ごし豆腐に似た味わいのある豆腐となっています。
本当に美味しい豆腐ランキング:TOP10
それでは美味しい豆腐をランキング形式でご紹介していきましょう。ランキングとは言うものの正直なところ甲乙付け難い豆腐ばかりです。上位8位まではどれも手作りとなっており、その美味しさは目を見張るものがあるはずです。
商品によってはお店に出向かないと買えないものもありますが、本当に美味しいものをご紹介していますので興味がある方は是非足を運んでみてください。
第1位:富成伍郎商店 / 手塩にかけた伍郎のきぬ
2015年に行われた「日本一旨い豆腐の品評会」にて金賞を受賞した豆腐になります。木綿豆腐特有の水分が少ない豆腐となっていますが、この豆腐は特に水が少ない製品となっています。
地下水を汲み上げ、きれいで美味しい水で作られているため、クリーミーでコクがありながらもきめ細かい食感となっています。大豆由来の味を最大限に活かしながら、まるで木綿ではないような食感を持つこだわりの豆腐として仕上がっています。
残念ながらネット販売はされていませんが、1丁194円と購入しやすい金額なのもポイントです。味や食感が優秀で価格も安めということで1位とさせていただきました。
ちなみにこの豆腐以外に、農林水産省最高賞を5回受賞した「安曇野もめん豆腐」と長野県知事賞を2回受賞した「安曇野きぬ豆腐」も販売されています。
第2位:豊産商事株式会社 / 菜の花とうふ もめん・きぬ
菜の花豆腐の木綿豆腐「もめん」および絹ごし豆腐「きぬ」になります。こちらも上記の品評会にて銀賞および銅賞を獲得した豆腐になります。
全ての工程を手作業で行い、豆乳の濃度や温度、成熟時間などにこだわりを持って全て最適な状態に出来るよう注意を払って作られた豆腐となります。そのため日々の微妙な変化にも対応し美味しい豆腐を作り上げています。
地元鴨川の天然水にあうものを厳選し、大豆には宮城県の「ミヤギシロメ」、にがりには伊豆大島の「海精にがり」を使用しており、材料にもこだわりをもっています。
食感はなめらかで濃厚な大豆の味を楽しめ、何もかけなくても美味しい豆腐に仕上がっています。一部通販が取り扱われていますが、「枝豆風味・梅じそ風味・ごま・ゆず・あずき・おぼろ」と味付きのものとなっているので注意してください。
第3位:平野豆腐 / 京トーフ 平野屋
京都三大旅館に豆腐を出している老舗の豆腐屋の木綿豆腐です。
平野豆腐の木綿豆腐は、木綿であることを忘れるほど滑らかな舌触りになっています。これは京都の美味しい地下水を使い、季節によって大豆の状態を見定めながら製造しているため、木綿でありながらなめらかに仕上がっているそうです。
防腐剤などは一切使われておらず、油揚げや厚揚げなどもとても美味しくて、家で調理して食べるのが楽しみな豆腐になっています。
第4位:株式会社五右衛門 / 石臼とうふ
名水百選にも選ばれた神奈川県丹沢大山の地下水を使用し、厳選した国産大豆を石臼で挽いた五右衛門の木綿豆腐です。石臼で挽き釜焚きで作ることから手作りの中でも特に特徴的な豆腐となっています。
一般的な豆腐とは色が違い、白というより黄色みがかったクリーム色となっているのが特徴です。食べてみると味も香りも濃厚で、調味料は何もかけずにいただくのが一番美味しいです。
味わい濃厚で後味の良さまで最高級、さらに鍋に入れて加熱しても非常に美味しい豆腐となっています。
第5位:賀茂とうふ 近喜 / にがり絹ごし豆腐
「賀茂とうふ近喜」は、国内産の大豆を独自に配合し、一つ一つ個性ある豆腐を作り出してる豆腐屋です。そのなかでもにがりを使った絹ごし豆腐は豆腐本来の甘みとコクをしっかり感じれる味だそうです。お土産にも喜ばれること間違いなしです。
この豆腐屋は一般的な豆腐だけでなく、絹ごし豆腐や木綿豆腐以外にも「ゆず豆腐」「みかげ豆腐」「おむぎ豆腐」「緑雨(りょくう)豆腐」など変わった一品を楽しむことができるので足を運べば、様々な豆腐に出会えること間違いなしのお店でもあります。
第6位:京とうふ藤野株式会社 / 京名物冷やっこ
この豆腐は、通常の生豆腐よりも日持ちするよう製造した充填豆腐です。豆腐ならではの独特な風味や旨味は全く感じられませんが、食べてみるとふんわり柔らかい触感とクリーミーさはあるものの、何か物足りなさを感じます。
豆腐本来の味わいを期待するとがっかりするかもしれませんが、裏を返せばどのような味付けでも受け入れてくれる豆腐となっています。
だし汁に大根おろしであっさりいただくのもいいですし、ポン酢などの香りある調味料を合わせても十分美味しく楽しめます。
第7位:井川とうふ店 / 徳松豆腐
表面は少し固めですが、中はふんわり旨さを封じ込めてあるのが特徴の豆腐となっています。代々の製法を守り、豆腐造りのノウハウと秘伝が伝えられた結果出来上がった豆腐となっています。そのため食べた人たちもどこか懐かしい味を堪能しているようです。
また木綿豆腐らしからぬやわらかさから、独特の固さが苦手な人からも好評を得ています。通販などは行っていませんが、手作りながらリーズナブルで新鮮な豆腐をいただけます。
第8位:桑原豆腐店 / 充填こいくち
独自の製法にて極濃な豆乳を製造し、低温にて深層海水天然にがりを加えて作られた豆腐になります。極濃な豆乳のおかげで非常に濃厚な大豆の味を堪能でき、なめらかな食感が食べやすさに繋がっています。
すっと口に入り口当たりは非常にまろやかで、後味がしつこくなく濃厚さが癖になりそうなほどの豆腐に仕上がっていると絶賛されています。
第9位:紀ノ國屋プライベートブランド / 麗峰
スーパー最大手「紀伊国屋」のプライベートブランドとして販売されている絹ごし豆腐になります。水ともに上質な材料を使っているのですが、絹ごし豆腐特有の水っぽさが残る豆腐です。決して不味くはありませんが、上記の手作り豆腐に比べるとどうしても見落とりしてしまいます。
しかしその水っぽさを活かし新鮮なうちに塩でいただく事もできますし、水切りをしっかりして水っぽさを軽減することも可能です。水分が多いということは、それだけやわらかくなめらかなに仕上がっている証拠でもあるので、そこを活かすと美味しくいただける豆腐です。
第10位:相模屋食品株式会社 / なめらかきぬ
こちらは98円と非常にリーズナブルな絹ごし豆腐です。100円以下の豆腐の美味しさは様々で先述した凝固剤などの問題で味は期待できないことが多いですが、こちらの豆腐はとても優秀な仕上がりとなってます。
ここまでご紹介した豆腐のような際立つ美味しさはないのですが、昔食卓に出てきたような安心感がある豆腐です。
冷奴であればたっぷりの鰹節と醤油をかけるといいです。また味噌汁、サラダ、水切り豆腐として使う場合に一番使いやすいかもしれません。使用の仕方次第でどのような美味しさにも変化することが可能な豆腐となっています。