【2015年版】日本一美味しい豆腐が買えるお店まとめ
スーパーなどの食料品売り場で手軽に買える豆腐ですが、多くは工場などで大量生産されたものです。もちろんそれも美味しいのですが、いまだ古くからの手法を守り、あるいは改良して人の手で作られた豆腐があることをご存知でしょうか?
その美味しさを競う品評会というものが毎年開催されており、腕に自信のある豆腐職人の方々が、自信作を持ってこの品評会に出品します。こちらでは2015年に行われた品評会から、日本一美味しい豆腐が買えるお店をご紹介します。
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『日本一旨い豆腐を決める』品評会とは?
日本一旨い豆腐を決める品評会、ということで豆腐の品評会が開かれたわけですが、こちらはこのイベントだけで行っているわけではありません。
京都府豆腐油揚商工組合が主催して開催されたイベントで。元々第5回ニッポン豆腐屋サミットin京都の中の企画の1つです。
ニッポン豆腐屋サミットは、「豆腐事業者や豆腐業界の明日を担う若手後継者、業界関係の皆様に垣根を越えて広くご参集いただき、相互交流を図るとともに、明日の豆腐業界を語り合い地域と業界の活性化につなげていく」ことを目的に開催されています。
2015年の日本一旨い豆腐
このイベント自体これが日本初ということで第1回目の開催となります。2015年6月20日(土)にリーガロイヤルホテル京都において行われた標記品評会になります。
先述の京都府組合と全豆連後援のもと、全国29都道府県77事業者から128点がエントリーした品評会となりました。
内訳は木綿豆腐52点、絹ごし豆腐56点、充填豆腐20点、他参考出品10点となっています。この中から完全ブラインドにより、外観・香り・味・食感の4つの項目について評価し、2015年の日本一旨い豆腐を決めようというイベントとして開催されました。
第1位(金賞):手塩にかけた伍郎のきぬ
合名会社「富成伍郎商店」 の絹ごし豆腐になります。地下水を汲み上げ、きれいで美味しい水で作られているため、クリーミーでコクがありながらもきめ細かい食感となっています。
大豆由来の味を最大限に活かしながら、まるで絹ごし豆腐特有のやわらかくなめらかで非常にきめ細かい仕上がりとなっています。
品評会でも滑らかで艶があり、固まり方にムラがない見た目、口に含んだ時や飲み込んだ時に鼻で感じられる香り、甘さやコクといった味、舌触りや喉ごし、コシなどが評価されました。
これを食べた方々はもう市販の豆腐には戻れないほどの味わいという声も挙がっています。また絹ごし豆腐は水分を多く含むため水っぽくなってしまうのですが、こちらは水分が市販のものより少なく、絹ごし豆腐ながらも豆腐のしっかりとした味わいをいただけると好評です。
- 住所:〒390-0316 長野県松本市原90-3
(店名:富成伍郎商店) - 営業時間:9:00~18:00(日曜定休)
- 電話:0263-87-8584
第2位(銀賞):菜の花とうふ もめん
豊産商事株式会社が販売する「菜の花とうふ もめん」と名付けられた木綿豆腐です。
全ての工程を手作業で行い、豆乳の濃度や温度、成熟時間などにこだわりを持って全て最適な状態に出来るよう注意を払って作られた豆腐となります。そのため日々の微妙な変化にも対応し美味しい豆腐を作り上げています。
地元鴨川の天然水にあうものを厳選し、大豆には宮城県の「ミヤギシロメ」、にがりには伊豆大島の「海精にがり」を使用しており、材料にもこだわりをもっています。
食感は木綿豆腐らしからぬなめらかさを持ち、大豆由来の濃厚な味わいを持った豆腐に仕上がっています。
- 住所:〒296-0121 千葉県鴨川市大川面1009-1
(店名:菜の花とうふ) - 営業時間:10:00~18:00
- 電話:04-7097-1787
第3位(銅賞):菜の花とうふ きぬ
こちらも豊産商事株式会社が販売する「菜の花とうふ きぬ」と名付けられた絹ごし豆腐になります。
同じ販売店から銀・銅とダブル受賞となりました。木綿豆腐と違い水分が多いので、よりやわらかくなめらかな舌触りが特徴的な豆腐となっています。市販のものより甘みが強いのも特徴で、食べた人はデザートにしてもいいというほどの味わいです。
なめらかな舌触りも好評で、絹ごし豆腐の食べやすさがさらに際立った商品として人気となっています。
- 住所:〒296-0121 千葉県鴨川市大川面1009-1
(店名:菜の花とうふ) - 営業時間:10:00~18:00
- 電話:04-7097-1787
特別賞
特別賞は出品された豆腐が多かったため、総合の賞とは別に各種豆腐に分け、木綿・絹ごし・充填豆腐のそれぞれのトップを決めるという形で設置された賞です。
もめん豆腐部門:徳松豆腐
大阪にある井川とうふ店が生んだ木綿豆腐です。表面は少し固めですが、中はふんわり旨さを封じ込めてあるのが特徴の豆腐となっています。
代々の製法を守り、豆腐造りのノウハウと秘伝が伝えられた結果出来上がった豆腐となっています。そのため食べた人たちもどこか懐かしい味を堪能しているようです。
また木綿豆腐らしからぬやわらかさから、独特の固さが苦手な人からも好評を得ています。
- 住所:〒559-0001 大阪市住之江区粉浜3丁目9-22
(店名:井川とうふ店) - 営業時間:7:30~19:00
- 電話: 06-6671-1822
絹ごし豆腐部門:清里高原 きぬごし
絹ごし豆腐部門を制覇したのはこの山久食品が生んだ「清里高原 きぬごし」という絹ごし豆腐になります。
豆乳濃度約14%で作られた絹ごし豆腐独特のなめらかな口当たりの製品として仕上がっています。また7Bサイズという珍しい大きさで、500gの販売となっているのも特徴です。
濃厚な豆乳であるため、絹ごし豆腐ながらしっかりとした味わいとなっているのが好まれているようです。
- 住所:〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545-264
(店名:清里高原 だいずや) - 営業時間:10:00~17:00
- 電話:0551-48-5571
充填豆腐部門:充填こいまろ
有限会社村のおっさんという何とも変わったネーミングのお店が作り上げた充填豆腐になります。
もともとは寄せ豆腐である同社の「こいまろ」を充填豆腐に改良したものです。独自の製法にて極濃な豆乳を製造し、低温にて深層海水天然にがりを加えて作られた豆腐になります。
極濃な豆乳のおかげで非常に濃厚な大豆の味を堪能でき、なめらかな食感が食べやすさに繋がっています。
元のこいまろを求めてこの店に行かれる方も、長期の保存期間も相まってこちらも一緒に購入されるほどです。
すっと口に入り口当たりは非常にまろやかで、後味がしつこくなく濃厚さが癖になりそうなほどの豆腐に仕上がっていると絶賛されています。ただ豆乳などが苦手な人だと少し濃く感じるかもしれない、という声も挙がっていました。
- 住所:〒771-4102 徳島県名東郡佐那河内村上字宮前64-3
(店名:(有)村のおっさん桑原豆腐店) - 営業時間:8:00~20:00(日曜定休)
- 電話:088-679-2409