こだわりの1杯!本当に美味しいコーヒーの入れ方
本当に美味しいコーヒーを入れるにはどうしたらいいのか。まず良いコーヒー豆を用意すればいいと思う人も多いと思いますし、入れ方の手順を覚えれば良いと思っている人も多いでしょう。たしかにそれも非常に大事です。
しかし美味しいコーヒーを入れるには良いコーヒー豆を用意するだけでなく、挽き方や入れ方、適したカップなどなどいくつかのポイントを抑える必要があります。
特に難しい技術や知識が必要なわけではないので、初心者でもポイントさえ抑えておけば至極の1杯を入れることも十分に可能です。ここではそんな本当に美味しいコーヒーの入れ方を紹介していますので、ぜひ至極の1杯を入れる為の参考にしてみてください。
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美味しいコーヒーの入れ方のポイント
美味しいコーヒーを入れるには以下のポイントをクリアする必要があります。
コーヒー自体だけでなく、水や使用するカップにもこだわることによっていつもとは違う本当に美味しい1杯を入れることができるようになります。
ここからそれぞれのポイントについて解説していくので参考にしてみてください。
美味しいコーヒー豆の選び方
最初にして最重要と言っても過言ではないのがコーヒー豆の選び方です。銘柄だけに目が行きがちですが、他にも美味しいコーヒーを入れるために大事なポイントがあるので紹介していきます。
美味しいコーヒーを入れる為の道具の有無
まずは確認したいのがコーヒーを入れる道具があるかどうかです。コーヒー豆があっても、豆を挽くためのミルがなければコーヒーを入れることができませんよね。自分がどんなコーヒー豆なら入れることができるか確認してください。
コーヒーを入れる道具を持っていない場合
お湯だけでコーヒーを入れることができるドリップバッグタイプを選んでください。コーヒー豆の選択肢に限りはありますが手軽に飲むことができます。
ドリップもできず、コーヒー豆を挽けないのにコーヒー豆自体を買ってもコーヒーを入れることはできないので、道具が何もない人はドリップバッグを用意するようにしましょう。
ドリップコーヒーを入れる道具がある場合
挽いたコーヒー豆でコーヒーを入れることができます。銘柄はもちろん、焙煎度合も選んでみましょう。しかし挽いてしまったコーヒー豆は劣化するので、購入する量には注意が必要です。
自分でドリップできるならドリップバッグは使わない方が美味しく入れることができます。コーヒーポットなどを用意してコーヒー豆を活かせるように入れるようにしましょう。
ドリッパーや豆を挽くミルを持っている場合
コーヒー豆自体を購入してコーヒーを入れることができます。飲む分だけ挽けばいいので劣化することがなく、購入する量をさほど気にする必要がありません。挽き具合を毎回調節できるのも魅力です。
コーヒーを入れるのに必要な道具の有無を確認しつつ、自分の環境に合わせてコーヒー豆の種類を選んでください。以下のリンクで詳しく紹介しているので気になる人はチェックしてみてください。
コーヒー豆の産地(銘柄)の特徴
美味しいコーヒーを入れるためには、どのコーヒー豆を使うのか、またどのコーヒー豆が自分の好みと合っているのかを知っておくことは重要となります。
主要なコーヒー豆の銘柄の特徴を以下で紹介していきます。他にも美味しいコーヒー豆の銘柄はたくさんあるので気になる人は以下のリンクをチェックしてみてください。
数あるコーヒー豆の銘柄の中でも、美味しいコーヒーを入れるために知っておきたい代表銘柄の特徴を簡単に説明しておきます。
ブルーマウンテン
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高級コーヒー豆として非常に有名で高価なのがブルーマウンテンです。苦み・香り・甘み・酸味などすべてのコーヒーの良さを併せ持つといわれるコーヒーの王様といわれているコーヒー豆です。
モカ
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フルーツのような香りと酸味、甘みとコクを持っているのがモカです。イエメン・エチオピア産で名前に違いがあり、イエメン産は「モカマタリ」、エチオピア産は「モカハラー・モカシダモ」という銘柄です。
コロンビア
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甘い香りとまろやかな酸味が特徴であり、マイルドコーヒーの代名詞とされている銘柄です。粒が大きいスプレモと粒が小さめのエキセルソに分けられます。
マンデリン
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インドネシア・スマトラ島で生産されている高級銘柄です。インドネシアではロブスタ種がポピュラーですが、スマトラ島のマンデリンはアラビカ種です。
酸味が弱く、深いコクと柔らかい苦みを持っているのでバランスが非常に良く、カフェオレにも向いている銘柄です。
ブラジルサントス
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コーヒーらしい味わいを持ちながらもあっさりしており、クセがない味わいが特徴です。ブレンドコーヒーとしてもよく使われています。品質が良いものから順にNo.2~No.8までランク付けされています。
美味しいコーヒー豆の挽き方
コーヒーは、コーヒー豆の挽き方によって味や香りに大きな影響を与えます。コーヒー豆を挽くための道具であるコーヒーミルや挽き方のポイントを紹介していきますので、美味しいコーヒーを入れるためにも自分に合ったコーヒー豆の挽き具合を覚えておくと良いでしょう。
コーヒーミルの選び方
電動ミル | 手動ミル |
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コーヒーミルには大きく分けて2種類あります。
- 【電動式コーヒーミル】
名前の通り自動でコーヒー豆を挽いてくれるので手間がかからずたくさん挽くことができる。 - 【手動式コーヒーミル】
独特の手ごたえや雰囲気、コーヒーの芳醇な香りを感じることができます。
電動式コーヒーミルは電源の確保が必要な上に音がうるさかったりするデメリットがありますが、非常に便利で楽なのでこだわりがなければ電動式コーヒーミルを選んだほうがいいでしょう。
もちろん挽くこと自体を楽しみたい人や雰囲気、コーヒーの香りを楽しみながらゆっくりコーヒー豆を挽きたいなら手動式コーヒーミルが向いてます。こだわり派の人の中には「電動だとモーターの熱が出るため手動ミルの方が入れたコーヒーが美味しい」とおっしゃる方もいます。
機能性だけではなくデザイン性も大事なポイントです。特に手動式コーヒーミルは雰囲気も楽しむことができるアイテムなので、インテリア性にこだわる人も多いです。
最後に大事なのが手入れの簡単さです。機能やデザインばかりを優先してしまうと手入れが面倒になってしまい、段々使わなくなっていく可能性があります。機能・デザイン・手入れの3つのポイントが重要であることを覚えておきましょう。
コーヒー豆の挽き方一覧
コーヒー豆は挽き方によって適した入れ方があるので、美味しいコーヒーを入れるために参考にしてみてください。基本的に細かいほど味わいが濃くなり、粗いほどあっさりした味わいになると思ってください。あとは入れ方による抽出のスピードで味や香りに違いが出てきます。
挽き方の横の番号は挽き目の数字で、数字が小さいほど粒が細かくなります。自宅で挽く場合は問題ありませんが、ショップによって違いもあるので確認するようにしてください。
挽き方 | 粒のサイズ(メッシュ) | 特徴 | 適した入れ方 |
極細挽き(2、3番) | 「白砂糖」ほど | 苦みが非常に強い | マキネッタ エスプレッソマシン |
細挽き(5、6番) | 「白砂糖」と「グラニュー糖」の中間 | 苦みとコクが強い | ウォータードリップ ペーパードリップ |
中細挽き(7、8番) | 「グラニュー糖」ほど | 一般的でバランスが良い | ペーパードリップ コーヒーメーカー |
中挽き(9~11番) | 「グラニュー糖」と「ザラメ」の中間 | 雑味がなくクリアな味 | サイフォン ネルドリップ |
粗挽き(12、13番) | 「ザラメ」ほど | 苦みが少な目で酸味がやや強い | パーコレーター フレンチプレス |
自宅にコーヒードリッパーがあるという人は中細挽きを選んでください。コーヒーメーカーを持っている人も同様です。粒が小さくなるにつれて苦みが強くなっていくので、表を参考に自分の好みで調整してみてください。
詳しくは以下のリンク先で確認できるので気になる人はチェックしてみてください。
美味しいコーヒーの入れ方
コーヒー豆の良さを活かせるかどうかは入れ方にかかっていると言っても過言ではありません。以下では自宅でのコーヒーの入れ方で一般的なペーパードリップでの入れ方を紹介していきます。
コーヒードリッパーの選び方
カリタ式 | メリタ式 |
ハリオ式 | コーノ式 |
まずコーヒードリッパーにはいくつか種類があるので紹介していきます。
- カリタ式コーヒードリッパー
形状が台形で穴が3つ。雑味が出づらくクリアな味わいにしやすい。何回かに分けてお湯を注ぐので湯量の調整にコツが必要。 - メリタ式コーヒードリッパー
形状が台形で穴が1つ。じっくりと抽出することができ、一度でお湯を入れるだけでいいので一定の味わいにしやすい。 - ハリオ式コーヒードリッパー
形状が円錐で大きめの穴が1つ。抽出を注ぐ湯量で調整する。注ぐ湯量によって味わいの調節が比較的しやすい。 - コーノ式コーヒードリッパー
形状が円錐で大きめの穴が1つ。中心からコーヒーを抽出していくので比較的濃いめに入れやすい。
それぞれ入れることができるコーヒーに特徴があり、入れ方にも違いがあります。どんなコーヒーが好みなのかによってコーヒードリッパーを選んでみてください。
どのタイプのコーヒードリッパーにするか決まったら使用している素材も気にしてみましょう。リーズナブルで使いやすい素材のものや、コーヒーをより一層美味しく入れることができる素材のコーヒードリッパーもあります。
ドリップコーヒーの入れ方手順
- まずは必要な道具を用意し、ドリッパー・サーバー・ポットを温めておきましょう。
- 汲みたての水道水を使ってお湯を沸かしてください。沸騰したら火を止めてください。お湯の「ボコボコ」がなくなると95℃程度になっています。
- ペーパーをドリッパーにしっかりとセットし、コーヒーをドリッパーに入れます。
- まずは「蒸らし」を行います。急にお湯を注がずに、コーヒーにお湯を優しく乗せるようにして満遍なく少しずつ注ぎます。
- コーヒー全体にお湯を馴染ませたら20秒ほどそのままにして蒸らします。
- 蒸らしが終わったら80mlほどお湯を、ゆっくり「の」を描きながら優しく注いでください。
- ドリッパーの中のお湯が1/3程度になったら、さらに40mlほど注ぎます。
- ドリッパーのお湯が全部サーバーに落ち切る前に、残りのお湯を調節しながら注ぎます。
- 出来上がったコーヒーをサーバーからカップに注いで完成。コーヒーは劣化するので、美味しいうちに早めに飲みきりましょう。
美味しいドリップコーヒーを入れるコツ
コーヒーを入れる時は以下のポイントが挙げられます。コツさえつかめば美味しいコーヒーを入れることができるようになります。
- 事前にコーヒーを入れる道具を温めておく。
- お湯の温度に注意。若干低めが苦みがあまりなく飲みやすい。
- 蒸らしを行う。
- お湯を注ぐ時は「の」を描くようにする。
美味しいコーヒーを入れる水の選び方
コーヒー豆や挽き方、入れ方に目が行きがちなコーヒーですが、水選びもコーヒーの味わいに大きな影響を与えます。近年ではペットボトルでの水の種類も増えており、硬水や軟水という言葉も良く聞くようになったのではないでしょうか。
ではどんな水がコーヒーを入れるのに相性がいいのか紹介していきます。
軟水と硬水によるコーヒーの味の違い
水は溶けこんでいるミネラル量によって大きく硬水と軟水に分けることができ、ミネラルの含有量が多い方が硬水です。それぞれの水でコーヒーを入れた時の特徴を比較してみましょう。
- 軟水
マイルドであるものの酸味を感じやすいコーヒーになる。コーヒーに与える影響が比較的少ない。 - 硬水
ミネラル成分がコーヒー成分に反応してしまい、苦みが強くなったり水色が変化したりする。
日本の水道水は美味しいコーヒーに最適!
軟水でもいいのですが、どんな水が1番適しているかというと水道水です。美味しいコーヒーを入れるとなると「いい水」を使った方がいいイメージがあるかもしれませんが、日本の水道水の硬度はコーヒーを入れるのにちょうどいいとされています。しかし注意点もあるので紹介します。
- 朝一番蛇口から出る水は、一晩中水道管の中にあった水なので使用は避ける。
- 瞬間湯沸かし器のお湯は使わない。二酸化炭素がある程度ある状態の水の方が美味しい。
- 一度沸騰させてカルキ臭を軽減させる。浄水器があると便利ですね。
- ミネラル含有量に注意。コーヒーの成分であるタンニンと結合し「タンニン鉄」になります。苦みが出ますし水色が変化します。
美味しいコーヒー入れるカップ選び
コーヒーカップには種類があり、容量などが違うので飲むのに適した種類があります。エスプレッソを小さいカップで飲むのを見たことがある人も多いかと思います。
コーヒーカップのタイプ | 容量 |
レギュラーカップ | 120ml~140ml |
マグカップ | 180ml~250ml |
カフェオレボウル | 300ml~500ml |
デミタスカップ | 40ml~60ml |
コーヒーカップの素材
コーヒーカップには主に陶器や磁器、ガラスが使われています。素材によって特徴に違いがあるので比較してみましょう。
- 陶器
表面の凹凸によって保温性を高めることができる。口当たりが丸く感じる特徴があります。 - 磁器
表面がなめらかなので口の中にコーヒーが均一に広がることによて、しっかりと味と香りを楽しめます。 - ガラス
コーヒーに最も影響を与えない素材としてヨーロッパで人気がある素材です。
飲みやすくしたいなら陶器、コーヒーの味わいをしっかり楽しみたいなら磁器、飾りっ気なしのフラットな味わいを楽しみたいならガラス精を選びましょう。
コーヒーカップの厚み
コーヒーカップの厚みによって保温性に違いがあるので、温度の好みによって厚さも選ぶ必要があります。
アツアツのコーヒーが好きな人は保温性が高い「厚めのコーヒーカップ」を、ぬるめのコーヒーが好きな人や温度による味の変化を楽しみたい人は温度が下がりやすい「薄めのコーヒーカップ」を選ぶようにしてください。
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コーヒーに使用する砂糖の種類と選び方
グラニュー糖や角砂糖を使用するのが一般的ではありますが、砂糖には様々な種類がありそれぞれに特徴があります。以下の表で種類と特徴を紹介するので自分の好みを探してみましょう。
砂糖の種類 | 特徴 |
グラニュー糖 | 一般的に使用される砂糖。 すっきりした甘さが特徴。 |
角砂糖 | グラニュー糖に糖液を加えて圧縮・乾燥させた砂糖。 シンプルですがデザイン性に優れたものも。 |
ガムシロップ | 砂糖を水で煮詰めたもの。 アイスコーヒーなど冷たいものに使われる。 |
ダイエット甘味料 | ステピアなどを精製した人工甘味料。 カロリーは低いがクセがある場合も。 |
コーヒーシュガー | カラメル溶液を加えた氷砂糖の一種。 ゆっくり溶けるので変化を楽しめる。 |
基本的にホットにはグラニュー糖か角砂糖、アイスにはガムシロップが安定した味わいを楽しむことができます。
しかしダイエットをしている人は「ダイエット甘味料」を使った方がいいですし、いつもと違う味わいが楽しみたいなら「コーヒーシュガー」を選びましょう。
他にもハチミツや黒砂糖などで風味に変化を付けるのも楽しいので、入れ方だけではなくアレンジも楽しんでみてください。
コーヒーに使用するミルクの種類と選び方
基本的には小さい入れ物に入ったクリームを使うことが多いかと思いますが、コーヒーに使用されるミルクにはいくつか種類があります。
それぞれの特徴をまとめたので参考にしてみてください。
ミルクの種類 | 特徴 |
液体クリーム | 植物油を乳脂肪にしたものであっさりしている。 コーヒーの味への影響が少ない。 |
粉末クリーム | 生乳から分離したものを均質化したクリーム。 マイルドでコクを出すことができます。 |
ミルク | コーヒーとの相性が非常に良い。 味を邪魔することなくまろやかに。 |
練乳 | ベトナム式コーヒーなどに使用される。 甘みが強いのでコーヒーというよりデザートのように。 |
基本的には液体クリームを使用することをおすすめします。コーヒーの味に影響を与えづらく、ある程度マイルドにすることができるからです。まろやかな口当たりが好きな人は粉末クリームを使用しましょう。
コーヒーのアレンジを楽しむならミルクか練乳を使用しましょう。しかし練乳は甘みがかなり強いので、コーヒーの味わいを楽しみたいなら「ミルク」、デザートのようにコーヒーそのものを変化させたいなら「練乳」を使用しましょう。